「有力FX企業16社に見るデータランキング-2016年2月」に見るFXの動向

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株式会社矢野経済研究所により毎月月末に集計・発表されている「有力FX企業16社に見るデータランキング-2016年2月」が4月初旬に公開されました。

今回はこの調査結果から引用してFXサービスを比較するとともに、2月の外国為替市場の状況と取引への影響について振り返ってみましょう。

 

今回の調査結果の概要

はじめに、今回の調査結果の概要を見てみましょう。

ここで掲載した内容についてはあくまでも概略であり、より詳しい内容については矢野経済研究所で公開されている「有力FX企業16社の月間データランキング -2016年2月-」をご確認ください。

 
  • 企業単体集計の2016年2月の預かり残高第1位はGMOクリック証券、第2位は外為どっとコム
  • 企業グループを加味した集計では、第1位はSBIグループ※※、第2位はGMOグループ※※

2016年2月末の有力FX企業15社※の預かり残高の合計は、8,415億円であった。2 月は前月比403億円減(4.57%減)となった。本調査対象企業15社中2社で預かり残高が増加した。

  • 企業単体集計の 2016年2月の口座数の第1位はDMM.com証券、第2位はGMOクリック証券
  • 企業グループを加味した集計では、第1位は SBIグループ※※、第2位はGMOグループ※※

2016年2月末の有力FX企業16社※の口座数の合計は、388 万口座であった。2月は前月比3.29万口座増(0.85%増)となった。本調査対象企業16社中15社(その他企業1社含む)で口座数が増加した。

  • 2016年2月の取引高の第1位はGMOクリック証券、第2位はDMM.com証券

2016年2月の月間取引高は、有力FX企業12社※の合計で402兆円(百万通貨は1億円として換算)であった。2月は前月比53.8兆円増(15.46%増)であった。本調査対象企業12社中9社(その他企業1社含む)で取引高が増加した。

なお、2016年1月に続き、米ドル/円以外の通貨でも上下動の激しい値動きが続き、急激な円高によって預かり残高は減少、取引高は大幅に増加する企業が多かった。

 

※集計対象は、預かり残高15社、口座数16社、取引高12社、いずれも無回答を除く。

※※SBIグループは SBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード 3 社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FX プライム by GMOの店頭取引の合算値。

出典:有力 FX 企業 16 社の月間データランキング - 2016年2月 -

調査結果の概要と分析

2016年2月期のFXサービスの上位陣を把握したところで、各FXサービスの預かり残高と口座数、取引高について、前月のデータと比較して詳しい内容について見てみましょう。

 

預かり残高

全体の預かり残高は前月比約4.6%減の8,415億円であり、ほとんどのFXサービスでも大きく預かり残高は減らしていますが、FXプライム by GMOのみ増加(前月比約0.85%増)を維持しています。

 

口座数

預かり残高の減少とは裏腹に、全体の口座数は順調に右肩上がり(前月比約0.85%増)を維持しています。特に注目したいのが、前月に続いて比較的高い伸び率を維持しているワイジェイFX(前月比約0.84%増)とマネースクウェア・ジャパン(前月比約0.78%増)です。

 

取引高

全体の取引高は2016年1月の取引高約348兆円に対して、2016年2月の取引高は約402兆円と前月比約15%増を記録しました。

 

個別のFXサービスでもっとも高い伸び率を示したのはFXプライム by GMO(前月比約34%増)とGMOクリック証券(前月比約23%増)、ヒロセ通商(前月比約18%増)と続き、2016年1月に続いてFXプライム by GMOが高い伸び率を記録しています。

2ヶ月続けて高い伸び率を維持したことにより、取引高で直前につけている外為どっとコムの約半分の取引高にまで急成長を果たしているため、このままの成長を維持できれば、取引高で外為どっとコムを抜きさる日も近いかもしれません。

 
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おわりに

全体の傾向として2016年1月に続き、外国為替市場の動向に影響されて、預かり残高は微減、取引高は大幅増の傾向が続いていますが、世界経済全体で減速傾向が鮮明になりつつあるため、取引高の増加傾向はしばらく続くことが考えられます。

取引をはじめるときには、普段以上に値動きの激しい外国為替市場の動向に振りまわされないように、リスク管理と資金管理に注意した取引をおこなうように気をつけましょう。

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