数秒で取引が完結?FXの「スキャルピング」を徹底解説!

スキャルピング_アイキャッチ

FXの取引スタイルのうち、もっとも短時間で取引が完結するのが、「スキャルピングトレード(スキャルピング/スキャル)」です。

FXサービスによっては歓迎されないスキャルピングですが、どのような特徴がある取引スタイルなのでしょうか。今回は、スキャルピングの概要や特徴、気をつけたいポイントを見てみましょう。

皮を剝ぐように利益を狙うことから名付けられた「スキャルピング」

スキャルピングとは、デイトレード(短期売買)やスイングトレード(短中期売買)よりも短時間での取引が中心となる取引スタイルであり、薄皮を剥ぐような取引スタイルから、「スキャルピング」と呼ばれています。

ハイレバレッジで短時間の取引を重ねる取引スタイル

スキャルピングでは1回の注文から決済(エントリー)で、数銭~数十銭(数pips~数十pips)程度の利益を狙い、複数回の取引によって大きな収益とすることを狙います。

高いレバレッジをかけた取引となり、ポジションの保有から決済までの時間は数瞬から数秒、長くても数分という短時間での取引を繰りかえします。

トレード技術よりもゲーム的感性が必要なスキャルピング

取引の間はわずかな値動きも見逃せないため、PCやスマートフォンと手放さず、相場を見続ける時間と集中力や瞬発力が必要とされ、ゲーム性・ギャンブル性が極めて高い取引スタイルです。

そのため、ポジションを持つタイミングや素早い損切りといったゲーム的感性が利益を大きく左右します。

スキャルピング欠かせない取引の要素とは

スキャルピングは、取引時間帯や通貨ペアなど、いくつかの条件で通常の取引スタイルよりもシビアな判断を求められます。スキャルピングで注意したい要素について見てみましょう。

世界の三大外国為替市場が主な取引場所

スキャルピングはわずかな値動きから利益を狙う取引スタイルであり、安定した取引と利益のためには外国為替市場にもある程度の動きが求められます。

そのため、値動き(ボラティリティ)が大きい外国為替市場での取引が中心となりますが、予想を大きく外れた値動きに備えて、目が届く外国為替市場で取引することが欠かせません。

雇用統計などの重要経済指標の発表は、内容によっては大きな変動をもたらすことがあるため、重要な経済指標の発表前後は、ポジションを小さくするなどして手を出さないほうが無難です。

ニューヨーク外国為替市場に合わせる取引時間

外国為替市場が開いていれば取引できるのがFXの魅力ですが、取引が活発な市場は時間によって移動するため、取引スタイルによって中心となる取引市場や取引時間は微妙に異なります。

スキャルピングであれば、取引高が多いロンドン・ニューヨーク・東京の三つの外国為替市場での取引が中心となります。

東京・ロンドン・ニューヨークの三つの外国為替市場の取引時間を見てみると、

  • 東京…日本時間の9時~11時ごろ
  • ロンドン…日本時間の16時~18時ごろ(夏時間 15時~17時頃)
  • ニューヨーク…日本時間の22時~24時ごろ(夏時間 21時~23時頃)

となり、この時間帯がスキャルピングに向いている取引時間と言われています。

これらの外国為替市場の中でも、特にニューヨーク外国為替市場はボラティリティが大きくなる傾向があります。スキャルピングがはじめてであれば、ロンドン外国為替市場や東京外国為替市場で取引をはじめるのが無難でしょう。

ボラティリティが大きく低スプレッドの通貨ペアが中心

スキャルピングでは、1日のうちに複数回の取引をすることになるので、取引する通貨ペアの条件として、ボラティリティが大きく低スプレッドの通貨ペアを選ぶことが求められます。

これらの条件を満たす通貨ペアは、ユーロ/米ドル(EUR/USD)や英ポンド/米ドル(GBP/JPY)、米ドル/日本円(USD/JPY)などがあげられます。

これらの通貨ペアも、取引時間や国際情勢など、さまざまな要因で値動きの激しい通貨と通貨ペアと値動きの小さい通貨ペアは常時入れ替わります。そのときの状況に応じて値動きの大きい通貨ペアで取引することが欠かせません。

おわりに

1日のうちで複数回の取引をするスキャルピングは、ハマれば大きな利益を期待できる反面、気付かないうちに大きな損失を負うリスクがあります。

取引でスキャルピングを活用するときには、リスク管理と資金管理に注意する必要があると言えるでしょう。

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