FXCMジャパンのサービス終了と楽天MT4口座の誕生

FXCMのサービス終了と楽天MT4口座の誕生

2016年9月17日から、楽天FXが吸収合併したFXCMジャパン証券が提供していたTS/MT4口座を引き継ぐ形で楽天MT4口座の提供がはじまります。

今回は、FXCMから楽天MT4口座への移管で替わる点と、楽天MT4口座で提供される予定のサービス内容とその特徴を見てみましょう。

楽天MT4口座への移管内容とスケジュール

楽天MT4口座について見る前に、FXCMのMT4口座から楽天MT4口座への移管スケジュールを見ておきましょう。スケジュール自体はほぼ完了していますが、抜け・漏れがないかをおさらいしてください。

TS口座・FXCM MT4口座サービス終了に伴う 預託金ならびに建玉移管について

引用元:FX | TS口座・FXCM MT4口座の口座移管のお知らせ|楽天証券(旧FXCMジャパン証券)

預託金・建玉の移管対象条件について

今回の移管では全ての口座が無条件に移管されず、条件を満たしたMT4口座が対象です。

移管の対象となる口座とならない口座を見てみると、

  • 預託金・建玉が移管される口座…2015年8月1日以降入出金履歴があるTS口座・FXCM MT4口座、または2016年8月13日時点で残高があるTS口座・FXCM MT4口座。
  • 預託金・建玉の移管がなく、サービス終了となる口座…2015年8月1日以降入出金履歴がないTS口座・FXCM MT4口座、かつ2016年8月13日時点で残高がないTS口座・FXCM MT4口座。

となり、8月13日までに入出金の履歴か残高があれば移管対象となりますが、それ以外の場合は対象となりません。

移管に合わせて取り扱いが終了した一部通貨ペア

今回の楽天MT4口座への移管に合わせて、提供する通貨ペアの見直しがおこなわれ、以下の通貨ペアの取扱いが終了しました。

  • 米ドル/カナダドル
  • ユーロ/オーストラリアドル
  • ユーロ/カナダドル
  • オーストラリアドル/カナダドル
  • 英ポンド/オーストラリアドル
  • ユーロ/ニュージーランドドル
  • 英ポンド/ニュージーランドドル
  • 英ポンド/カナダドル
  • カナダドル/スイスフラン
  • ニュージーランドドル/カナダドル
  • 米ドル/トルコリラ
  • 米ドル/ランド
  • 米ドル/香港ドル
  • ユーロ/トルコリラ
楽天FXとMT4に対応するFXサービス

rakuten-200-200 楽天FX(楽天証券)
oanda-200-200 fx Trade ベーシックコース(オアンダジャパン)
tougaku-200-200 東岳証券FX(東岳証券)
200_200_forex-com-mt4 FOREX.com MT4(ゲインキャピタル・ジャパン)

新しくリリースされる楽天MT4口座の特徴

さて、今回FXCMのTS/MT4口座から楽天MT4口座にサービスが移管するに当たって、どのような点が特徴となるのでしょうか。楽天MT4口座の主な特徴を見てみましょう。

国内大手ネット証券初のMetaTrader4(MT4)対応口座

MT4は外国為替証拠金取引(FX)の取引ツールの1つであり、カスタマイズ性に優れていることから世界中のFXトレーダーに愛用されている取引ツールです。

その魅力として、自動売買プログラムの「Expert Advisors(EA)」を利用したシステムトレード(自動売買取引)の実現があげられます。

MT4ではEAを導入により指定したテクニカル戦略による24時間取引を実現。個人でも低コストでシステムトレードを導入することを可能にした画期的な取引ツールとして知られています。

 

しかし国内では対応しているFX口座が少ないことから、取引ツールとしてよりも豊富なテクニカル指標を活かして、チャート分析ツールとして利用されているケースがほとんど。

楽天MT4口座の登場により、大手ネット証券でもMT4対応口座の提供がはじまることは見逃せない点と言えます。

安心と信頼の国内取引サーバ環境

大手ネット証券の中ではじめてMT4を提供することになった楽天MT4口座では、取引サーバを日本国内に置くことで、他のMT4対応口座よりも安心して取引できる環境を構築・提供しています。

自動売買・バックテスト機能など、MT4のフルスペックに対応

MT4の大きな魅力として、エキスパートアドバイザー(EA)による自動売買(システムトレード)や自作したEAのバックテスト、多彩なカスタマイズへの対応がありますが、楽天MT4口座でももちろんこのEAによるシステムトレードに対応。

更に豊富なテクニカル指標が利用できるのはもちろん、アナリストやトレーダーが開発したインジケータを自在にカスタマイズできるチャート画面に表示できるので、手軽にプロのテクニカル手法を再現できます。

取引手数料無料、原則固定のスプレッドで20通貨ペアの取り扱い

国内FXサービスの提供するMT4対応口座では、取引手数料が発生することは珍しくありませんでした。

しかし、楽天MT4口座では取引手数料は無料、全通貨ペアのスプレッドは原則固定(例外あり)と、裁量取引と同等のサービス内容を提供しています。

気になるスワップポイントについても、他のFXサービスと同程度の水準を提供しているのは見逃せません。

スワップポイントが付与されるタイミングは、米国夏時間採用時:日本時間午前6時(米国冬時間採用時:日本時間午前7時)の計算時点でポジションを日を持ち越して継続(ロールオーバー)したときに、口座の残高に加減算されるかたちで計算されます。

なお、未決済ポジションに付与されたスワップポイントでも口座残高に対して加算・減算されるため、一定の金額で楽天FX口座に振り替えが可能です。

 
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おわりに

このように、裁量取引口座として見ても遜色のない内容を提供している楽天MT4口座は、取引の省力化・自動化を考えるときには有力な選択肢の一つです。

しかし、国内ではMT4は取引ツールとしてではなくチャートツールとして認識されているため、どこまで普及するかは慎重に見極める必要があると言えるでしょう。

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