利益確定・損切りに有効!FXの「逆指値注文」を徹底解説

利益確定・損切りに有効!FXの「逆指値注文」を徹底解説

FXの取引方法の中でも、「その時点の為替レートで取引する」成行注文や「指定した為替レートで取引する」指値注文と並んで重要な注文方法の1つが、「逆指値注文」です。

指値注文と同じように取引する為替レートを指定する注文方法である逆指値注文ですが、その使いかたは指値注文とはまったく異なります。今回は、ロスカットなど様々な場面で活躍する「逆指値注文」を見てみましょう。

指値・逆指値の違いとは?

そもそも逆指値注文の「逆指値」とは、どのような意味でしょうか。

指値と逆指値の関係を見てみると、

  • 現在のレートより高い買い注文…逆指値
  • 現在のレートより安い買い注文…指値
  • 現在のレートより高い売り注文…指値
  • 現在のレートより安い売り注文…逆指値

となり、自分に有利な注文を入れる指値に対して、基本的に逆指値は自分に不利な注文を入れることになります。

一見するとメリットがないように思える逆指値ですが、損失を局限したり、一定の利益を確保するときに有効であることなどが知られています。

不利なレートで注文を出す?「逆指値注文」

「逆指値注文」はこのような逆指値の特徴を活用する注文方法であり、注文時点より「価格が上がったら買う」「価格が下がったら売る」注文方法です。

短期的にはトレーダーにとって不利な価格で指値を置く逆指値注文は、その性格から損切り注文によく用いられる注文方法であり、「ストップ注文」あるいは「ストップ・オーダー」と呼ばれることもあります。

指値注文と変わらない?逆指値注文の注文の流れ

逆指値注文の注文の流れは指値注文と変わらず、取引する通貨ペアと数量を決め、注文する為替レートを指定するだけ。あとは指定した為替レートになれば、自動で注文が発注・成立します。

逆指値注文が有効な3つの場面

成行注文や指値注文と異なり、逆指値注文はごく限られた場面で有効な注文方法と言えます。逆指値注文が有効な3つの場面を見てみましょう。

外国為替市場の動向(トレンド)に乗る

為替レートは様々な思惑によりリアルタイムで上下動をしていますが、ひとたび動向(トレンド)が決まるとしばらくの間そのトレンドが続く傾向があります。

これから取引に参加するときには、トレンドを見極めて取引に参加する必要がありますが、逆指値注文は新たに取引に参加するときに有効な注文方法です。

事前に逆指値注文を出しておくことで、トレンドの上昇・下降を捕まえて取引に加われるのが逆指値注文のメリットの1つです。

損失をあらかじめ限定する

事前にどれだけ相場分析を重ねても、様々な要因によりトレンドが入れ替わることは珍しくなく、FXで安定した取引を続けるためには損失をできるだけ小さくする努力が欠かせません。

損失を限定する手段はいくつかありますが、もっとも簡単・確実な方法が逆指値注文を活用することであり、相場分析が外れても損失を抑える効果を期待できます。

このような特徴があることから、逆指値注文はポジションを保有しているときの損失を限定する方法としても有効な注文方法であり、「ストップロス注文」と呼ばれることもあります。

利益を確定する

損失を限定するメリットが強調される逆指値注文ですが、実は利益確定のためにも有効な注文方法でもあります。

相場分析の通りに為替レートが動くと利益確定が必要ですが、1回の取引で大きな利益を狙うとなると値幅を大きく取る必要があります。

トレンドの入れ替わりが激しい外国為替市場では、1回の取引で数十銭から数円単位の値幅を取ることは極めてリスクが大きくなるため、それより小さい値幅で利益確定することが欠かせません。

逆指値注文はこのように「現在のトレンドが続くことを期待してポジションを持ち続けるけど、一定の利益は確保したい」ときに有効な注文方法と言えます。

安定した取引に欠かせない「売買ルール」と逆指値注文

ここまで逆指値注文の仕組みと役立つ場面を見てきましたが、逆指値注文を有効に使うためには大前提となるのが「売買ルール」の確立です。

売取引の大まかな指針となる売買ルールを決めずに取引に参加することは、極めて危険な取引であり、特にFXをはじめたばかりの人であれば売買ルールを立てることは安定した取引のためには欠かせません。

逆指値注文は売買ルールを守るために有効な注文方法の1つであり、大まかな方針を決めた上で、ストップロス注文や一定の利益を得るために利用するのが一般的です。

おわりに

「その時点の為替レートで取引する」成行注文や「為替レートを指定して取引する」指値注文と並び、「注文時点のトレンドとは反対の指値注文」である逆指値注文は、全ての注文方法の基本となる注文方法です。

成行注文と指値注文、逆指値注文の特徴と違いを知って使い分けることが安定した取引のためには欠かせないと言えるでしょう。

このコラムに関連する記事

チェックリスト: 0 件
開く
全クリア
TOP