数秒で取引が完結?FXの「スキャルピング」を徹底解説!

スキャルピング_アイキャッチ

FXの取引スタイルにはいくつかの種類がありますが、中でも数瞬から数秒というもっとも短時間の取引になるのが、「スキャルピングトレード(スキャルピング/スキャル)」です。

FXサービスによっては歓迎しないところもあるスキャルピングとは、どのような取引スタイルなのでしょうか。今回は、スキャルピングの概要や特徴、取引のときに気をつけたいポイントを見てみましょう。

皮を剥ぐように利益を狙うことから名付けられた「スキャルピング」

スキャルピングとは、数銭~数十銭(数pips~数十pips)というわずかな利幅を狙って取引時間中に長くても数秒単位の取引を積み重ねる超短期の売買手法です。

1日単位で取引であるデイトレード(短期売買)や数日から数週間単位での取引となるスイングトレード(短中期売買)よりも、更に短期間かつ薄利を狙う点が大きな特徴となります。

ハイレバレッジで短時間の取引を重ねる取引スタイル

スキャルピングでは、上限ギリギリのレバレッジをかけた取引をおこない、ポジションを保有から決済までの時間が数瞬から数秒、長くても数分という極端に短い時間で売買を繰りかえします。

スキャルピングでは1回の注文から決済(エントリー)で、数銭~数十銭(数pips~数十pips)程度の利益を狙い、複数回の取引によって大きな収益とすることを狙います。

トレード技術よりもゲーム的感性が必要なスキャルピング

為替レートの一瞬の値動きを利用して取引するスキャルピングでは、ポジションを持つタイミングや素早い損切りといった反射神経的な決断力が利益を大きく左右します。

取引の間はわずかな値動きも見逃せないため、PCやスマートフォンと手放さず、相場を見続ける時間と集中力やゲームのような瞬発力が必要とされ、ゲーム性・ギャンブル性が極めて高い取引スタイルです。

スキャルピング欠かせない取引の要素とは

スキャルピングは、取引時間帯や通貨ペアなど、いくつかの条件で通常の取引スタイルよりもシビアな判断を求められます。スキャルピングで注意したい要素について、大まかに見てみましょう。

世界の3大外国為替市場が主な取引場所

スキャルピングはわずかな値動きから利益を狙う取引スタイルであり、安定した取引と利益のためには外国為替市場にもある程度の動きが必要となるため、値動き(ボラティリティ)が大きい外国為替市場での取引が中心となります。

但し、あまりにも値動きが激しいと予想外にスプレッドが広がったり、思わぬ値動きをしたときにロスカットが間に合わない可能性が高くなるため、為替レートを適時監視できる外国為替市場で取引することが欠かせません。

また、雇用統計などの重要経済指標の発表は、内容によっては大きな変動をもたらすことがあるため、重要な経済指標の発表前後は、ポジションを小さくするなどして手を出さないほうが無難です。

ニューヨーク外国為替市場に合わせる取引時間

外国為替市場が開いていれば取引できるのがFXの魅力の1つですが、取引が活発な市場は時間によって移動するため、取引スタイルによって中心となる取引市場や取引時間は微妙に異なります。

スキャルピングであれば、取引高が多いロンドン・ニューヨーク・東京の3つの外国為替市場での取引が中心となります。

東京・ロンドン・ニューヨークの3つの外国為替市場の取引時間を見てみると、

  • 東京…日本時間の9時~11時ごろ
  • ロンドン…日本時間の16時~18時ごろ(夏時間 15時~17時頃)
  • ニューヨーク…日本時間の22時~24時ごろ(夏時間 21時~23時頃)

となり、この時間帯がスキャルピングに向いている取引時間と言われています。

これらの外国為替市場の中でも、特にニューヨーク外国為替市場はボラティリティが大きくなる傾向があります。スキャルピングがはじめてであれば、ロンドン外国為替市場や東京外国為替市場で取引をはじめるのが無難でしょう。

ボラティリティが大きく低スプレッドの通貨ペア

わずかな値動きを利用するスキャルピングでは、通貨ペアにはある程度のボラティリティが求められます。また、1日の取引回数も大きくなりがちなため、取引コストが小さい通貨ペアを選ぶことが重要です。

これらの条件を満たす通貨ペアとして、ユーロ/米ドル(EUR/USD)や英ポンド/米ドル(GBP/JPY)、米ドル/日本円(USD/JPY)などがあげられます。

これらの通貨ペアも、経済指標の発表時期や他の金融市場の値動き、国際情勢などに影響されて、大きく動く通貨ペアと動きが小さい通貨ペアが変わるため、そのときの状況に応じて値動きの大きい通貨ペアでの取引をすることが欠かせません。

おわりに

わずかな値動きを追いかけて複数回の取引をおこなうスキャルピングは、ハマれば大きな利益を期待できる反面、失敗すると気付かないうちに大きな損失が生じていることがあります。

取引のさいには、リスク管理と資金管理に十分に注意する必要があると言えるでしょう。

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