バイナリーオプションをはじめる前に知っておきたい「オプション取引」の基礎知識

バイナリーオプションをはじめる前に知っておきたい「オプション取引」の基礎知識

外国為替証拠金取引(FX)と同じく通貨の値動きが取引対象でありながら、FXよりも簡単に取引に参加できることが魅力の「バイナリーオプション」。

金融派生商品(デリバティブ)取引の一種であるバイナリーオプションは、オプション取引に含まれる取引ですが、このオプション取引とはどのような取引でしょうか。

今回は、オプション取引に関する基礎知識と、取引の種類にはどのようなものがあるのかを見てみましょう。

売買する権利を取引対象とする「オプション取引」

オプション取引とは、「将来の指定した期日に、特定の価格で売買する権利(オプション)を売買する取引」です。

オプションの買い手は、「オプション料金(プレミアム)」を支払って権利を取得し、権利行使期日に価格が権利行使価格に達していれば、権利を行使できます。反対にオプションの売り手は、プレミアムを受け取って権利を売却し、権利行使期日に価格が権利行使価格に達していれば買い手の権利行使に応じます。

オプション取引の一種である「バイナリーオプション」

満期時点の為替レートとオプション価格の関係が取引の対象

バイナリーオプションとは、「為替レートが満期時点でオプション価格を上回った(下回った)場合に、支払い(ペイアウト)を受け取る」オプション取引です。

買い手はプレミアムを支払って権利を取得し、満期時点に条件が満たされていればペイアウトを受け取れます。反対に売り手はプレミアムを受け取って権利を売却し、満期時点に条件が満たされていれば、ペイアウトの支払いに応ずる義務を負います。

サイクルが比較的短い取引の流れ

バイナリーオプションの取引は、「取引開始」からはじまり、チケット購入がはじまる「購入開始」、購入が終了する「購入終了」、取引結果が決定する「判定時間」、判定に基づいてペイアウトがおこなわれる「支払時刻」の順に進みます。

バイナリーオプションの一連の取引の流れのうち、チケット購入可能時間や判定までの時間は取引会社によって異なりますが、おおむね数時間程度で1つの取引が完了し、1日で複数回の取引に参加できるのが特徴です。

権利行使と形態、決済方式で分けるオプションの種類

権利行使の時期による分類

ヨーロピアン・タイプ

満期日だけに権利を行使できるオプション。行使期間の最終日にだけ、その取引を実行するかどうかを決定することができます。

アメリカンタイプ

ヨーロピアン・タイプとはことなり、満期日までのいつでも権利を行使できるオプション。権利行使の自由度が高い分、プレミアムも割高です。

バミューダン・タイプ

満期が複数設定されていて、いずれかの満期で権利行使できるオプション。ヨーロッパとアメリカの中間にバミューダ諸島があることに由来していて、債券オプションや金利スワップにオプションを組みわせた「スワップション」などで活用されます。

形態による分類

プレーン・オプション

単純なコールやプットだけで成立する、基本的なオプション。トッピングのないプレーンバニラ・アイスクリームが由来すると言われています。

エキゾチック・オプション

プレーン・オプションに特殊な条件を付加したオプション。代表的なエキゾチック・オプションとしては、レンジオプションやワンタッチオプション、ノータッチオプションがあります。バイナリーオプションもエキゾチック・オプションの1つです。

決済方式による分類

現物型オプション

権利行使時に原資産を実際に授受するオプション。例えば、ドルコール・円プットオプションの買い手が権利行使をすると、権利行使価格でドル買い・円売りのポジションを保有します。

差金決済型オプション

権利行使時に原資産の時価と、権利行使価格の差額を授受するオプション。円以外の通貨(ドルなど)建ての差金決済型オプションを円で決済するときには、円換算コストや円換算時の為替レートで最終的な決済額が変わるリスクがあります。

なお、バイナリーオプションは差金決済型オプションに含まれます。

おわりに

ここまで見てきたように、バイナリーオプションを含むオプション取引は権利行使のタイミングや形態によりさまざまな取引の種類があり、その違いを正しく把握する必要があります。

今回の記事を参考に、オプション取引への理解を深めた上で取引に参加してください。

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