塩漬けがない短期取引が魅力。バイナリーオプション口座を徹底比較

塩漬けがない短期取引が魅力。バイナリーオプション口座を徹底比較

判定時刻にある条件を達成しているかどうかを予想して投資する「バイナリーオプション」は、最長でも数時間で取引が完結することや取引の簡単さといった点で、外国為替証拠金取引(FX)とは異なる魅力がある金融商品です。

少なくないFXサービスがバイナリーオプション口座も合わせて提供していますが、その特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれの特徴を見てみましょう。

バイナリーオプションの仕組みと現在の扱い

「二者択一」の取引となるバイナリーオプション

バイナリーオプションは権利を取引対象とするオプション取引の一種であり、事前に指定した条件を「満たす」か「満たさない」かを投資対象としています。

ほとんどのバイナリーオプションでは為替レートが予測対象となりますが、中には日経平均CFDなどを対象とするバイナリーオプションも存在しています。

シンプルな仕組みで急速に普及。2013年夏に新規制を導入

シンプルな仕組みから急速に普及していたバイナリーオプションですが、シンプルすぎて投機的になりやすい部分があったため、2013年(平成25年)に業界の自主規制と公的規制が導入されました。

新規制のポイントは、以下のとおりです。

  • 取引時間は2時間以上とする。ただし、取引は判定時刻の2分前など直前までOK。
  • 原則として権利行使価格(目標レート)は取引開始時点で決定する。これは複数設定されているのが通例。
  • 支払金額(ペイアウト)は一定に固定。バイナリーオプションの価格の方を変動させるようにする。
  • ポジションの解消(転売)ができるようにする。
  • 取扱会社の総取り(俗に言う「レンジ外」)は禁止。

以前は「今のレートよりも10分後のレートが上か下かを予想する」といった単純な取引が主流でしたが、新規制により、このような単純明快さは失われました。しかし、新規制の導入によりそれまでよりも多彩なトレード戦略が可能になり、複雑な取引内容をシンプルに見やすくするよう、取引画面に工夫を凝らしている会社もあります。

また、満期時に選択した一定の範囲内に価格が収まるとヒットとなるレンジオプションなど、新規制のもとで、新しいバイナリーオプションも出てきています。

徹底比較!国内で提供されるバイナリーオプション口座

外為オプション(GMOクリック証券)

GMOクリック証券の「外為オプション」は、非常に人気のあるバイナリーオプションです。権利行使価格(目標レート)を複数設定すると画面が複雑になりがちですが、「外為オプション」の基本画面では一度に1つの権利行使価格だけを表示するので、取引画面が見やすいという特徴があります。

選べる外為オプション(FXプライム byGMO)

FXプライムbyGMOの「選べる外為オプション」は、一時休止からの再開後はサービス面でGMOクリック証券の「外為オプション」と似通ったサービスになったものの、判定時刻など細部が異なるため、併用したトレード戦略も考えることができます。

FXTFバイナリー・トレード(FXトレード・フィナンシャル)

「バイトレ」の愛称で知られるFXTFバイナリー・トレードは、3種類のオプション取引に対応していて、判定時刻までに一度でも目標レートに到達すれば良い「タッチバイナリー」は他での取り扱いが少ない取引方法です。

過去の値動きから未来の値動きを予測する「FXTF未来チャート」というチャートツールが提供されていますが、バイナリーオプションでも利用できるように、1分足まで対応しています。

オプトレ!(YJFX!)

新規制施行後バイナリーオプションに新規参入したYJFX!の「オプトレ!」では、他社は2分前までの取引なのに対して、判定時刻の1分前まで取引できるのが特徴です。また、「ラダーオプション」に加えて「レンジオプション」にも対応。8通貨ペアを取り扱うなど、幅広い取引戦略を採用できます。

みんなのオプション(トレイダーズ証券)

2つのバイナリーオプション口座を提供していたトレイダーズ証券ですが、2017年11月に「みんなのバイナリー」に統合されました。みんなのバイナリーの特徴として、取引画面が非常にシンプルで、レンジオプションにも対応していることがあげられます。

バイナリーオプション(IG証券)

日本ではじめてバイナリーオプションであるIG証券の「FXバイナリー」は、FXバイナリー独自の新規売りなど、取引の自由度の高さが魅力。また、為替だけではなく株価指数や商品を対象とするバイナリーオプションも取り扱っているので、より幅広い取引ができるのが特徴です。

LION BO(ヒロセ通商)

ヒロセ通商の「LION BO」は、最大1,000倍のペイアウト倍率をはじめ、変動制の購入価格など、他のバイナリーオプション口座にはない高いリターンが期待できるのが特徴ですが、リスクも高くなっているので取引のときには注意が必要です。

外貨ネクストバイナリー(外為どっとコム)

外為どっとコムの「外貨ネクストバイナリー」はラダー取引に特化したシンプルな取引画面が特徴のバイナリーオプション口座。FXでも人気の米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/日本円(EUR/JPY)、豪ドル/円(AUD/JPY)など、6通貨ペアの取引に対応しています。

 最低単位最小ペイアウト倍率最大ペイアウト倍率購入から判定まで取引通貨取引時間設定回数
(通貨ペアごと)
種類スマートフォン対応
外為オプション
(GMOクリック証券)
1枚(約50円から999円)約1倍20倍最短2分から最長3時間5月曜から金曜:午前8時から翌午前5時まで1日10回
(2時間ごと)
ラダーコール/プット各7コースiOS/Android(専用WEBブラウザ)
選べる外為オプション
(FXプライムbyGMO)
1枚(約50円から999円)約1倍20倍最短2分から最長2時間5月曜から金曜:午前8時から翌午前5時まで
1日10回
(2時間ごと)
ラダーコール/プット各7コースiOS/Android(専用WEBブラウザ)
FXTFバイナリー・トレード
(FXトレード・フィナンシャル)
ペイアウト金額1,000円: 1ロット(約50円から990円)・ペイアウト金額10,000円:1ロット(約500円から9,990円)約1倍20倍最短2分から最長2時間10分(初回のみ最長2時間)6午前7時20分から翌午前5時まで1日11回
(2回目のみ2時間10分間隔)
ラダーコール/プット:最大各15コース・レンジイン/レンジアウト:最大各15コース・タッチタッチ/ノータッチ:最大各12コースiOS(専用WEBブラウザ)・Android(専用WEBブラウザ・アプリ)
オプトレ!
(YJFX!)
1口(10円から990円)約1倍100倍最短1分から最長2時間8月曜から金曜:午前7時25分から翌午前5時25分1日11回
(2時間ごと)
ラダーコール/プット各6コース・レンジ(シングル・ワイド)イン/アウト各5コースiOS・Android(専用WEBブラウザ)
みんなのオプション
(トレイダーズ証券)
1ロット(約50円から990円)約1倍20倍最短2分から最長2時間4月曜から金曜:午前7時10分から翌午前5時10分(夏時間)・月曜から金曜午前8時10分から翌午前6時10分(冬時間)1日11回
(2時間ごと)
ラダーコール/プット各5コース・レンジイン/アウト各4コースiOS(専用WEBブラウザ)・Android(アプリ/専用WEBブラウザ)
バイナリーオプション
(IG証券)
0.1ロット変動変動最短2分から最長2時間/23時間7月曜から土曜:午前5時から午前6時(夏時間)/月曜から土曜:午前6時から午前7時(冬時間)1日12回
(2時間ごと※ラダーのみ)
※英ポンド/米ドル・豪ドル・米ドル除く5通貨ペアは1日5回
ラダーコール・ワンタッチコール/プットiOS・Android(対応WEBブラウザ)
LION BO
(ヒロセ通商)
1ロット(0円から1,000円)1倍1,000倍最短2分から最長2時間5月曜から金曜:午前8時25分から翌午前2時25分1日9回
(2時間ごと)
ラダーコール/プット最大各7コースiOS・Android(専用WEBブラウザ)
外貨ネクストバイナリー
(外為どっとコム)
1ロット(40円から999円)約1倍25倍最短2分から最長2時間6月曜から金曜:午前8時20分から翌午前4時20分1日10回
(2時間ごと)
ラダーコール/プット各7コースiOS・Android(専用WEBブラウザ)

新規制導入後のバイナリーオプションは取引の幅が魅力

リスク・リターンが低下したバイナリーオプション

新規制後のバイナリーオプションは一定時間ごとに開催され、判定時刻の直前まで購入できるようになりましたが、締め切り直前に購入しようとしてもほとんど利益がでない、そもそも購入できないこともあるなど、リスクとリターンが大きく制限されています。

ハイリスク・ハイリターンのかわりに多彩な戦略がとれる

新規制の導入前のハイリスク・ハイリターンな取引は難しくなったものの、単純なハイローオプションだけの取引から、レンジオプションやタッチオプションなどさまざまな取引が導入されたことで、多彩な戦略がとれるようになりました。

かつてのように1回の取引で大きなリターンを狙うハイリスク・ハイリターンの取引は難しいものの、さまざまな収益チャンスが広がっているのが現在のバイナリーオプションといえるのです。

おわりに

シンプルな二者択一からはじまり、さまざまな取引方法に対応したことでバイナリーオプションはより柔軟に取引ができるようになりました。

FX以外に少ない資金でまとまったリターンを追求するときの選択肢として、バイナリーオプションは見逃せない選択肢と言えそうです。

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