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女性のための「FXの疑問」

第10回 「ロールオーバー」

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ユリ子:前回の続きから、「ロールオーバー」を詳しく説明するね。
例えば1米ドル=105.02円の場合、1万米ドルを買うには105万200円を用意しなくちゃいけないところを、FXは証拠金取引だから最低52505円(※)あれば取引することができるよね。

(※1万通貨コースで取引レート105.00―105.02円の場合の必要証拠金=中値(105.01円)×取引数量(1万)×必要証拠金率(5%)=52505円)

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カスミ:それがレバレッジを効かすってことでしたよね。

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ユリ子:そう、よく覚えているね。
でも、外国為替取引というのはもともとは通貨の交換取引だから、例えば1000万ドルでも10億円以上のお金を用意しなくてはいけない。外国為替市場は米ドルの取引だけで1日に約1兆5000 億ドルもの取引量があるの。だから取引の成立から資金決済まで「2日間」の猶予期間が設けられて、今日の取引の受渡し日は2営業日後という決まりになったんだよ。

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サクラ:米ドルだけでそんなに取引されているんですね。
すべての外国為替市場になると想像がつかないですね。

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ユリ子:でも、為替証拠金取引(FX)では実際に通貨の受渡しを目的としていないよね。
為替の動きやスワップポイントによって利益をあげることを目的とした取引だから必ず2営業日後にお金を用意しないといけないとなると時間的な制限が出てきてしまって、思うような取引ができないこともある。

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スミレ:5万円を差し入れて1万米ドルを買うことはできるけど、2営業日後には実際に105万円を用意しないといけなくなるんですか?

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ユリ子:そこで考えられたのが、1日1日決済日を順延していく方法なんだよ。
どういう仕組みになっているかというと、例えば月曜日に米ドル1万ドルを買った場合、水曜日にはその決済日がやってくる。だから火曜日にその1万ドルを売り、すぐに1万ドルを買い戻す。そうするとその取引の決済日は木曜日になるから1日決済日が伸びたのがわかる?

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スミレ:えーと・・・、最初の取引の決済日が水曜日だったけど、それが木曜日に伸びたってことですよね?

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ユリ子:そう。このことをロールオーバーと呼んでいて、ロールオーバーを毎日繰り返していくことによって1日ずつ決済日が伸びていくんだよ。こうして長期的に保有していくことが可能になって、ロールオーバーをする度にスワップポイントを受け取ったり支払ったりすることになるね。

第11回 「ロールオーバー②」 >>

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