VR取引アプリ「GMO-FX VRトレード」とVR取引の可能性は?

VR取引アプリ「GMO-FX VRトレード」とVR取引の可能性は?

GMOインターネットグループのGMOクリック証券株式会社は、2017年1月31日に金融機関で初めてとなるVR(バーチャルリアリティー)対応取引アプリ「GMO-FX VRトレード」をリリースしました。

注目のVRを活用した取引アプリは、FXの取引に今後どのような変化をもたらすのでしょうか。リリースされたGMO-FX VRトレードの特徴と、VR技術がFXの取引に与える影響を見てみましょう。

新技術を次々と取り入れるGMOクリック証券

インターネット専業証券会社「GMOクリック証券」は、「使いやすく、わかりやすいシステムは自分たちで生み出す」をモットーに取引システムの自社開発を進める、業界最低水準の取引手数料を誇る証券会社です。

ネット専業総合証券であるGMOクリック証券は、一つの口座で株式や外国為替証拠金取引(FX)はもちろん、取引所FX(くりっく365)や商品先物、CFDなどの様々な金融商品を取引できるのが特徴です。

GMOクリック証券の提供するFXサービス

FXネオ(GMOクリック証券) FXネオ(GMOクリック証券)

時間と空間を超えて認知を拡大する「VR技術」

バーチャルリアリティー(Virtual Reality = VR)とは、機能面では実物と同様の機能を発揮する環境を、五感を含む感覚を刺激して再現する技術とその体系であり、時間と空間を超えて特定の環境を再現することができることから人類の認知を拡張することが期待されている技術です。

再現された仮想空間に対して、コンピューターがさらに情報を付加したり提示する技術は「拡張現実(Augmented Reality = AR)」と呼ばれます。2016年夏に話題を集めたスマートフォンゲームの「ポケモンGo」は、AR技術を活用したゲームの一つです。

VR技術を活用したGMO FXの取引ツール「GMO FX VRトレード」とは

GMOクリック証券から今回リリースされた「GMO FX VRトレード」は、話題のVR技術を活用した取引ツールであり、GMO FX VRトレードの特徴を見てみましょう。

目線で操作、目線で注文できる新時代の取引体験

「仮想技術」とも呼ばれるVR技術の特長を最大限に生かすため、GMO FX VRトレードではVRゴーグルを着用することで専用の取引部屋(ディーリングルーム)を展開できるのが特徴。仮想ディーリングルームでは、様々なチャートや取引画面を展開。各画面の操作を目線でおこなう機能を実現しています。

目線を合わせるだけで画面操作や注文を出すことができるこれまでにない取引体験は、体験する価値のある取引と言えます。

親切、丁寧なチュートリアルで安心

言葉としては聞いたことがあっても、実際に利用した経験がある人が少ないのがVR技術です。GMO FX VRトレードでは、チュートリアルをおこなうナビゲーションキャラクターを配置することで、実際に取引をしながらVR環境での取引を体験できる親切設計。

チュートリアルを達成すれば、VR環境での取引を簡単に体験できるのは魅力の一つです。

口座未開設でも動画で簡単取引体験!

実際の取引をはじめるためにはGMOクリック証券のFXサービス「FXネオ」の口座開設が必要となりますが、FXネオに口座開設をしていないトレーダーのためにデモ動画を作成・公開中です。

これを見れば、FXネオに口座開設をしなくてもVR環境での取引がどのようなものかが一目でわかるようになっているのも見逃せません。

VR環境での取引は次世代取引の標準になるか?

このように新技術にいち早く乗るGMOクリック証券がVR環境での取引ツールをリリースしましたが、VR環境での取引が普及するかは疑問の残るところです。

短期取引が主流となるFXでは、表示や注文のわずかな遅れが取引結果に大きく影響することは珍しくありません。VR環境の表示性能はパソコンやスマートフォンの性能に大きく左右されるため、トレーダーによってVR環境での取引がどれだけ実用的かは大きく異なることが考えられます。

また、リリースされるGMO FX VRトレードの内容を見てみると、目新しい機能としては目線での操作・注文だけであり、その他の部分はパソコンやスマートフォン上の取引ツールとあまり変わらないなど、VR環境独自の魅力に乏しいのが実情です。

今後のVR機材の普及や、VR環境独自の機能の開発・発展などがあればVR環境での取引が一般化する可能性もありますが、GMO FX VRトレードの内容を見る限りでは、その可能性はあまり期待できそうにありません。

おわりに

GMO FX VRトレードのリリースにより、VR環境での取引というFXの新しい取引方法がはじまりましたが、その先行きは現時点ではあまり明るいものとは言えません。

VR環境での取引が次の取引の標準となるためには、VR環境の普及や、VR環境でしかできない、新しい機能の開発などが期待されますが、今回のGMO FX VRトレードは普及や開発促進のきっかけになるのか、要注目と言えます。

参考サイト

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