外国為替証拠金取引(FX)をはじめるまでの具体的な流れ

FX取引の始め方

新しい資産運用として人気の高い外国為替証拠金取引(FX)ですが、実際にはじめるためにはいくつかの段階を踏まえる必要があります。

今回は、実際にFXをはじめるまでの流れについて見てみましょう。

投資する資金を用意する

FXをはじめるためには、最初に取引に使用する資金(証拠金)を用意する必要があります。

 

FXでは通貨ペアをやり取りするときに、ある程度のまとまり(取引単位)での取引が前提となるため、取引単位以上の証拠金が必要となります。

さらに取引口座に一定以上の証拠金を入金していないと保有している通貨ペアを強制的に決済する「ロスカット」というFXトレーダー保護のための仕組みもあるため、口座開設をするときにはできるだけ取引単位が小さく、ロスカット率の低く設定されているFXサービスを選ぶと良いでしょう。

取引単位は1万通貨単位としているFXサービスが主流ですが、最近では1,000通貨単位や100通貨単位、1通貨単位での取引に対応しているFXサービスもあるため、選択肢は比較的豊富にあると言えます。

取引スタイルを決める

証拠金を用意できたら、次に考えたいのが取引スタイルです。取引スタイルは取引期間によってスキャルピングトレードからポジショントレードまでいくつかあります。

 

基本的にFXでは、必要な証拠金の金額は取引期間の長さに連動しますが、短期の取引スタイルでも高いレバレッジをかける取引スタイルであれば、必要な証拠金は多くなります。

用意できる証拠金の金額と取引に使える時間をよく考えて基本とする取引スタイルを決めるようにしましょう。

 

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口座を開くFXサービスを決める

必要な証拠金を用意して取引スタイルを決定するのと同時に、口座開設をするFXサービスの選定も進めましょう。

FXサービスを選ぶときのポイントはいくつかありますが、特に次にあげるようなポイントに注意して選ぶのが一般的です。

スプレッド

FXサービスを選ぶときにもっとも重視したいポイントとしてあげられるのが、買値(ビット)と売値(アスク)の差であるスプレッドです。

スプレッドは取引結果にもっとも直接はねかえってくるコストであるため、大手FXサービスのスプレッド競争は熾烈なものとして知られています。

 

基本的にスプレッドは米ドル/日本円(USD/JPY)をはじめとする取引量の基本7通貨ペアでは狭く、高金利で人気のマイナー通貨ペアでは広く設定されているため、基本7通貨ペアのスプレッドを比較するのが一般的です。

スプレッドはほとんどのFXサービスで原則固定となっていますが、重要指標の発表などの取引注文が集中するときには大きく変動することがあります。

約定力

スプレッドに次いで重要な比較ポイントとしてあげられるのが、取引注文がどの程度成立したかを表す約定力です。

FXを含むでは、金融取引で発注した売買注文が成立することを「約定」と呼び、売買注文のうち、どの程度が約定したかを表す割合を「約定率」と言います。

比較的取引高の低い日中であればどのFXサービスであっても約定率はほぼ100%ですが、週明け月曜日や重要指標の発表直後などの売買注文が殺到する時間には、FXサービスごとに約定率に明確な差が出てきます。

 

約定できない原因には、注文時点の為替レートと約定時点の為替レートが食い違うことで生じる「スリッページ」や、為替相場の急変時などに起こるFX業者による「注文拒否(リジェクト)」などがあります。

約定率は実際の取引に大きな影響を及ぼすポイントでもあるので、FXサービスの宣伝文句だけではなく、口コミサイトなどを参考にしてみると良いでしょう。

取引環境

スプレッドや約定力は取引結果に大きな影響を与えるポイントとして重要ですが、スワップポイントや取り扱い通貨ペアは取引の自由度に大きな影響を与えるポイントとして重要です。

 

スワップポイントとは、通貨ペアの間に発生する金利差のことを言います。対象とする通貨ペアによってスワップポイントは異なるために一概に比較対象とするのは難しいですが、同じ通貨ペアであってもFXサービスによってかなりの差が発生することがあります。

FXの基本である為替差益と同時に、スワップポイントによる利益も狙う中期・長期取引を取引に取り入れるなら、スワップポイントの大小も検討対象の1つとなるでしょう。

 

このスワップポイントと並んで気にしたいポイントとして、取り扱い通貨ペア数があります。

主に取引する通貨ペアは限られた数になりますが、先に設定した取引スタイルによっては、基本7通貨ペア以外のマイナーな通貨ペアを主に取引する場合も考えられます。そのときに取引の自由度を落とさないために、取り扱い通貨ペア数が多くあるFXサービスを選ぶようにしましょう。

取引ツール

実際の取引では、基本的に取引がインターネット上で提供される情報と取引ツールを使用して行います。

 

各FXサービスの提供する取引ツールは、インターネットにアクセスできればPCやスマートフォン、フューチャーフォン(ガラケー)からでも取引が可能です。更に取引参加者の意見を取り入れて、随時改良されているため、FXサービスやアクセスする端末ごとに独自色が強く、取引に大きな影響を与えることも考えられます。

口座開設を済ませて実際の取引をはじめてから「何かが違う」ということにならないように、大多数のFX業者では取引をシミュレートする「デモトレード」を提供しています。

 

実際に口座開設をする前に、デモトレードをすることで相性が良いかどうかを確認すると良いかもしれません。

投資情報などのサポート体制

ここまで見てきたポイントの他に重要なポイントとしてあげられるのが、相場情報の配信をはじめとする様々なサポート体制です。

日々の取引で必要となる様々な情報を豊富に配信していることは、取引結果を左右するポイントと言えます。また、セミナーや動画配信の有無は、FXトレーダーのサポートのどれだけ力を入れているかを検討するヒントとなるでしょう。

 

FXサービスを選ぶときのポイントは、このほかにも企業としての経営の安定性や開催しているキャンペーンをはじめとしていくつかありますが、取引に直接関わるポイントに絞って比較・検討するとよいでしょう。

口座開設の申し込みから取引開始までの流れと注意点

口座開設をするFXサービスを決めたら、実際の口座開設の申し込みに進みます。

 

申し込み自体はインターネット上でほとんどの作業が完結する手軽なものですが、申し込みから実際に口座開設が完了するまでは数日程度の間が空くため、早く取引を始めたい人は開設までの期間も織り込むようにしましょう。

また、申し込みに際しては一定の基準があるため、基準を満たせなければ口座開設ができない場合があることには注意が必要です。

 

問題なく口座開設が完了すれば、取引規約がまとめられた何冊かの冊子とともに、ログインIDとパスワードが郵送されてきます。

ほとんどのFXサービスでは、口座開設後即入金する必要はないため、デモトレードで取引ツールの使い心地などを確認してから入金することをおすすめします。

入金には通常の振り込みの形を取るため振込手数料が発生する「通常入金」と、インターネットバンキングを利用するため振込手数料が発生しない「クイック入金」の2つがあります。

メガバンクであれば基本的に全てのFXサービスがクイック入金に対応しているためそれほど注意する必要はありませんが、一部FXサービスではクイック入金に対応している銀行が限られていることに注意が必要です。

 

入金が完了すれば、実際の取引開始となります。FXサービスを選ぶときに決めた取引スタイルにのっとった取引を行い、取引結果を検証しながら適時取引スタイルに調整を加えることで、利益を狙っていきます。

おわりに

ここまで見てきた流れを踏まえれば、FXをはじめるのは「手間がかかる」「敷居が高い」と感じていた人も、実は思ったよりも簡単なことをご理解いただけたかと思います。

ここで改めて、FXをはじめるために必要となる口座開設の流れをおさらいしておきましょう。

  • 投資する資金を用意する
  • 取引スタイルを決める
  • 口座を開くFXサービスを決める
  • 口座開設に申し込んで口座開設をする
  • 入金をする

この5つのステップを順番にこなすだけでFXをはじめることができます。

実際に取引をはじめると、あとは相場を分析することで動向を予測して、予測した動向にしたがって取引をすることで利益を狙っていきます。

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