外貨預金とは違う? 「外国為替証拠金取引(FX)」とはなにか

外貨預金とは違う? 「外国為替証拠金取引(FX)」とはなにか

歴史的な超低金利で普通預金・定期預金に預けていても得られる利息は雀の涙。より高い利回りを求めて、さまざまな金融商品が開発・運用されています。その中でも注目を集めているのが、外貨を取引対象とする「外国為替証拠金取引(FX)」です。

資金効率の良さから注目を集めているFXですが、同じ外貨を取引対象とする外貨預金とはどのような点が異なるのでしょうか。今回は、FXの取引の仕組みと、外貨預金との違いを見てみましょう。

注目を集める「外国為替証拠金取引(FX)」とは

外国為替証拠金取引(FX)とは、外貨預金と同じように外貨に投資する金融商品であり、外貨預金と同じく、銀行でも提供していますが、取引の中心となるのは証券会社です。

FXの魅力は、外貨預金が手持ちの外貨の範囲でしか取引できないのに対して、証拠金として預けた資金の何倍もの取引が可能なことです。少ない資金で大きな額の取引ができるこの仕組みは、「レバレッジ」と呼んでいます。

また、通貨の組み合わせ(通貨ペア)に生じる金利差(スワップポイント)による収益も期待できることや、世界の外国為替市場をリレーすることで事実上24時間の取引に対応していること、外貨預金と比べると圧倒的に有利な手数料など、外貨投資の中でもさまざまな魅力があります。

外国為替証拠金取引(FX)が外貨預金に勝る3つのポイント

レバレッジにより少額からスタートできる

外貨預金と違い、FXでは預かった資金を担保にレバレッジをかけた取引をおこないます。そのため、少ない資金でもまとまった金額が取引できるのが特徴です。

レバレッジは国内FXサービスでは個人向け口座と法人向け講座で異なり、個人向け口座はレバレッジ25倍が上限ですが、法人向け口座は数十倍から数百倍の取引に対応しているケースもあります。

レバレッジを高めるほど資金効率の良い取引を実現できますが、わずかな値動きも大きく増幅されるため、ハイリスク・ハイリターンな取引となることには注意が必要です。

売り取引により下げ局面もチャンスにできる

日本円を外貨に交換(両替)した上で銀行に預ける外貨預金では、為替レートが預入のときよりも円高だと利息分を帳消しにする為替損失が生じることがあります。

FXでは外貨を買う「買い取引」はもちろん、外貨を売る「売り取引」からでも取引に入れるので、円安・円高のどちらでも利益を狙う取引を実現できます。「買い」取引では円安局面では利益、円高局面では損失が生じます。反対に「売り」取引では円高局面で利益、円安局面で損失が生じます。

スワップポイントで金利差益も利益になる

FXでは取引する通貨の組み合わせ(通貨ペア)の金利差から、毎日一定の調整額(スワップポイント)が発生します。このスワップポイントもFXの利益の1つに数えられます。例えば、高金利の通貨を買って低金利の通貨を売ることで、まとまった金額を安定して得ることができます。

高金利通貨としては資源国通貨のオーストラリアドルや南アフリカランド、トルコリラなどが知られていますが、これらの通貨は外国為替市場での取引高が小さいことや外部要因の影響を受けやすいため、スワップポイントを狙う取引ではリスク管理に細心の注意が欠かせません。

まとめ:外貨預金とFXのメリット・デメリット

FX(外為取引)外貨預金
取扱金融機関証券会社など銀行
取引方法 売り・買い両方買いのみ
取引レートリアルタイム1日1回(銀行が発表)
為替手数料
(米ドル/円)
無料
※一部FXサービスを除く
片道1円以上
取引時間24時間
※土日祝日・メンテナンス時間を除く
銀行の営業時間内
取引期限特になし特になし
※定期預金は満期日まで
利益機会円高・円安両方両替時点よりも円安
金利の受取スワップ金利として毎日受取満期時または解約時

おわりに

このように、レバレッジやスワップポイントといった仕組みにより取引の自由度や資金効率の高いFXは、資産運用の柱とにもなる、魅力的な金融商品です。

その反面、自由度や資金効率の高さが思わぬリスクになることもあるため、リスク管理には十分な注意を払う必要があります。

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