初心者トレーダー必見。FXに欠かせない基礎知識を徹底解説!

初心者トレーダー必見。FXに欠かせない基礎知識を徹底解説!

手軽にはじめられて大きな利益を期待できること資産運用の方法として注目を集めているのが、外国為替証拠金取引(FX)です。

書店に足を向ければ「FXでこれだけ稼いだ!」というタイトルの本が山積みされ、インターネットにはどれだけ損をしたかが赤裸々に書きこまれていますが、実際にはどのようなものでしょうか。

このコラムでは、これからFXをはじめる人が知っておきたい基礎知識から、安定した取引をするために欠かせない知識まで、FXの取引で欠かせない知識を徹底解説しています。

目次

取引の前に知っておきたい外国為替市場の基礎知識

FXについて見る前に、FXの取引対象となる通貨が取引されている「外国為替市場」を見てみましょう。

外国為替市場(単に「為替市場」ということもあります)とは、異なる通貨の交換(売買)をはじめ、通貨に関するさまざまなニーズを満たすために設けられている取引市場です。

市場とは呼ばれているものの、市場の特徴であるモノの取引はおこなわれず、一定の枠組みにしたがっておこなわれる取引全体をまとめて「市場」と呼びます。

外国為替市場は大きく個人や企業が金融機関とおこなう「対顧客取引」と金融機関同士がおこなう「インターバンク取引」に分けられ、FXは基本的に「対顧客取引」として扱われます。

世界の主要都市には大規模な外国為替市場が設けられていて、途切れなく取引が続けられているため、為替取引は24時間取引を実現しています。外国為替市場によりその取引の傾向は大きく異なるため、安定した取引のためにはそれぞれの外国為替市場の特徴とその違いを把握することが欠かせません。

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為替レートはどう見るの?

為替レートは2国間の通貨を交換するときの取引価格であり、数ある金融商品の中でも比較的経済指標や政策金利、政治情勢などに大きく影響を受けやすいことで知られています。

さまざまな要因により値動きする為替レートですが、最終的な取引価格の決定は「売り手」と「買い手」からなる市場参加者が合意した価格であるため、市場参加者の動向を見極めることが大きなポイントとなります。

通貨の人気を表す「通貨安」と「通貨高」とは?

為替レートの変動は、通貨に「通貨安」と「通貨高」を招きます。

仮に米ドル/日本円(USD/JPY)で複数回の取引するときに最初の取引が「1ドル = 80円」、2回目の取引が「1ドル = 100円」になったとすると、同じ1ドルを買うのに20円も多く必要になります。この場合は米ドルの価値が高くなり(ドル高)、日本円の価値が下がった(円安)といいます。

全ての通貨はその時々の状況に応じて価値が変動するため、FXではこの為替レートの値動きにより利益を狙うのが一般的です。

外国為替証拠金取引(FX)はどのような金融商品なのか?

このような特徴がある外貨を取引するFXとは、どのような性格を持つ金融商品なのでしょうか。

外国為替証拠金取引(FX)とは差金決済取引(CFD)の一種であり、FX会社に預けた証拠金を担保に、外国通貨(外貨)の組み合わせ(通貨ペア)を交換(売買)することで利益を狙う金融商品です。

外貨を取引する金融商品の代表例として外貨預金が知られていますが、通常の預金制度にそのまま外貨に当てはめた外貨預金に対して、FXは通貨自体を取引対象としてあつかう点が異なります。

FXの取引で利益を得るまでの大まかな流れとは?

FXでは利益を出す方法として、為替レートの変動を利用する為替差益(キャピタルゲイン)と、通貨間で発生する金利差(スワップポイント)を活かした金利差益(インカムゲイン)が知られています。米ドル/日本円(USD/JPY)を1ドル = 100円で購入したときに、どのように利益が発生するかを見てみましょう。

取引による利益を期待する為替差益(キャピタルゲイン)

取引の基本となるのは「安く買って、高く売る」ことです。この原則を仮定の例に当てはめると、為替レートが円安に進んで1ドル = 100円以上になった時点で通貨ペアを手放せば、手数料を差し引いた利益が得られます。

「安く買って、高く売る」取引とは別に、FXでは「高く売って、安く買う」ことでも利益を得られます。FX会社から1ドル =100円で米ドルを借りて「売り注文」を発注、円高が進んで1ドル = 100円以下になった時点で米ドルを買い戻せば、借りた分を戻しても差し引き20円が利益として残ります。

このように通貨安・通貨高のどちらでも、取引の流れによっては利益を期待できるのが、FXの大きな特徴です。

金利差から利益を狙う「金利差益(インカムゲイン)」

取引による利益を期待するキャピタルゲインの他に、FXには通貨間の金利差(スワップポイント)による金利差益(インカムゲイン)を狙う取引方法もあります。

通貨は発行国の経済情勢や金融政策などの要因により金利が大きく異なり金利差が発生します。この金利差を埋めるための仕組みが「スワップポイント」です。

このスワップポイントを狙うのが金利差益(インカムゲイン)であり、日本円(JPY)などの低金利通貨を売ってオーストラリアドル(AUD)などの高金利通貨を買うのが、インカムゲインを狙うときの一般的な取引です。

比較的安定していると言われているインカムゲインですが、高金利通貨は外国為替市場での取引量が少ないため値動きが荒く、思わぬ要因で大きな損失が生じることがあります。また、通貨発行国の金利情勢や金利動向、その他さまざまな事情により、スワップポイントは日々変化します。

金融情勢の変化により受取額(支払額)が増減するのはもちろん、受けと払いが逆転することもあるため、長期保有が前提となるインカムゲインでは、より余裕を持って取引をすることが欠かせません。

効率よく取引をするための秘密「レバレッジ」とは?

FXの大きな特徴の一つに、「レバレッジ」の存在があげられます。レバレッジとは、預けた資金(証拠金)を担保として、数倍から数十倍の金額での取引を可能とする仕組みであり、レバレッジを活用することで少額の資金でも大きな利益を期待できるのがFXの大きな特徴として知られています。

気をつけたい「証拠金判定」と「強制ロスカット」

レバレッジにより少ない資金でも効率の良い取引ができるFXですが、その反面、取引に大きなリスクを背負っています。トレーダーの損失を限定する仕組みとして導入されたのが、「証拠金維持率」と「強制ロスカット」です。

取引がどれだけ安定しているかをあらわす「証拠金維持率」

証拠金維持率とは、証拠金から「評価損益」を計算して求められる証拠金残高の割合であり、証拠金維持率が一定水準を下回ると「強制ロスカット」の対象となります。

「評価損益」とは、ある時点で保有しているポジションをそのときの為替レートで決算したときに発生する利益(損失)であり、利益が発生していれば「含み益」、損失であれば「含み損」と呼びます。

取引を打ち切ることで証拠金のマイナスを防ぐ「強制ロスカット」

証拠金維持率が一定の水準を下回るとトレーダーに対して証拠金の回復を求める「アラート」が発せられます。アラートを受けたトレーダーは、期日までに何らかの手段で証拠金残高を回復させなければなりません。

期日までに証拠金残高の回復がされなかったり含み損が拡大すると、さらなる損失の拡大を防ぐため、強制決済して取引を打ち切る「強制ロスカット」の対象となります。

取引対象となる主要な通貨

ここまでFXをはじめるために欠かせない基礎知識について、取引場所から安全な取引のための仕組みまで、大まかに見てきました。ここからは安定した取引と利益に欠かせない、通貨の特徴を見てみましょう。

情報が豊富で判断しやすい「米ドル(USD)」

外国為替市場の取引の中心となっている通貨を「基軸通貨」と呼びますが、名実ともに基軸通貨に値するのが米ドル(USD)です。

第二次世界大戦後の冷戦体制や同時多発テロ、リーマン・ショックなどの数々の激変を乗り越え、依然として世界最大の経済規模と軍事力を背景に、米ドルはこの先しばらく基軸通貨としての地位を維持すると言われています。

第2の基軸通貨として期待される「ユーロ(EUR)」

米ドルに次ぐ基軸通貨としての地位を期待されながら、2010年代に入ってから足並みの乱れが目立つのが欧州の共通通貨として発足した「ユーロ(EUR)」です。

加盟国の増加にあわせて各国政府や中央銀行は保有高を徐々に増やしていますが、リーマン・ショックをきっかけとする政界経済危機の後遺症は大きく、加盟国の温度差や未加盟ながらも大きな影響力を誇ったイギリスのEU離脱(ブレグジット)など、さまざまな問題が表面化しています。

値動きが大きくデイトレードに向く「英ポンド(GBP)」

2016年の国民投票で事前の予想を覆して欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を選んだイギリスは、ヨーロッパ圏の有力国でありながら独自通貨を維持している珍しい国です。

イギリスは1980年代にサッチャー首相が主導したビッグバンにより、ロンドン・シティを中心とする金融取引が盛んであり、通貨英ポンド(GBP)は為替レートの値動きが激しく、デイトレードに活用される通貨として知られています。

有事のときに買われる安全資産「スイスフラン(CHF)」

1990年代はじめの冷戦体制の崩壊からしばらくの間、戦争などの有事のときの安全資産は、世界最大の経済力と軍事力を背景に米ドル一択でした。しかし2001年の同時多発テロにより以降、アメリカも安全でないことが明らかになると、注目されるようになったのがスイスフラン(CHF)です。

「永世中立」を国是として複雑な政治情勢の中で武装中立の道を選んだスイススイスは、「スイス銀行」の通称で知られる銀行業をはじめ、金融業が活発です。金融業を背景にスイスフランも外国為替市場で強い信頼を得ているため、近年では日本円と並んで有事のときの安全資産として注目されています。

高金利が魅力だが値動きも大きい「オーストラリアドル(AUD)」

国際日付変更線(IDL)にもっとも近く、主要な外国為替市場に先駆けて取引がはじまるオセアニア地域に属するオーストラリアは、主要国の一国でありながら資源国であり、通貨オーストラリアドル(AUD)は資源国通貨として知られています。

特に日本円との通貨ペアは大きなスワップポイントが発生するため、インカムゲインを狙うFXトレーダーには欠かせない通貨ですが、経済規模はそれほど大きくないため為替レートの値動きが激しいという特徴があります。

オーストラリアドルと似た特徴を持つ「ニュージーランドドル(NZD)」

オーストラリアの隣国であり、経済的に強い結び付きを持つニュージーランドの通貨ニュージランドドル(NZD)は、オーストラリアドルの影響を強く受けることで知られ、高金利通貨として注目を集めています。

中央銀行であるニュージーランド準備銀行は通貨の独自色を出すためにさまざまな金融政策を打ち出していますが、その効果は比較的限られているのが現状です。

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FXをはじめるのにどのくらいの資金が必要?

レバレッジにより比較的少ない資金でもはじめられるFXですが、どの程度の資金があると安定した取引をはじめられるのでしょうか。

大前提として、リスクを取ってリターンを狙うFXでは、取引の過程で資金を失う可能性は決して小さいものではないため、「仮にうしなっても経済的に困らない金額」で取引をはじめることが欠かせません。

あるアンケートによると、10万円から100万円程度の資金で取引をはじめたとする回答が多くを占めています。

主な注文の種類

FXで安定した取引を続けるためには、取引する通貨ペアと合わせて取引方法も重要なポイントとなります。一口に取引方法と言っても、基本となる成行(なりゆき)注文からほとんど自動で取引が完了するIFO注文まで、さまざまな注文方法が存在します。それぞれの特徴を見てみましょう。

基本中の基本「成行注文」

もっとも基本となる成行注文とは、あらかじめ注文の値段(レート)を設定せずに注文を発注することで、現在の市場の成り行きでおこなう注文方法のことです。今すぐに売り(買い)を発注したいときに利用する注文方法ですが、取引の状況によっては思わぬ値段で注文が成立することがあるため、注意が必要です。

取引する価格を指定する「指値(逆指値)注文」

指値(さしね)注文、あるいは逆指値(ぎゃくさしね)注文とは、注文時に発注する為替レートを指定して注文を発注し、その為替レートになった時点で取引をおこなう注文方法です。

買い注文であれば現在の為替レートより「下がってから買う」注文は指値注文、「上がってから買う」注文は逆指値注文となります。売りポジションを保有していれば決済は「買い注文」ですので、同様に「下がってから決済(買う)」が指値注文となり、「上がってから決済(買う)」が逆指値注文となり、売り注文であれば、注文方法と指値・逆指値の関係は反対になります。

発注から決済までを自動化する「IFDONE注文」

IFDONE(IFD)注文は、為替レートを指定して新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法であり、必ず新規注文と決済注文のセットで発注する注文方法です。

新規注文から決済注文まで最初に発注したとおりに進む大変便利な注文方法ですが、新規注文が約定しなければ発注されない点や、指定した為替レートに到達しなければ注文が成立しない点に注意が必要です。

有利な条件で注文できる?「OCO注文」

OCO注文は、二つの注文を同時に発注して、どちらかが成立したらもう一方をキャンセルする注文方法です。

為替レートのトレンドが読めないときに有用な注文方法ですが、IFD注文と違って新規注文・決済注文のどちらかにしか利用できない注文方法であり、ポジションを整理するためには別の注文を発注する必要があります。

一括注文できる「IFDONE+OCO注文(IFO注文)」

IFDONE注文とOCO注文を組み合わせた注文方法であるIFDONE+OCO注文(IFO注文)は、新規注文の発注と決済注文(IFDONE注文)と、値動きに合わせた二つの決済注文(OCO注文)を可能とした注文方法です。

IFO注文では新規注文と対応する決済注文が同時に発注できて、決済注文では利益確定と損切りの二つの注文を入れることができるため、ポジションの保有から決済までを自動でできて、利益確定・損切りにも対応している注文方法として知られています。

この他の注文方法

ここまでほとんどのFXサービスで提供されている基本的な注文方法を見てきましたが、FXサービスによってはこれ以外にもいくつかの注文方法に対応していることがあります。

代表的なものとしては、為替レートの値動きに追随する「トレール注文」や、リアルタイムでの為替レートで注文をする「ストリーミング注文」などがあります。これらの注文方法は、一部のFXサービスでは対応していないこともあり、あまり一般的な注文方法とは言えませんが、知っておくと取引が有利になる注文方法です。

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知っておきたい「取引スタイル」の違い

通貨を取引することで利益を狙うFXですが、安定して利益を狙うためには取引する通貨ペアや狙う利益の大きさによって、適切な取引スタイルを選ぶ必要があります。FXの代表的な取引スタイルを見てみましょう。

数秒単位の取引をくり返すことで利益を狙う「スキャルピング」

スキャルピングは1回の取引で数pipsから数十pipsの利益を狙う取引スタイルであり、アメリカインディアンの”頭の皮を薄く剥ぐ” という「スカル(頭蓋骨)」からきた言葉として知られています。

「一定方向に動く最小の時間単位で、薄くても確実に利益をもぎ取ろう」というのがスキャルピングであり、実際の取引時間は数秒から数分と極めて短時間の取引を1日のうちに何回もくり返すのが特徴です。

1日単位の取引を積み重ねる「デイトレード」

数秒単位の取引をくり返すことで利益を狙うスキャルピングよりももう少し長いスパンでの取引となるのが、1回の取引で数十pipsから数百pipsの利ざやを狙って1日数回取引をする「デイトレード」です。

スキャルピングと同様に、1日のうちに取引を終わらせてポジションをゼロにして終わらせるため、比較的リスク管理の面で有利と言われていますが、安定して利益を得るためには、徹底した分析や、自由になる時間の大半を取引についやす必要があるなど、負担の大きい取引スタイルと言えます。

相場の波に乗ることを目指す「スイングトレード」

スキャルピングやデイトレードと異なり、数ヶ月程度を目安に入れ替わる為替レートのトレンドに乗って取引をすることで1回の取引で数百pips程度の利益を狙うのが「スイングトレード」です。

比較的長期間の取引が中心となるので、高いレバレッジをかけずに数倍程度のレバレッジで取引をするのが基本となります。

ポジションを持ち続ける「ポジショントレード」

いくつかある取引スタイルの中で、「ポジショントレード」は数ヶ月から数年程度に渡ってポジションを持ち続ける長期間の取引スタイルであり、1回の取引で数百pipsから千pips以上の利ざやを狙います。

数年単位でポジションを持つこともあるため、低いレバレッジで運用するのが基本となるポジショントレードは、レバレッジをかけないで取引することも珍しくはありません。

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「裁量取引」と「システムトレード」、「発注管理」

FXでは取引スタイルと同様に、どのような取引システムを利用して取引をするかも重要なポイントと言えます。FXの取引システムには、「裁量取引」や「システムトレード」、「発注管理」などがありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

分析から注文まで全てを手動でおこなう「裁量取引」

裁量取引とは、「その人の考えに基づいて為替相場を判断し、取引する」取引システムであり、FXの取引のもっとも基本となる取引システムです。

相場判断からポジションの保有・決済までを全て手動でおこなう裁量取引では、自分の判断が利益を大きく左右するため負担こそ大きいものの、リスク管理や資金管理を全て自分の手でおこなうことができます。

取引を自動化する「システムトレード」

裁量取引でもある程度の相場分析をおこないますが、実際の取引の場面ではどうしても主観や感情が忍び込み、取引に影響することがあります。

「システムトレード」は主観的・感情的な判断を一切排除するため、事前の設定どおりに売買をおこなうプログラムに取引を任せる取引システムです。

取引をおこなうプログラムは自分でも作成できますが、プロの為替トレーダーやアナリスト、金融理論を駆使したプログラムが日々発表されているため、そちらを導入するのが一般的です。

一定の為替レートの範囲内で注文をくり返す「発注管理」機能

裁量取引とシステムトレードの中間にある取引システムが、一定の為替レートの間で売買注文を複数回発注する「発注管理」機能です。

いくつかの国内のFXサービスでは、微妙に異なる内容でこの機能を提供していますが、基本部分となる一定の為替レートの間で設定された売買注文をくり返し発注する点には変わりありません。

為替レートが一定の範囲内で動いている限りは複雑な予想する必要がなく、限定された場面でもシステムトレードの恩恵を受けられるといったメリットから、新しい取引システムとして注目を集めています。

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相場分析の方法

ここまで見てきたようにさまざまな注文方法や取引システムを活用することで安定した取引を狙うFXですが、やみくもに取引をしても利益は得られません。

安定した取引と利益のためには、「ファンダメンタルズ要因」と「テクニカル要因」に左右される外国為替市場がどのように動くかを予測する「相場分析」が重要です。

相場分析に欠かせない「ファンダメンタルズ要因」と「テクニカル要因」、それぞれを活用する相場分析について見てみましょう。

為替レートを経済動向から左右する「ファンダメンタルズ分析」

為替レートを動かす要因はいくつかありますが、その中でも経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)によって左右されることがあります。

ファンダメンタルズ要因として注目を集める主なものとしては、

  • 関係機関から定期的に発表される「経済指標」
  • ある国の経済成長を左右する「金融政策」
  • 金融政策の方向性を占うための「要人発言」

などが知られています。

これらの要因を参考として為替レートの方向を予測するのが「ファンダメンタルズ分析」であり、参考とする情報の性格上、中長期での大まかな予測を得意としています。

チャートと群集心理を読み解く「テクニカル分析」

ファンダメンタルズ要因とは別に為替レートを動かす要因として、「テクニカル要因」が知られています。

テクニカルとは、為替レートの値動きには何らかの法則があるとの仮説に基づいて過去の膨大なデータから一定の法則を見いだそうとする動きです。

値動きをグラフ化した「チャート」とそのときの為替レートの値動きが一致することを「サイン」と言い、売買サインが出たことで為替レートが動くことを「テクニカル要因」、チャートの動きから為替相場の動向を分析する方法を「テクニカル分析」といいます。

その性格上、テクニカル分析は期間を短い期間での比較的精度の高い予測を得意としていると言われています。

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初心者向け!FXサービス

ここまでFXをはじめるために知っておきたい基本的な情報を駆け足で見てきましたが、実際に取引をするためにはFXサービスに口座開設をすることが欠かせません。FXトレーダーに人気の高いFXサービスをピックアップして見てみましょう。

DMM FX(DMM.com証券)

取り扱い通貨ペア数 取引通貨単位 取引システム
DMM FX(DMM.com証券)
DMM FX(DMM.com証券)
20通貨ペア 1万通貨単位 裁量取引
 

DMM FX(DMM.com証券)の特徴:DMM.com証券の提供するFXサービス「DMMFX」は、口座開設数国内1位、取引高や預かり資産といった人気のバロメーターとなる指標でも上位を争うなど、FXをはじめるときの有力な選択肢となるFXサービスです。

業界最狭水準のスプレッドをはじめ、取引環境に合わせた豊富な取引ツールや充実したサポート、魅力的なキャンペーンなど、さまざまな点で魅力的なFXサービスと言えます。

DMM FX(DMM.com証券)の口コミ:FXの口座をはじめて開設しました。最初はすごく不安でしたが、デモンストレーションが無料で使えるので、練習でそれなりに感じをつかんでから取引をはじめられて良かったと思います。
どうしても短いタームの動きが気になってしまうのですが、自分のパターンにあわせて使うように心がけています。取引の約定タイミングもとてもスムーズで、特にシステム的なブレは感じません。実際使ってみた感想としても、その点は心配ないと思います。

楽天FX(楽天証券)

取り扱い通貨ペア数 取引通貨単位 取引システム

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楽天FX(楽天証券)

24通貨ペア 1千通貨単位 裁量取引、システムトレード(MT4)

楽天FX(楽天証券)の特徴:楽天FXを提供する楽天証券は、大手ネット証券5社の1角を占める有力なネット専業証券であり、取引ツールである「マーケットスピード」は、投資家から高い評価を受けています。楽天FXではこのマーケットスピードをFX向けにアレンジした「マーケットスピードFX」を取引ツールとして提供。その機能の多彩さは見逃せないポイントです。
また、買収したFXMC証券の「MetaTrader4(MT4)」口座を引き継いで「楽天MT4」口座を開始するなど、その動きには要注目です。

楽天FX(楽天証券)の口コミ:初心者の私にも使いやすく、情報が見やすいです。注文などもスムーズにできて、少額の取引ならここが一番手数料安いんじゃないでしょうか。
楽天銀行の口座も一緒に開いて組み合わせて使うとポイントめっちゃ入りますので、ショッピングなどでも楽天の利用頻度高い方はたくさん恩恵受けれるんじゃないでしょうか。

M2JFX(マネースクウェア・ジャパン)

取り扱い通貨ペア数 取引通貨単位 取引システム
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M2JFX(マネースクウェアジャパン)
11通貨ペア 1千通貨単位 裁量取引、発注管理(トラリピ®)

M2JFX(マネースクウェア・ジャパン)の特徴:マネースクウェア・ジャパンの提供するFXサービス「M2JFX」の魅力は、何といっても「トラップリピートイフダン®(トラリピ®)」と呼ばれる発注管理機能にあります。
その人気の高さから類似する発注管理機能が瞬く間に普及したトラリピ® は、国内FXサービスの中でも独特の立ち位置を占めるFXサービスとして注目を集めています。

M2JFX(マネースクウェア・ジャパン)の口コミ:「トラリピ」を試してみるために利用しています。ある程度の余裕資金があるときに少額のリターンを狙うにはなかなか優れていると思います。
いったん注文を出して設定してしまえば、あとはしばらく放置しながら時々眺めていればよく、タイミングも良かったのか、50万円ではじめて2年ほどで1.5倍程度にすることができました。
スプレッドやスワップなどはあまり有利ではありませんが、自動取引を試してみたいときには選択肢として良いのではないかと思います。

おわりに

ここまで、取引の舞台となる外国為替市場の仕組みやFXの基本、安定した取引のために欠かせないさまざまな知識までを駆け足で見てきました。

このコラムをきっかけに、魅力あるFXをはじめてみてはいかがでしょうか。

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