覚えておきたいFXで「デイトレード」をするときのコツ

デイトレード_アイキャッチ

外国為替市場が開いていれば24時間365日の取引ができるのがFXの魅力ですが、生身の人間が主体となって取引する以上、一定期間で取引を区切ることは欠かせません。

区切る期間によって取引スタイルは変わってきますが、中でももっとも人気が高いのが1日単位で取引を終わらせる「デイトレード」です。デイトレードのコツと注意点について見てみましょう。

1日単位で取引をおこなう「デイトレード」

世界のどこかで外国為替市場が開いていれば24時間取引できるのがFXの魅力ですが、常に為替レートが動いているわけではなく、1日の中でもあまり動かないときと大きく動くときがあり、デイトレードはこの1日の値動きを利用して利益を狙う取引スタイルになります。

デイトレードよりも短期の取引であるスキャルピングは、1回の売買で数ポイント(pips)の利ざやを狙って数十回のトレードをおこないますが、デイトレードは1回のトレードで数十ポイント(pips)から100ポイント(pips)程度の利ざやを狙い、1日数回程度の取引をおこなう取引スタイルになります。

厳格な取引ルールが利益を左右するデイトレード

デイトレードに限らず、FXでは取引をはじめる前に取引ルールを定めてから取引をはじめることが安定した利益の得るためには欠かせません。

取引ルールの主な条件としては、

  • 売り買い(ショート・ロング)のどちらから取引をはじめるか
  • どの程度の為替レートで取引をはじめるか・おわるか
  • 狙う利ざやと許容する損失はどの程度か

などがあります。特に初心者は、わずかな値動きに一喜一憂して取引ルールを破りがちですが、安定した取引のためには取引ルールの厳守は欠かせません。

FXをはじめたばかりであれば、指値注文や逆指値注文、システムトレードを活用して自動的に取引できる環境を構築する必要があるといえるでしょう。

デイトレードに向いている時間帯は?

ポジションの保有期間が1日のうちに収まるデイトレードであれば、為替レート大きく動く時間帯のほうが利ざやを狙いやすくなります。

リーマン・ショックやイギリスのEU離脱をめぐる国民投票前後のように、大きな不安があるときは別に、平時は基本的に取引高の大きい東京・ロンドン・ニューヨークの外国為替市場がオープンする時間帯に値動きが激しくなる傾向があります。

特にロンドンとニューヨークの取引量は東京よりもはるかに多く、この2つの外国為替市場のトレンドがそのまま世界のトレンドになると言っても過言ではありません。デイトレードではロンドンとニューヨークの取引時間中に活発な取引をおこなう取引スタイルと言えます。

また、ニューヨーク外国為替市場はアメリカの重要な経済指標の内容によって大きく値動きする傾向があり、雇用統計などの重要指標が発表される金曜日の22時半(夏時間なら21時半)は特に大きく動く傾向があります。

デイトレードに向いている通貨ペアは?

1日という比較的短い期間で複数回の取引をおこなうデイトレードでは、スキャルピングと同様に取引する通貨ペアが利益に大きく影響してきます。

デイトレードで利ざやを狙える通貨ペアは、

  • 値動きが激しく(ボラティリティが高く)
  • 直ぐに売買が成立して(流動性が高く)
  • コストが小さい(スプレッドが小さい)

ことが欠かせません。このような条件を満たす通貨ペアとしては、米ドル/日本円(USD/JPY)やユーロ/日本円(EUR/JPY)、ユーロ/米ドル(EUR/USD)などが知られています。

エントリーポイントが重視されるデイトレード

デイトレードとスキャルピングは極めて良く似た性格を持つ取引スタイルですが、大きく異なる点としてデイトレードではエントリーポイントが重視される点があげられます。

通貨ペアのトレンドを意識した売買が欠かせないデイトレードに対して、スキャルピングはとにかく短時間に薄い利益を上げることが中心となり、通貨ペアのトレンドとの整合性がなくても構わない取引スタイルともいえます。

このようにポジションの保有時間の長さからデイトレードはスキャルピングに比べて取引回数が少なくなるため、取引をはじめるタイミング(エントリーポイント)について、より気を使うことになってくるのです。

おわりに

FXの代表的な取引スタイルとも言えるデイトレードは、スキャルピングやスイングトレード、ポジショントレードとは異なる難しさがある取引スタイルであり、実際の取引では、これらの点に留意して取引をすることが安定した取引と利益につながるもっとも確実な手段となります。

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