保有から決済まで指定する「IFO注文」とメリット・デメリット

保有から決済まで指定する「IFO注文」とメリット・デメリット

事前に注文内容を指定できるさまざまな注文方法があるのがFXの魅力ですが、その中でも新規注文から決済注文まで、取引の流れを事前に指定できるのが「IFO注文」です。

今回は、取引の省力化・自動化には欠かせないIFO注文の仕組みとメリット・デメリットを見てみましょう。

新規注文から決済注文まで取引を指定できる「IFO注文」

3つの注文と2つの決済注文を一度に出す

「IFO注文」は、一方の注文が成立したらもう一方の注文が出されるIFD注文と、一度に2つの注文を出すことで場合分けに効果的なOCO注文を組み合わせた注文方法です。

IFO注文はIFD注文とOCO注文の組み合わせにより、「新規ポジションの確保」と「利益確定の指値(リミット)」、「損切りの逆指値(ストップ)」をまとめて発注できる注文方法となっています。

決済注文では利益確定・損切りの両方に対応

IFO注文では新規注文とそれに対する決済注文を一緒に発注できるだけではなく、決済注文では利益確定と損切りのための2つの注文を入れることができます。

このように、注文の一連の流れを事前に全て指定できるだけでなく、利益確定・損切りの場合分けにも対応しているIFO注文は、取引の自動化に大きく貢献する注文方法です。

IFO注文の具体例

IFD注文の機能を活用する新規注文

新規注文はIFO注文のうち、IFD注文の機能を活用して注文を出します。円高トレンドで、一定の為替レートになった時点で買いの指値注文の設定をします。

OCO注文の機能を生かした決済注文

ポジションを持ったあとの決済注文ではIFO注文のOCO注文の部分を活用します。トレンドがどちらに振れても決済注文ができるOCO注文は、利益確定・損切りのどちらにも有効です。

IFO注文のメリット

新規注文から決済注文まで全て事前に指定できる

IFO注文は、ポジションを持つ新規注文かた利益確定・損切りとなる決済注文まで、一度の注文で指定できる注文方法です。

取引の内容を全て事前に指定できるので、相場をチェックする時間がない人や、トレードの方針を変更しがちな人に最適な注文方法と言えます。

安定した取引を実現する「システムトレード」に効果的

FXで安定した取引を実現するためには、事前に取引ルールを定めた上で、その内容に従って機械的に取引をする「システムトレード」が有効です。しかし、自分で注文を出しているとついつい取引ルールを破りがちです。その点IFO注文では事前に注文内容を指定するので、システムトレードを実現しやすいというメリットがあります。

IFO注文のデメリット

相場分析の正確さが求めされる

ポジションを持つ決済注文から利益確定・損切りをする決済注文まで事前に取引内容を指定するIFO注文では、為替レートが指定した条件にならないと取引が成立しません。

IFO注文を成立させるためには、精度の高い相場分析を決済注文が完了するようにする必要があります。

注文の設定が複雑になる

一度に2つの注文と3つの決済注文を出すIFO注文は、IFD注文やOCO注文などの条件指定をする注文方法と比べても、注文内容が複雑になります。

FX業者も取引ツールの改良を進めることでIFO注文は利用しやすくなっていますが、精度の高い相場分析と合わせて、使いこなすのは簡単ではありません。

おわりに

新規注文から決済注文まで、取引の一連の流れを事前に指定するIFO注文は取引の省力化・自動化にもっとも効果的な注文方法です。その反面、事前に全ての取引内容を指定することから精度の高い相場分析が求められるなど、FXトレーダーにも高い能力が求められます。

相場分析や取引ツールを使いこなして、魅力的なIFO注文を使いこなせるFXトレーダーになることは、安定した取引の実現に役立つことでしょう。

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