はじめる前に知っておきたい!外国為替・FXの基礎知識

はじめる前に知っておきたい!外国為替・FXの基礎知識

通貨が対象となる資産運用である「外国為替証拠金取引(FX)」。聞いたことはあっても、どのようなものかいまいちイメージできないという人は少なくないと思います。

今回は、FXをはじめる前に知っておきたい外国為替・FXの基礎知識や、はじめるために必要な準備などを詳しく説明していきます。

知っておきたい!外国為替証拠金取引(FX)とは

日本円を外国の通貨に換える、あるいは外国の通貨を日本円に換える取引は「外国為替取引」と呼ばれます。通貨の価値は細かく変動していますが、この値動きを活用して金利差益を狙うのが、「外国為替証拠金取引(FX)」です。

少額からでも投資をはじめられる?FXの4つの魅力

ポイント1:投資対象が限られる

株式投資や投資信託と異なり、FXの投資対象は外国通貨に限られ、その中でも主な投資対象となるとわずか数種類に限定されます。投資の判断材料も、為替の値動きを記録した「チャート」と経済の大きな流れと極めてシンプル。短期の売買になりやすいため、値動きをチェックは欠かせませんが、為替を動かす要因の中でも、個人投資家が注目すべきものもわずかです。

ポイント2:少ない資金で大きな資金を取引できる(レバレッジ)

FXでは、預けた資金の何倍もの金額(通貨)を動かせる「レバレッジ」という仕組みが導入されています。レバレッジは最大25倍までかけられるので、少ない資金でもまとまった金額を取引ができる、資金効率の良さが魅力です。レバレッジが大きいほど1回の取引で得られる利益は大きくなる反面、発生する損失も大きくなるため、十分なリスク管理が必要です。

ポイント3:金利差で利息を得られる

FXでは低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、金利差分を受け取ることができる仕組み(スワップポイント)が導入されています。未曾有の低金利が続いている日本では、取引内容によっては無視できない利益を生むことがあります。ただし、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買う取引では、金利差を支払うことになるため、注意が必要です。

ポイント4:24時間いつでも取引できる

外国為替は、世界各地の銀行間で取引されているため、通貨を取引対象とするFXも平日であれば24時間いつでも取引できます。

とくに取引の中心となる欧米の銀行が開くのは日本時間では深夜から早朝にかかる時間帯なので、外国為替市場の主要通貨である米ドルやユーロは日本の深夜から早朝にかけて取引が活発になります。

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為替レートはどう見るの?その変動理由は?

売値と買値で表す「為替レート」

為替レートとは、自国通貨と外国通貨の交換比率のことです。では、ニュースで伝えられる「1ドル(1ユーロ)は〇〇円〇〇銭から××円××銭です」とは、どういう意味なのでしょう。

このような表記をする場合、ある通貨とある通貨が「いくらで売れるか(売値・ビット)」と「いくらで買えるか(買値・アスク)」を同時に表し、1ドルを買うときには××円××銭、反対に1ドルを売るときには〇〇円〇〇銭が取引レートであることを表します。

為替レートは需給バランスで変動する

為替レートは各種経済指標や政策金利、政治情勢などに影響を受けますが、決してこれらだけが為替相場を動かしているのではありません。為替相場はこれらの判断材料に基づいて売り手と買い手の需給バランスで価格が形成されるため、市場参加者の動向を見極めることが大きなポイントとなります。

為替レートに左右される「円高・円安」とは

このような為替レートの値動きは「円高・円安」としてとらえられます。外貨に対して円の価値が上がっている状態を「円高」といい、反対に外貨に対して円の価値が下がっている状態を「円安」といいます。

一般的に円高になると輸出には不利となりますが輸入には有利となり、反対に円安になると輸出が有利となり輸入には不利となります。

FXで取引対象となる主な通貨

通貨の組み合わせを取引するFX

FXで取引される通貨の組み合わせは通貨ペアと言い。米ドルと日本円の通貨ペアの取引であれば、「米ドル/日本円」のようにあらわします。FXでは通貨の組み合わせ(通貨ペア)を売買しますが、どの通貨ペアを取引するかが結果を大きく左右します。

なお、左側の通貨を「主軸通貨」、右側の通貨を「決済通貨」といいます。「米ドル/円」で見れば、米ドルが主軸通貨で、円が決済通貨ですね。

情報が豊富で判断しやすい「米ドル」

徐々に弱くなっているとはいえ、依然として基軸通貨としての地位を占めているのが「米ドル」です。取引が活発であり、発行国であるアメリカの経済情報は入手しやすいので、投資判断がしやすいといえます。

第2の基軸通貨として期待される「ユーロ」

1999年1月1日に加盟国の間で電子的決済通貨として導入された欧州連合(EU)の共通通貨「ユーロ」は、第2の基軸通貨として確実な地位を築きつつあります。各国政府や中央銀行もユーロの保有高を増やす傾向にあり、今後ますますユーロの需要は高まると思われます。

値動きが大きくデイトレード向き「英ポンド」

EU加盟国でありながら独自路線を歩むイギリスの法定通貨「英ポンド」は、1980年代にはじまったビッグバン政策により金融立国としての道を歩み、為替レートの変動が激しいデイトレードに向いた通貨として知られています。

アメリカの影響を大きく受ける「カナダ・ドル」

原油や金などの資源が豊富なので、為替レートの変動は比較的安定しています。ただし、アメリカとの貿易が活発なので、アメリカの景気などの影響も受けやすく、通貨として独自の値動きをすることがあまりありません。

高金利が魅力だが値動きも大きい「豪ドル」

南半球の主要国に数えられるオーストラリアの発行する通貨豪ドルは相対性に金利が高く、スワップポイントが高いのが大きな魅力です。その反面、資源国通貨であるため、世界の資源需要をはじめとする外部要因により為替レートが変動しやすいという欠点があります。

豪ドルの影響を強く受ける「ニュージーランド・ドル」

オーストラリアの隣国ニュージーランドの通貨「ニュージーランド・ドル」は、豪ドルと同じ様にスワップポイントが高いのが魅力。豪ドルの値動きに釣られやすい傾向があるので、通貨として独自の値動きをすることはあまりありません。

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押さえておきたい。FXをはじめるための基礎知識

FXの取引口座開設の流れ

FXをはじめるためには、口座開設をする必要があります。口座は大手証券会社やインターネット専業証券(ネット証券)のほか、FXを専門とする取引業者でも開設できます。なお、証券会社でFX口座を開設するときには、株式取引の口座とは別にFX専用の口座を開設する必要があります。

口座開設は証券会社やFX業者のホームページ上でできます。ホームページで必要事項の入力と本人確認書類の送付が完了すれば、申し込みの手続きは完了です。証拠金を振り込んだら、いつでも取引をスタートできます。

FXをはじめるための初期費用はどの程度?

FXをはじめるのには、口座開設ののち証拠金の入金が必要なことは前述しました。では、実際の取引をはじめるにあたってどの程度の証拠金が必要なのでしょうか。1ドル=100円の場合を例に考えてみましょう。

多くのFXサービスでは1万通貨単位を取引単位としているので、

100.00×10,000通貨=1,000,000円

が取引金額となりますが、取引にレバレッジがかけられるFXではこれよりも少ない金額で取引をはじめられます。ただし、FXでは取引金額に対して一定以上の証拠金を預けることが義務付けられています。その割合はFXサービスによって異なりますが、仮に4%と仮定すると、

1,000,000円×4%=40,000円

となり、およそ40,000円以上の資金があれば米ドル/日本円で10,000通貨から取引をはじめることができます。

ただし、ここで求めた金額は取引で損失が発生することを考えていません。余裕を持って取引をはじめるためには、やはりある程度まとまった資金を準備するか、取引単位がより小さいFXサービスを選ぶ必要があります。

初心者向けのおすすめ証券会社

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スプレッドは原則固定で米ドル/日本円(USD/JPY)で0.3銭をはじめ、取り扱いのある20通貨ペアで最狭水準のスプレッドを配信。取引手数料をはじめとする各種手数料がかからないので、低コストで取引がはじめられます。

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どうしても短いタームの動きが気になってしまうのですが、自分のパターンにあわせて使うように心がけています。取引の約定タイミングもとてもスムーズで、特にシステム的なブレは感じません。実際使ってみた感想としても、その点は心配ないと思います。

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スプレッドは、米ドル/日本円(USD/JPY)の0.3銭をはじめ、原則固定で最狭水準を提供。最小1,000通貨単位からの取引に対応しているので、より少ない資金で取引をはじめることができます。

取引ツールには、人気の取引ツールとして知られる「マーケットスピードFX」をはじめ、インストール不要の「楽天FX-WEB」やスマートフォンアプリ「i SPEED FX」など、取引環境にあわせてさまざまな取引ツールを提供しています。

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ループイフダンを操作するため、アイネットFXはパソコンやスマートフォンなど、取引環境にあわせた取引ツールを豊富に提供。取引の幅を広げるのに大きく役立ちます。

アイネットFX(アイネット証券)の口コミ:資金の管理をしておけば、あとはときどき様子を見るだけでほったらかしておいてもかなり安定して取引をしてくれるのが魅力です。設定も簡単で、いくつかのパラメーターから選ぶだけです。さすがに急な値動きのときはダメですが、普段手放しにできるの手軽に投資をするためにも嬉しいですね。

おわりに

ここまで、外国為替証拠金取引(FX)に欠かせない外国為替の基本や仕組み、FXそのものの取引の基本を、駆け足で見てきました。このコラムをきっかけに、少額からでもはじめられるFXに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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