外国為替証拠金取引(FX)の取引口座開設で気をつけたい5つのポイント

FX業者の選び方

FXをはじめるときに重要なポイントはいくつかありますが、とりわけ重要なポイントが「どのFX業者に口座を開くか」ということです。

各FX業者とも魅力的なキャンペーンを行なっているため、ついキャンペーン内容だけを比較してしまいがちですが、取引スタイルによっては長く付き合うことになるため、口座開設をするFX業者は慎重に選びたいものです。

ここでは取引口座を開くFX業者を選ぶときに気をつけたいいくつかのポイントについて見てみましょう。

外国為替証拠金取引(FX)の概略

1998年の外国為替及び外国貿易法(改正外為法)の施行により、銀行だけに限られていた為替業務が銀行以外の法人にも解放されたことをきっかけとして、通貨を金融取引の対象とするFXが爆発的な人気を得たため、無数の会社がFXサービスの提供をはじめました。

 

しかし、このような新規参入組の中にこの状況を利用して儲けようとする悪徳業者が多数いたことや、相場環境の悪化による取引高の減少によりブームは下火となります。

2005年に入って「金融商品の販売等に関する法律」が改正されたことにより、それまでは法規制が比較的ゆるかったFXサービスも、金融商品取引業への登録義務や自己資本規制比率の設定、強引な勧誘の禁止など、様々な規制が課せられることとなりました。

 

これにより企業体力で劣る中小FX業者が大手FX業者に買収されたりFXサービスから撤退したことで、2004年ごろには全国に120社ほどあったFX業者は2015年現在では半分の60社程度まで減少し、現在でもFX業者の合併や撤退により、更に少数のFX業者に淘汰が進んでいます。

FXサービスを選ぶときの5つのポイント

口座開設をするときにFXサービスを選ぶポイントはいくつもあるだけではなく、それぞれが取引には欠かせない要素であるため、比較・検討するときに多いに迷うことと思います。

そこで今回は、特に取引に重要なポイントをピックアップした上で、それぞれのポイントの重要な部分について見てみましょう。

スプレッド

FXサービスを選ぶときにもっとも重視したいポイントとしてあげられるのが、買値(ビット)と売値(アスク)の差であるスプレッドです。

 

スプレッドは取引結果にもっとも直接はねかえってくるコストであるため、大手FXサービスのスプレッド競争は熾烈なものとして知られています。

基本的に米ドル/日本円(USD/JPY)をはじめとする取引量の基本7通貨ペアでは狭く、高金利で人気のマイナー通貨ペアでは広く設定されているため、基本7通貨ペアのスプレッドを比較するのが一般的です。

スプレッドはほとんどのFXサービスで原則固定ですが、重要指標の発表などの取引注文が集中するときには大きく変動することがあります。

約定力

スプレッドに次いで重要な比較ポイントとしてあげられるのが、取引注文がどの程度成立したかを表す約定力です。

金融取引で発注した売買注文が成立することを「約定」と言い、注文のうちどの程度が約定したかを表す割合を「約定率」と言います。

比較的取引高の低い日中であればどのFXサービスであっても約定率はほぼ100%ですが、週明け月曜日や重要指標の発表直後などの売買注文が殺到する時間には、FXサービスごとに約定率に明確な差が出てきます。

 

約定できない原因には、注文時点の為替レートと約定時点の為替レートが食い違うことで生じる「スリッページ」や、為替相場の急変時などに起こるFX業者による「注文拒否(リジェクト)」などが考えられます。

約定率は取引結果に大きな影響を及ぼすポイントでもあるので、FXサービスの宣伝文句だけではなく、口コミサイトなどを参考にしてみると良いでしょう。

取引環境

スプレッドや約定力は取引結果に大きな影響を与えるポイントとして重要ですが、スワップポイントや取り扱い通貨ペアは取引の自由度に大きな影響を与えるポイントとして重要です。

 

スワップポイントとは、通貨ペアの間に発生する金利差のことを言います。

対象とする通貨ペアによってスワップポイントは大きく異なるために一概に比較対象とするのは難しいですが、同じ通貨ペアでもFXサービスによってかなりの差が発生することがあります。

FXの基本である為替差益と同時に、スワップポイントによる利益も狙う中期・長期取引を取引に取り入れるなら、スワップポイントの大小も検討対象の1つとなるでしょう。

取引ツール

実際の取引では、特段の理由がない限り全てインターネット上で提供される情報と取引ツールを使用して取引を行います。

 

各FXサービスの提供する取引ツールは、インターネットにアクセスできればPCやスマートフォン、フューチャーフォン(ガラケー)から取引できるだけではなく、取引参加者の意見を取り入れて随時改良されています。そのためFXサービスやアクセスする端末ごとに独自色が強く、取引に大きな影響を与えることが考えられます。

口座開設を済ませて実際の取引をはじめてから「何かが違う」ということにならないように、一部のFXサービスでは取引をシミュレートする「デモトレード」を提供しているため、実際に口座開設をする前に、デモトレードをすることで相性が良いかどうかを確認すると良いかもしれません。

投資情報などのサポート体制

ここまで見てきたポイントの他に重要なポイントとしてあげられるのが、相場情報の配信をはじめとする様々なサポート体制です。

日々の取引で必要となる様々な情報を豊富に配信していることは、取引結果を左右するポイントと言えます。また、セミナーや動画配信の有無は、FXトレーダーのサポートのどれだけ力を入れているかを検討するヒントとなるでしょう。

 

このスワップポイントと並んで気にしたいポイントとして、取り扱い通貨ペア数があります。

主に取引する通貨ペアは限られた数になりますが、先に設定した取引スタイルによっては、基本7通貨ペア以外のマイナーな通貨ペアを主に取引する場合も考えられます。そのときに取引の自由度を落とさないために、取り扱い通貨ペア数が多くあるFXサービスを選ぶようにしましょう。

 

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おわりに

ここまでは実際の取引のときに気になるポイントに絞って、FX会社を選ぶポイントについて見てきました。

FXサービスを提供しているFX業者は、FXを含む先物取引専門の業者から、株式なども取り扱う総合証券まで、実に様々な法人が参加しています。

口座開設をするときには、いくつかの比較軸で検討した上で口座開設をするようにしたいものです。

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