リアルタイムの為替レートで注文する「ストリーミング注文」

 

FXの取引中に気になるポイントはいくつかありますが、その中でも成行注文で注文したときの注文時と約提示の為替レートのかい離(スリッページ)の大きさは、気になるポイントの1つです。

成行注文は取引数量(アマウント)と売買の方向だけを指定して発注する注文方法であるため、仕組み上どうしても発生してしまうスリッページであり、週明けや大きなイベント発生時には無視できないスリッページが発生します。

そんなときに活用したい注文方法が、今回取り上げる「ストリーミング注文」です。今回はストリーミング注文の仕組みと使いかたを見てみましょう。

 

ストリーミング注文の概要

 

ストリーミング注文とは成行注文の一種で、リアルタイムで提示される為替レートを参照して、任意のタイミングで発注する注文方法であり、FX業者によってはストリーミング注文を成行注文の発注画面に組み込むほど成行注文と違いの少ない注文方法です。

しかしストリーミング注文は許容できるスリッページ幅を事前に指定し、リアルタイムの為替レートを確認しながら取引する注文方法であるため、成行注文とは異なり大きなスリッページが発生しているときには、発注した注文そのものが成立しません。

 

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ストリーミング注文の取引手順

 

ストリーミング注文はスリッページ幅を指定する以外は成行注文と大きく変わらない注文方法です。そのためFX業者によっては、取引ツールの成行注文の中にストリーミング注文も組み込まれている場合があり、別個の発注画面がある場合でも成行注文との違いは許容するスリッページ幅を事前に指定する程度です。

事前にスリッページ幅を指定すれば、後は成行注文と同じように適当なタイミングで注文を発注して、指定したスリッページ幅であればそのまま注文が成立します。事前に指定したスリッページ幅に収まっていなければ注文が成立しなかった旨が表示されて、再度の注文発注となります。

 

ストリーミング注文のメリットとデメリット

 

ストリーミング注文のメリットは、スリッページ幅を事前に指定して、リアルタイムの為替レートを見ながら注文を発注するため、成行注文とは異なり、想定する為替レートとかけ離れた為替レートで注文が成立しないことがあげられます。

逆にデメリットとしては、トレンドの急変などで一刻も早く決済しなければならないときにストリーミング注文を使うと、為替レートの値動きに注文の発注が追いつかず、決済注文自体を失敗する可能性があることがあげられます。

損切り注文を行うときには、ストップロス注文を出した上でストリーミング注文を使うか、そもそも使わないで成行注文で決済するほうがよいでしょう。

 

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おわりに

ストリーミング注文は上手く使いこなせれば想定外の為替レートで注文が発注・成立してしまう可能性を少なくしたり、取引にかかるコストを少なくできる注文方法ですが、使いどきを間違えると、取引そのものが成立しない可能性がある注文方法です。

決済注文のときには利用しないほうが賢明な注文方法と言えるでしょう。

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