トレンドにのった取引が欠かせないFXの「スイングトレード」

スイングトレード_アイキャッチ

FXはその値動きの激しさからスキャルピングやデイトレードなどの短期取引が人気の高い取引スタイルですが、1回の取引で大きな利益を狙えることから、取引期間が数ヶ月から数年に渡る中長期取引も根強い人気があります。

今回は、中長期取引の中でも数ヶ月単位の取引が中心となる「スイングトレード」について見てみましょう。

数ヶ月単位の取引が中心となる「スイングトレード」

スイングトレードとは、数日から数週間程度の長さで定期的に発生する相場の波(トレンド)を利用することで、ある程度まとまった利ざやを狙う取引スタイルです。

一般的に1回のスイングトレードに要する期間は数ヶ月程度と言われていますが、トレンドの周期によって数日から数ヶ月と幅があり、参考とするテクニカル指標によって決められます。

スイングトレードは中長期に渡る取引であり、レバレッジ5倍から10倍程度の中程度のレバレッジをかけた取引が中心ですが、値動きの荒い通貨ペアであれば3倍から5倍程度とより低いレバレッジでの取引もおこなわれます。

トレンドを逃さないためのスイングトレードのポイント

スイングトレードは1回の取引で100pipsから300pips程度の利ざやを目標とするため、いくつかのポイントについて注意を払う必要があります。気をつけたいポイントについて見てみましょう。

スイングトレードでは順張りが基本

比較的長い期間ポジションを持つことになるスイングトレードでは、逆張りではコスト面で不利になりがちなため、順張りが取引の基本です。

もちろん、下降トレンドであればショート(売り)での取引となりますが、この場合は順張りに比べて取引コストが大きくなることに注意が必要です。

トレンドが上昇・下降のどちらの局面にあるのかは、時間足や日足ではなく週足のローソク足チャートを中心にして、トレンドラインや移動平均線などの基本的なテクニカル指標を判断材料として用います。

また、スイングトレードに限らずエントリーするときに逆指値注文などで損切り注文も同時に発注するのが一般的ですが、スイングトレードではできるだけ深い為替レートで損切りの設定をします。

スイングトレードでも損失を恐れて少しの値動きで利確・損切りをするトレーダーは少なくありませんが、ある程度まとまった利益を狙うスイングトレードでは、短期間のチャートを気にしない取引が欠かせません。

スイングトレードには余裕のある通貨ペア

スキャルピングやデイトレードに向いた通貨ペアがあったように、スイングトレードにも向いている通貨ペアが存在します。

スイングトレードに向いている通貨ペアの特徴としては、

  • 比較的長くトレンドが続く
  • 流動性が高いメジャー通貨とのペア
  • トレンドの方向性が比較的素直

などの要素を備えていることが必要です。

これらの特徴を満たす通貨ペアとしては、米ドル/日本円(USD/JPY)やオーストラリアドル/日本円(AUD/JPY)などがありますが、実際の取引ではこれらの要素を満たした上でその時々のトレンドに則った通貨ペアで取引する必要があります。

コストが重要なスイングトレード

スイングトレードでは数日から数ヶ月程度の中期の取引が中心です。

しかし取引をはじめたトレンドが続けば、そのまま年単位の取引に切り替えることもあるため、スプレッド以外にもスワップ金利などのコストに注意する必要があります。

たとえばオーストラリアドル/日本円(AUD/JPY)では、1万通貨で85円程度のスワップ金利を期待できますが、反対に日本円/オーストラリアドル(JPY/AUD)では、毎日100円程度のコストが発生します。

スプレッドはもちろん、スワップ金利も含めてコストのかからない通貨ペアを保有することは、取引の成功に大きく影響する資金や気分の余裕を得るためには欠かせないポイントです。

おわりに

FXでは珍しい中長期の取引が中心となるスイングトレードでは、1回の取引で比較的大きな利益を期待できる取引スタイルですが、その分コストなども大きくなる傾向があります。

スイングトレードで利益を狙うのであれば、スキャルピングやデイトレード以上にシビアなコスト感覚が必要と言えそうです。

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