「有力FX企業16社に見るデータランキング-2016年4月」に見るFXの動向

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株式会社矢野経済研究所により毎月月末に集計・発表されている「有力FX企業16社に見るデータランキング-2016年4月」が5月末に公開されました。

今回はこの調査結果から引用してFXサービスを比較するとともに、5月の外国為替市場の状況と、取引への影響について振りかえってみましょう。

 

2016年4月の調査結果の概要

はじめに、今回の調査結果の概要を見てみましょう。ここで掲載した内容についてはあくまでも概略です。

より詳しい内容については、矢野経済研究所が公開している「有力FX企業16社に見るデータランキング-2016年4月」を確認してください。

 

預かり残高

  • 企業単体集計の2016年4月の預かり残高第1位はGMOクリック証券、第2位は外為どっとコム
  • 企業グループを加味した集計では、第1位はSBIグループ※※、第2位は GMOグループ※※

口座数

  • 企業単体集計の2016年4月の口座数の第1位はDMM.com証券、第2位はGMOクリック証券
  • 企業グループを加味した集計では、第1位はSBIグループ※※、第2位はGMOグループ※※

取引高

  • 2016年4月の取引高の第1位はGMOクリック証券、第2位はDMM.com証券

※集計対象は、預かり残高15社、口座数16社、取引高12社、いずれも無回答を除く。

※※SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライム by GMOの店頭取引の合算値。

出典:「有力FX企業16社に見るデータランキング-2016年4月」

 

調査結果の詳細と分析

2016年4月期のFXサービスの上位陣を把握したところで、FXサービスの預かり残高と口座数、取引高について、前月のデータと比較しながらより詳しい内容について見てみましょう。

 

預かり残高

FXサービス全体の預かり残高は前月比で0.92%減の8,489億円であり、調査対象となったFXサービス15社のうち9社で預かり残高が減少する結果となりました。

預かり残高が減少したFXサービス9社のうち、特に減少幅が大きかったのがSBIグループで10億5千万円、これにマネースクウェア・ジャパンの2億2千万円、マネーパートナーズの3千5百万円と続きます。

これに対して預かり残高の伸び率が大きく増えたのがヒロセ通商(4.31%)とセントラル短資FX(3.54%)です。しかし金額ベースで見ると、セントラル短資FX(2億2千万円)とヒロセ通商(1億3千万円)とSBIグループの減少幅には及ばず、SBIグループの強さがうかがえます。

 

口座数

微減傾向を示した預かり残高とは異なり、口座数は全体として堅調な増加傾向を維持していますが、単独で5桁の口座開設数を記録したFXサービスはなく、全体の伸び率も0.67%増加と頭打ちの傾向が続いています。

口座数で注目したいのが、前月に続いて比較的高い伸び率を維持しているのが、ヒロセ通商(0.81%)です。

口座開設数そのものでは調査対象16社のうち9位と比較的下位に甘んじていますが、増加率は比較的堅調であり、直近のマネックス証券の口座数を着々と追いあげています。

 

取引高

最後に、取引高について見てみましょう。

4月の為替レートは月初めから月半ばにかけて1ドル = 112円台から108円台に下落したあとに中旬から20日にかけて112円台を回復しましたが、ゴールデンウィークにかかった最終週で106円台まで下落するなど、比較的安定していた前月とは異なり全体として値動きが荒い相場模様となりました。

このように外国為替市場は比較的値動きが激しかったものの、値動きの激しさが取引高には反映されず、前月比0.06%増加と横ばいの内容となっています。

 

しかしFXサービスごとの取引高を見てみると、マネックス証券(9.2%増)とマネーパートナーズ(6.06%増)、ヒロセ通商(4.63%増)と、特定のFXサービスに限って取引高の伸び率が大きくなっています。

逆に1月と2月に極めて高い伸び率を記録していたFXプライム by GMOは減少傾向が続き、集計対象のFXサービスの中でももっとも大きい減少率(6.5%減)を記録しています。

ただ、FXプライム by GMOの過去の取引高をさかのぼってみると1月、2月は取引高が非常に大きくなる傾向があり、例年通りの動きをしていると考えられます。

 
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おわりに

比較的荒れ模様だった相場模様とは異なり、4月のFXの取引環境は比較的落ちついた傾向が続いていたと言えますが、今後の動向に引き続き注目したいFXサービスもいくつか見受けられます。

その動向には今後とも注視するようにしましょう。

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