「FXネオ」トルコリラ/円のスプレッドを大幅引き下げ

「FXネオ」トルコリラ/円のスプレッドを大幅引き下げ

GMOクリック証券株式会社は、2018年7月2日(月)午前7時の取引から、提供するFXサービス「FXネオ」の取り扱い通貨ペアのうち、トルコリラ/円(TRY/JPY)のスプレッドの大幅引き下げを発表しました。

今回の見直しの内容と、取引への影響について見てみましょう。

1.0銭の大幅引き下げとなったスプレッド縮小の概要

【変更内容】

通貨ペア 変更前 変更後
トルコリラ/円 2.9銭 1.9銭

※上記スプレッドは原則固定で提供されます。

※スプレッドは相場急変時、指標発表時などに拡大することがあります。

【変更日時】

2018年7月2日(月)午前7時の取引分より

スプレッド縮小による取引へのメリットは

取引のリターンを改善するためには、コストを縮小することが確実と言われています。今回の大幅な引き下げにより、リターンの改善が期待できます。

トルコリラは高水準で維持されている政策金利を背景とする高いスワップポイントが魅力の通貨であり、スイングトレードやポジショントレードの対象となることが珍しくありませんが、売買コストであるスプレッドの大幅な縮小は、無視できないメリットと言えます。

GMOクリック証券のFXサービス「FXネオ」

FXネオ(GMOクリック証券) FXネオ(GMOクリック証券)

中東の大国トルコの通貨「トルコリラ」の特徴とは

安定成長が期待される新興国の1つに数えられるトルコ

アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる地域大国であるトルコは、地理的特性と若年人口が多いことによる今後の経済成長が期待できる新興国の1つに数えられます。

直近の経済状況を見てみると、2012年(平成24年)に過熱気味だった経済を引き締める政策により一時的に減速したものの、その後は4年連続で内需拡大と隣接するヨーロッパ圏の景気回復による外需の増加により、安定成長を続けています。

成長期待は大きいものの、さまざまなリスクをはらむトルコ経済

エルドアン大統領の強力な統率に基づく安定した政権運営や欧州諸国と比較しても良好な財政水準、若い豊富な労働力といった強みを有する一方、産業の高度化や経常赤字解消のためのエネルギー資源の海外依存率の低下、貯蓄率の改善といった弱点も抱えています。

また、2016年(平成28年)7月には一部官僚と軍によるクーデター未遂事件が発生するなど、エルドアン政権の長期化による権力の集中に対して反発する動きも強まっていることも政治的リスクとして考えられます。

「フラジャイル・ファイブ」に含まれる通貨トルコリラ

フラジャイル・ファイブは、米国の連邦準備理事会(FRB)の量的緩和(QE)縮小・終了により、外国為替市場での取引価格の下落が心配される5つの新興国通貨の総称です。トルコリラのほかには、ブラジルレアルとインドルピー、インドネシアルピア、南アフリカランドが含まれ、2013年(平成25年)にバーナンキFRB議長の発言をきっかけに暴落したことで、世界経済の混乱要因の1つとして認識されました。

フラジャイル・ファイブに共通する問題点として、急速な経済成長による高いインフレ率が続く一方、経常赤字で成長資金を国外に頼るもろいマクロ経済構造や、政治的に不安定であることなどから、国外の成長資金が流出しやすいという点があげられます。

エルドアン政権による穏健なイスラム政治が続くトルコはフラジャイル・ファイブの中では比較的リスクが小さいと見られています。しかし、全体として見るとやはり長期下落傾向が続いていて、2018年7月時点では1トルコリラ = 23円前後と史上最安水準での取引で推移しています。

GMOクリック証券のFXサービス「FXネオ」

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おわりに

人気の高まりに合わせてトルコリラとの通貨ペアを取りあつかうFXサービスは増加していますが、スプレッドや流動性(リクイディティ)といった取引の利便性で見るとメジャーカレンシーにはないリスクがあります。

そのメリット・デメリットを理解した上で、余裕を持って取引をすることがリスクを抑えるためにも欠かせないと言えそうです。

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