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FX 個人投資家 対 投機筋

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注目を集めていた7月の米国雇用統計だったが、非農業部門雇用者数は市場の事前予想(8万7000人)を大きく下回る13万1000人となり、6月の改定値においては12万5000人減が22万1000人減、また民間部門の増加幅も8万3000人増から3万1000人増へと下方修正され、散々な結果となった。これを受けてUSD/JPYは85円割れ寸前まで円高・ドル安が加速した。

8月10日の日経新聞においてはこの日の個人投資家の動向をクローズアップしている。元来、個人投資家は「逆張り」のスタンスをとる傾向があるようだが、まさしく日経新聞の記事によると、東京金融取引所のFX取引「くりっく365」でドルの対円買越額が6日時点で約18億3000万ドルと過去最高水準まで拡大しているという。

一方、値動きを主導する海外ファンドなどはドル売りを進めている。確かにCFTC(米国先物取引委員会)が8/9に公表した8/3時点の投機筋(ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問業者)など)のポジションは対米ドル主要5通貨のロング(米ドルポジションのショート)は90856枚にまで急拡大している。

しかし、この水準は「売られ過ぎ」を示唆すると言われる10万枚寸前である。同CFTCより日本円のデータを見ても日本円は7週連続のロングを維持し、ロングの水準も47998枚と高水準にまで拡大している。ただ、米国債の償還、盆休み前の為替予約などを理由に円高が進むと言うのが8月のアノマリーである。

当コラムを執筆している8/10現在、8月第2週のUSD/JPYの為替相場は、85円後半を中心に推移しているが、個人投資家と投機筋、どちらに軍配が上がるか注目してみたい。


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