取引を事前に指定するFXの「IFO(アイエフオー)注文」とは

取引内容を予約するFXの「IFO(アイエフオー)注文」とは

レバレッジをかけた取引により少ない資金でも大きな利益を期待できるのがFXの特徴ですが、その値動きの激しさから安定した取引が難しいという欠点があります。

安定した取引のためには「自動売買(システムトレード)」などの手段がありますが、その導入は簡単なことではありません。

そこで注目したいのが、取引内容を予約しておく「IFDone OCO(IFO = アイエフオー)注文」です。今回は、IFO注文の仕組みとその特徴、実際に取引に導入するときの注意点などを見てみましょう。

予約注文で取引を自動化する「IFO(アイエフオー)注文」

「IFO(アイエフオー)注文」は、新規注文と決済注文を同時に発注する「IFD(イフダン)注文」と、場合分けに使う「OCO(オーシーオー)注文」を組み合わせた注文方法です。

IFD注文では決済注文は1つしか発注できませんが、OCOは1度に2つの決済注文が出せるため、この両者を組み合わせることで新規注文と同時に利益確定・損切りも同時に出せるのが特徴の予約注文です。

IFO注文を活用することで、新規注文と対応する決済注文を同時に注文できるのはもちろん、決済注文では利益確定・損切りのための2つの注文を出すことができます。

このように新規注文から決済注文までの取引の全行程を全て事前に指定できるだけでなく、決済では利益確定・損切りのどちらにも対応しているIFO注文は、値動きを監視するヒマのないトレーダーにとって極めて役立つ注文方法と言えます。

IFO注文を取り入れるときの注意点とは

このように取引の省力化・自動化に役立つIFO注文ですが、実際の取引に取り入れるときにはいくつか気をつける点があります。その注意点を見てみましょう。

トリガーとなる新規注文が成立しないと取引がはじまらない

IFO注文はトリガーとなるIFD注文が成立しないと、取引がはじまりません。指値・逆指値注文となるIFD注文は、注文時点の為替レートから離れすぎたところに値を置くといつまで経っても取引がはじまらないことになります。

IFD注文やIFO注文を利用して注文を出すときには、注文時点の為替レートからあまり離れたところに値を置かないことが取引を成立させるためのポイントです。

決済注文のOCO注文が成立しないとロスカット対象になる

新規注文としてIFD注文を利用するIFO注文は、決済注文としてOCO注文を利用しています。OCO注文もIFD注文と同様、指値・逆指値注文で取引する為替レートを指定する注文方法です。

取引をはじめた為替レートから離れたところに値を置くと、取引が成立しないだけではなく、トレンドが反転したときにポジションがロスカットの対象になる可能性もあります。

指値・逆指値注文で注文を出すときには、注文時点の為替レートから離れた為替レートに値を置くことは取引が成立しないリスクが大きくなります。

他の予約注文と比べて手順が複雑になる

IFD注文とOCO注文を組みあわせる注文方法であるIFO注文は、IFD注文とOCO注文のそれぞれの条件を注文時に指定する必要があります。

IFO注文では取引ツールで指定する条件が他の予約注文と比べても増えるだけではなく、新規注文・決済注文の両方にまたがる相場分析が必要になるなど、事前の準備の手間も小さいものではありません。

取引の省力化・自動化に役立つIFO注文ですが、そのための手間はむしろ大きくなることが考えられます。

FXサービスによっては対応していない

2つの予約注文を組みあわせる注文方法であるIFO注文は、システムトレードに特化しているFXサービスなど、予約注文に対応していないFXサービスで利用できないことがあります。

更なる省力化・自動化の「自動売買(システムトレード)」

取引の省力化・自動化に役立つIFO注文ですが、注文時に取引の全ての条件を事前に指定する必要があるなど、更なる改善の余地があります。

条件指定も省くための注文方法の1つとして知っておきたいのが、取引する条件(ストラテジー)を選ぶだけで良い「自動売買(システムトレード)」です。

システムトレードは専用ソフトを導入して、無数のストラテジーからトレーダー自身の取引戦略と合致するものを選び、取引をストラテジーに任せる注文方法です。

ストラテジーは世界の第一線で活躍するプロのFXトレーダーの取引や、最先端の金融理論を反映したものなど、その種類は実に様々。

専用ソフトはロシアのメタクォーツ社の開発した「MetaTrader(MT4)」や依頼得るのトレーデンシー社の「MirrorTrader(ミラートレーダー)」などが代表的なものとして知られています。

おわりに

取引の省力化・自動化に役立つ予約注文の中でも、新規注文から決済注文までを事前に指定するのがIFO注文の特徴です。

便利なIFO注文ですが、相場分析が外れると思わぬ損失が生じることは他の注文方法と変わりません。メリット・デメリットを踏まえた上で使い分けることが安定した取引に欠かせないと言えるでしょう。

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