値動きの予測だけ?注目の「バイナリーオプション」を徹底解説

値動きの予測だけ?注目の「バイナリーオプション」を徹底解説

少ない資金ではじめられることから人気を集める外国為替証拠金取引(FX)ですが、FXで安定して利益を出すことは簡単なことではありません。

そこで注目を集めているのが、より手軽に通貨安・通貨高を予測するだけで取引できる「バイナリーオプション」です。バイナリーオプションの仕組みと概要、その魅力を見てみましょう。

「二者択一」で取引をするバイナリーオプション

「オプション取引」の一種であるバイナリーオプション

選択権取引とも呼ばれる「オプション取引」は、現物取引や先物取引とは異なり、権利が取引対象とする金融派生商品取引(デリバティブ取引)です。先物取引はある時期に対象となる金融商品を購入する契約をするのに対して、オプション取引では金融商品を購入する権利を購入する取引となります。

先物取引であれば、契約時点の価格から値上がりすると、値上がりした価格で購入しなければなりませんが、オプション取引であれば購入する権利を放棄して、そのときの価格で購入することもできます。

為替レートの値動きが対象となるバイナリーオプション

オプション取引の一種であるバイナリーオプションは、2進法を意味する「バイナリー(binary)」の言葉の通り、事前に指定した条件を「満たす」か「満たさない」かが投資対象です。

為替レートを対象とするバイナリーオプションであれば、為替レートが通貨安・通貨高のどちらに振れるかが取引対象となり、予測が当たれば利益が払い戻される仕組みとなってます。

知っておきたいバイナリーオプションの分類

さまざまな取引内容があるバイナリーオプション

通貨安・通貨高を予測するだけで取引ができるバイナリーオプションですが、取引の内容や形態によりさまざまな「タイプ」や「オプション」があります。

中でも重視されるのが、「権利行使の時期」と「取引形態」、「決済方式」3つです。

権利行使の時期による分類

  • ヨーロピアン・タイプ…満期のみ権利を行使できるオプション
  • アメリカンタイプ…満期までならいつでも権利を行使できるオプション
  • バミューダ・タイプ…満期が複数設定され、いずれかの満期で権利行使できるオプション

取引形態による分類

  • プレーン・オプション…単純なコールやプットのような基本的なオプション
  • エキゾチック・オプション…プレーン・オプションに特殊な条件を付加したオプション。レンジオプションやワンタッチオプション、ノータッチオプションなど

決済方式による分類

  • 現物型オプション…権利行使時に原資産を実際に受け渡しするオプション
  • 差金決済型オプション…権利行使時に原資産の時価と、権利行使価格の差額を授受するオプション。バイナリーオプションは差金決済型オプションに含まれます

これだけある!バイナリーオプションの魅力とは

取引のはじめやすく、完了までの時間が短い

バイナリーオプションの取引の大まかな流れを見てみると、

  • オプション購入がはじまる「購入開始」
  • 購入が終了する「購入終了」
  • 取引結果が決定する「判定時間」
  • 条件達成で払い戻しが行われる「支払時刻」

の流れで進みます。

オプション購入可能時間や判定までの時間は業者により異なり、国内業者は法規制により「取引開始から判定時刻までの期間(時間)は2時間以上」で「原則として、判定時刻の間隔は2時間以上(1営業日に設定できる判定時刻の最大数は12回)」となっています。一方、海外業者は規制対象外であるため、より高頻度の取引にも対応しています。

従来の金融商品と比べて少額から投資可能

業者や取引内容によって金額は異なるものの、取引1回あたりにかかる最小限の金額は国内業者なら数十円から1,000円、海外業者なら数百円から数千円程度と、少額であるのがバイナリーオプションの魅力です。

ただし、まとまった利益を狙うのであれば、相応の金額を投じる必要があるため、実際の取引では数千円から数万円程度の金額が必要となります。また、業者によっては口座開設時で初期費用(初回最低入金額)を求められることもあります。

相場が動かないときでも利益が狙える

株式やFXなどの従来の金融商品は値動きの幅がそのまま損益の大きさに直結するのに対して、バイナリーオプションは相場の方向性が明らかになれば取引が成立して払い戻しがおこなわれます。

対象となる商品の値幅が小さくても、取引が成立すれば値幅によって払戻金額が変動することがないため、FXよりも手軽に取引できるのはバイナリーオプションの大きな魅力と言えるでしょう。

損益はオプション購入条件が上限

バイナリーオプションは、取引対象が「値動き」ではなく「方向性」であることがほとんど。株式やFXのように、値幅の大小は取引結果に影響しません。また、レバレッジをかけた取引もないため、発生する損益はオプション購入条件が上限となり、株式やFXと比べてもリスク管理が簡単な点も魅力の1つです。

おわりに

値上がり・値下がりを予測するだけという手軽さが魅力のバイナリーオプションですが、シンプルながらも賭博性の高い取引であるため、リスクばかりが強調されています。

しかし、リスクを限定した上で多彩な取引戦略に対応した金融商品であり、余裕資金で投資をするのであれば見逃せない選択肢の1つといえるでしょう。

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