安全な取引に欠かせない。「証拠金」と「証拠金維持率」とは?

安全な取引に欠かせない。「証拠金」と「証拠金維持率」とは?

少ない資金でもまとまった金額が取引できることから人気を集めている外国為替証拠金取引(FX)では、取引をはじめるための担保として「証拠金」が必要になります。

一言で証拠金といってもいくつかの種類があり、その違いを知っておくことはトラブルのない取引のためには欠かせません。

今回は、FXの取引で必要となる証拠金の種類と、FXのリスク管理に欠かせない仕組みである「マージンコール」と「ロスカット」について見てみましょう。

用途が異なる3つの証拠金とその違い

安全な取引に欠かせない。「証拠金」と「証拠金維持率」とは?

口座開設に必要な「最低証拠金」

「初回最低預かり証拠金」とか「初回最低入金額」とも呼ばれる最低証拠金は、口座開設に必要な証拠金。現在では口座開設にかかる費用を無料としているFXサービスがほとんどであり、最低証拠金を必要としていないFXサービスがほとんどです。

新規注文に必要な「必要証拠金」

必要証拠金とは新規注文に必要な証拠金であり、FXサービスによって「建玉証拠金」や「建玉必要証拠金」、「イニシャル・マージン」と呼ばれます。

必要証拠金はFXサービスや取引する通貨ペアによって異なりますが、基本的には取引金額の2%~5%程度に設定されています。

取引を続けるために必要な「維持証拠金」

ポジションを保持するために必要な証拠金は「維持証拠金」と呼ばれます。必要証拠金の一定割合を維持証拠金と定めて、資産合計が維持証拠金を割り込んだ段階でロスカットされるのが一般的です。

維持証拠金はFXサービスによっては設定されていないこともあり、その場合は証拠金維持率を目安にロスカットが実施されます。

知っておきたい証拠金と「証拠金維持率」の関係

>証拠金維持率が低下した場合

取引を続けるための基準となる「証拠金維持率」

このようにさまざまな種類がある証拠金ですが、取引のときに重要なのは取引金額に対する証拠金残高である「証拠金維持率」です。

証拠金維持率とは、ポジション必要証拠金に対して占める純資産額の割合のことで、「(純資産額-注文証拠金)÷ポジション必要証拠金×100」で算出します。

証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなりますが、証拠金維持率が100%を下回ったままマーケットクローズすると、追加証拠金が発生します。

一定割合を下回るとロスカットの対象になる

証拠金維持率は安定した取引のためにも特に注目したい数値です。証拠金維持率が一定の割合を下回ると、マージンコールやロスカットの対象となります。

証拠金維持率が低いと取引に有利?

証拠金維持率は低いほど余裕を持った取引ができますが、仮にその状態でロスカットが執行されると、1回のロスカットで証拠金の大半を失うことにつながります。

安定した取引のためにも、取引には余裕を持って臨む必要があるといえるでしょう。

おわりに

FXの取引に欠かせない必要証拠金に代表される各種証拠金ですが、その重要度とは裏腹にあまり注目されている要素とは言えません。

FXの口座開設を検討するときには、通貨ペアや取引数量といった目に見える取引条件だけではなく、安定した取引に欠かせない証拠金といった要素にも目を向ける必要があるといえます。

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