取引の省力化・自動化に役立つ?FXの「リピート注文」とは

取引の省力化・自動化に役立つFXの「リピート注文」とは?

FXの取引を自動化・省力化する自動売買(システムトレード)には、エキスパートアドバイザー(EA)を利用する「MetaTrader(メタトレーダー)」や「ストラテジー」を導入する「MirrorTrader(ミラートレーダー)」が代表的です。

しかし、これらを取引に取り入れるためには、専用口座の開設やある程度の知識が求められるなど、導入のハードルは低いとは言えません。そこで注目を集めているのが、国内FXサービスが提供する「リピート注文」と呼ばれる注文機能です。

FXサービスによって微妙に内容が異なるリピート注文には、どのような特徴があるのでしょうか。今回は、その機能やその違いを見てみましょう。

レンジ相場に強みを発揮する「リピート注文」

リピート注文はレンジ相場で注文と利益確定を繰りかえす

リピート注文は一定の値幅で上下する為替相場(レンジ相場)に強みを発揮する注文方法であり、事前に指定した為替レートの間でイフダン(IFD)注文を繰りかえし発注するのが特徴です。

リピート注文はメタトレーダーやミラートレーダーのように複雑な条件設定はできませんが、既存の注文方法を活用した自動化・省力化に役立つ注文方法と言えます。

取引の省力化・自動化に貢献するリピート注文

事前に一定の為替レートの範囲で繰りかえして注文する設定をするリピート注文は、トレンドを読む必要や詳しい分析をする必要がなく、大まかな雰囲気を掴むだけで注文ができます。

また、注文の有効期限が設定されていないので、取引期間の自由度が高く、少ない資金でも取引をはじめることができるのも魅力です。

リピート注文のメリット・デメリット

リピート注文のメリット:レンジ相場に強み

リピート注文は一定の為替レートの間で繰り返しIFD注文を発注する注文方法であり、一定の為替レートの間で値動きをする「レンジ相場」に強みを発揮する特徴があります。

世界の3大外国為替市場の1つに数えられる東京外国為替市場ですが、ロンドン外国為替市場やニューヨーク外国為替市場と比べてレンジ相場になりやすく、リピート注文に向いている外国為替市場と言われています。

リピート注文のメリット:取引の省力化・自動化に役立つ

リピート注文は事前に設定した条件にしたがって注文を発注するという特徴から、取引の省力化・自動化に役立つ注文方法として知られています。また、同時に複数の注文やポジションを管理できるため、リスク管理にも効果的な注文方法として期待されています。

リピート注文のデメリット:トレンドが強いと不利

レンジ相場に強いリピート注文ですが、為替レートのトレンドがレンジ相場を抜けて一定のトレンドに動くと、保有しているポジションの決済注文が成立しなくなるリスクがあります。

レンジ相場を抜けるトレンドの転換点は「クロス」と呼ばれ、。上昇傾向のトレンドは「ゴールデンクロス」、反対に下降傾向のトレンドは「デッドクロス」と呼ばれます。

リピート注文のデメリット:設定次第では含み損のリスク

リピート注文は1つの設定で複数のポジションを持つ注文方法です。そのため、新規注文と決済注文の値幅が大きいなど、決済注文が成立しにくい注文を設定すると、ポジションが決済できないまま持ちつづけることになり、含み損を抱えるリスクが大きくなります。

FXサービスが提供するリピート注文とその特徴

トラップリピートイフダン(トラリピ)

「トラップリピートイフダン(トラリピ)」は、IFD注文に注文をくり返す「リピート」と(機能)と一度にまとめて発注する「トラップ」を組み合わせたリピート注文の先駆けです。

設定にしたがって発注と利益確定を繰り返すだけではなく、相場が思惑と逆の方向にいったときの損失を限定するためのストップロスも同時に発注できるので、リスク管理にも効果的です。

トラップリピートイフダン(トラリピ)を提供するFXサービス

M2JFX(マネースクウェア・ジャパン) トラリピ(マネースクウェア・ジャパン)

ループイフダン

一定の値幅ごとに自動で注文を繰り返し、利益が出たポジションを決済するのがループイフダンです。通貨ペアと売り・買い、ループ幅の3つの条件で構成されているお好みのものを選ぶだけで、その後は自動で売買を繰りかえします。組み合わせの内容により、注文内容を幅広く選べるのも見逃せないポイントです。

ループイフダンを提供するFXサービス

アイネットFX(アイネット証券) アイネットFX(アイネット証券)

オートパイロット注文

オートパイロット(AP)注文は、条件を設定するだけで注文を繰り返す注文方法ですが、セーフティ設定と組み合わせることで自動売買と自動停止を実現しているのが特徴です。複数の組み合わせを設定することで、安定した取引を期待できる注文方法として知られています。

オートパイロット(AP)注文を提供するFXサービス

トライオートFX(インヴァスト証券)アイキャッチ トライオートFX(インヴァスト証券)

iサイクル注文

iサイクル注文はリピート注文を基本として、為替レートの値動きに追従しながら、自動で取引を続ける注文方法です。

シミュレーションで高い利益を獲得した注文内容をランキング形式でリストアップする「ランキング方式」とシミュレーションの結果をもとに、iサイクル注文®によるさまざまな投資戦略をサポートする「マトリクス方式」、売り・買いと値動き、対象資産を設定するだけの「ボラティリティ方式」の3つの方式から選べるので、手軽にはじめられるのも見逃せません。

iサイクル注文を提供するFXサービス

外為オンラインFX(外為オンライン) 外為オンラインFX(外為オンライン)
ライブスターFX(ライブスター証券) ライブスターFX(ライブスター証券)

トラッキングトレード

トラッキングトレードは、リピート型の注文手法を基本戦略として、「注文を仕掛けて待つ」のではなく、今まさに「値動きが発生している価格範囲に注文を連続して仕掛ける」ことで、どちらへ動いても連鎖的に注文を発注するのが特徴です。

これにより、リピート注文の基本戦略を守りながら、取引チャンスの最大化を図ります。

トラッキングトレードを提供するFXサービス

FXブロードネット(FXブロードネット) トラッキングトレード(FXブロードネット)

連続予約注文

連続予約注文は想定レンジ幅を決めた「ノコギリ型」や買いと売りを交互に発注する「ヤマギリ型」による注文をはじめ、評価損が膨らみ続ける前に自動決済する「損失ライン」の設定など、余裕を持ったリスク管理が魅力のリピート注文です。

連続予約注文を提供するFXサービス

パートナーズFX(マネーパートナーズ) 連続予約注文(マネーパートナーズ)

リピートトレール注文

リピートトレール注文とは、新規リアルタイム注文と決済トレール注文を組み合わせた注文方法です。決済トレール注文が約定したときに注文時に指定した注文有効期限内なら、逆の売買区分(ドテン)による新規リアルタイム注文と決済トレール注文を繰りかえします。

リピートトレール注文を提供するFXサービス

外貨ex(YJFX)アイキャッチ リピートトレール注文(YJFX!)

おわりに

事前の条件指定だけでIFD注文を繰り返すリピート注文は、使いこなせれば大変便利な注文方法であり、取引の省力化・自動化をはじめとするメリットが期待できることから、少なくないFXサービスがさまざまな特徴のリピート注文を提供しています。

それぞれの特徴とその違いを把握した上で、より取引スタイルに合致したリピート注文を選ぶことで、より安定した取引を実現する近道になるかもしれません。

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