注目を集める金融商品「バイナリーオプション」とは?

バイナリーオプション_アイキャッチ

少ない資金ではじめられることから人気を集める外国為替証拠金取引(FX)ですが、値動きの激しい通貨を取引対象とするFXで安定した利益を出すことは簡単なことではありません。

そこで注目を集めているのが、より手軽にはじめられる「バイナリーオプション」です。バイナリーオプションの仕組みと概要、その魅力を見てみましょう。

「二者択一」で取引をするバイナリーオプション

そもそも、バイナリーオプションとはどのような取引をする金融商品なのでしょうか。

「バイナリー(binary)」とは、二者択一を意味する「二進法」の意味する言葉であり、バイナリーオプションとは基本的に指定した条件が達成できるかを予測する金融商品です。

バイナリーオプションの基本的な取引を見てみると、2つの条件のうちどちらかが満たされると利益が払い戻される「オプション」を購入し、購入したオプションの内容に応じて利益が払い戻されるのが一般的な流れです。

知っておきたいバイナリーオプションの分類

選択肢のうちの一方を選ぶだけという取引の簡単さが魅力となるバイナリーオプションですが、一口にバイナリーオプションと言ってもその内容は権利行使の時期や取引形態、決済方式によって微妙に異なります。

バイナリーオプションの主な分類を、「権利行使の時期」と「取引形態」、「決済方式」で見てみましょう。

権利行使の時期による分類

  • ヨーロピアン・タイプ…満期のみ権利を行使できるオプション
  • アメリカンタイプ…満期までならいつでも権利を行使できるオプション
  • バミューダ・タイプ…満期が複数設定され、いずれかの満期で権利行使できるオプション

取引形態による分類

  • プレーン・オプション…単純なコールやプットのような基本的なオプション
  • エキゾチック・オプション…プレーン・オプションに特殊な条件を付加したオプション。レンジオプションやワンタッチオプション、ノータッチオプションなどが当てはまります

決済方式による分類

  • 現物型オプション…権利行使時に原資産を実際に受け渡しするオプション
  • 差金決済型オプション…権利行使時に原資産の時価と、権利行使価格の差額を授受するオプション。バイナリーオプションは差金決済型オプションに含まれます

取引のはじめやすさと早さが魅力

バイナリーオプションの取引の大まかな流れを見てみると、

  • オプション購入がはじまる「購入開始」
  • 購入が終了する「購入終了」
  • 取引結果が決定する「判定時間」
  • 条件達成で払い戻しが行われる「支払時刻」

の流れで進みます。

オプション購入可能時間や判定までの時間は業者により異なり、国内業者は法規制により「取引開始から判定時刻までの期間(時間)は2時間以上」で「原則として、判定時刻の間隔は2時間以上(1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回)」となっています。

一方、海外業者はこのような規制対象外であるため、より高頻度の取引に対応しているのが魅力です。

従来の金融商品と比べて少額から投資可能

バイナリーオプションの大きな魅力の1つとして、他の金融商品より少ない資金で取引をはじめられることがあげられます。

業者や取引内容によって金額は異なるものの、一般的に1回の取引にかかる金額としては、国内業者であれば数十円から1千円、海外業者であれば数百円から数千円程度で取引ができます。

もちろん、ある程度の利益を出したいならば1回の取引に投じる金額も大きくなるため、実際の取引では数千円から数万円程度の金額が必要となります。あまりに少ない金額であれば追加入金が必要になることが考えられます。

国内・海外のどちらでも取引にかかる金額は小さいものの、業者によっては口座開設後に初期費用(初回最低入金額)を求められます。

国内業者では初回最低入金額を設定していないため入金額を自分で決められる業者もありますが、海外業者では初回最低入金額として一定額以上を入金する必要があることがほとんどです。

相場が動かないときでも利益が狙える

株式やFXなどの従来の金融商品は値動きの幅がそのまま損益の大きさに直結するのに対して、バイナリーオプションは相場の方向性が明らかになれば取引が成立して払い戻しがおこなわれます。

対象となる商品の値幅が小さくても、取引が成立すれば値幅によって払い戻し金額が変動することがないため、FXよりも手軽に取引できるのはバイナリーオプションの大きな魅力と言えるでしょう。

損益額=オプション購入条件に極限できる

バイナリーオプションは、取引対象となるのが「値動き」ではなく「方向性」であることがほとんどであり、値幅の大小は取引結果に影響しません。

そのため予測が当たっても外れても、発生する損益はオプション購入条件を上限とするため、株式投資やFXと比べてもリスク管理がより簡単な点も見逃せません。

おわりに

このようにFXよりも手軽な取引を実現したバイナリーオプションですが、そのシンプルさがアダとなりギャンブル性の高い取引の側面ばかりが注目されています。

しかし、様々な規制の導入により、多彩な取引戦略が取れる魅力的な金融商品として育ちつつある、注目の金融商品と言えるでしょう。

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