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2010年8月アーカイブ

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28億スイスフラン(約2300億円)。スイス中央銀行が13日に発表した2010年上半期決算の損失の数字だ。損失の要因は、輸出産業を守るため自国通貨高を抑えようと本年から積極的に介入した単独為替介入によるものである。USD/JPYの85円割れ、EUR/JPYの110円割れを目の当たりにして、日本の経済界からも為替介入待望論が台頭している。まさに催促相場の様相である。「行き過ぎた自国通貨高を食い止める為に為替介入を行い、輸出産業を守るべき」と言う状況はスイスと同じ状況である。

以前に為替介入を行った際のブッシュ=小泉政権の良好な日米関係と違い、現在は普天間問題をはじめオバマ=菅政権の日米関係はガタガタの状況にある。ましてや、オバマ大統領は「5年間での輸出倍増計画」を唱えており、達成には自国通貨安は既定路線となっている。そんな中での協調介入は不可能であろうし、単独介入の恐ろしさは前述のスイスの例が示している。また、2003年から04年にかけて実施した介入を受けて外貨資産が急増した外国為替資金特別会計の為替評価損は、今回の急速な円高を受けて過去最大の31兆円に達している模様である。

前述のスイス中央銀行の決算における損失は、一国の中央銀行の損失としては一見少なく見えるかも知れないが、為替変動による損失額だけをみると、143億スイスフラン(約1兆1600億円)に昇っている。スイス国内のメディアは挙って、「スイス中銀の失敗」「介入の成果なし」などと批判を強めている。こんな中で、政府が介入を決断できる度量があるのか注目してみたい。(2010/08/25)
 

本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

注目を集めていた7月の米国雇用統計だったが、非農業部門雇用者数は市場の事前予想(8万7000人)を大きく下回る13万1000人となり、6月の改定値においては12万5000人減が22万1000人減、また民間部門の増加幅も8万3000人増から3万1000人増へと下方修正され、散々な結果となった。これを受けてUSD/JPYは85円割れ寸前まで円高・ドル安が加速した。

8月10日の日経新聞においてはこの日の個人投資家の動向をクローズアップしている。元来、個人投資家は「逆張り」のスタンスをとる傾向があるようだが、まさしく日経新聞の記事によると、東京金融取引所のFX取引「くりっく365」でドルの対円買越額が6日時点で約18億3000万ドルと過去最高水準まで拡大しているという。

一方、値動きを主導する海外ファンドなどはドル売りを進めている。確かにCFTC(米国先物取引委員会)が8/9に公表した8/3時点の投機筋(ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問業者)など)のポジションは対米ドル主要5通貨のロング(米ドルポジションのショート)は90856枚にまで急拡大している。

しかし、この水準は「売られ過ぎ」を示唆すると言われる10万枚寸前である。同CFTCより日本円のデータを見ても日本円は7週連続のロングを維持し、ロングの水準も47998枚と高水準にまで拡大している。ただ、米国債の償還、盆休み前の為替予約などを理由に円高が進むと言うのが8月のアノマリーである。

当コラムを執筆している8/10現在、8月第2週のUSD/JPYの為替相場は、85円後半を中心に推移しているが、個人投資家と投機筋、どちらに軍配が上がるか注目してみたい。


本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

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途転(どてん)取引(リバース注文とも言われます)でポジションを形成する投資家にいいチャートはないものか?投資家の中には常にポジションを抱える戦略をとる投資家がいるようだ。つまり、買いポジションを手仕舞ったと思えば、すぐに売りポジションを持つ、また売りポジションを手仕舞ったと思えばすぐに買いポジションを持つ。いわゆる途転(どてん)取引を永遠に繰り返していく投資家達である。

「パラボリック」というテクニカルチャートを聞いたことがあるだろうか?J・W・ワイルダーが考案したテクニカルチャートだ。このパラボリックは途転(どてん)のシステムと言われている。

チャートを描く為の計算式は以下の通りである。
SAR=前日のSAR+AF×(EP-前日のSAR)
聞きなれない項目ばかりであるので簡単に説明すると、

SAR:ストップアンドリバースというパラボリックの値
この数値にて描かれたテクニカルチャートと実際の価格の位置関係でとるべきポジションが決定される。

AF:アクセラレーションファクター=加速因数
一般的に売り又は買いが逆転したときに0.02から始まり、そのトレンドに追随して新値を更新するたびに0.02が加算されていき、最大値は0.2とする。新高値又は新安値が更新されると大きい値となっていくので初期はゆっくりと実際の価格に追随するが、トレンドが続くとみるみる実際の価格に近づいていくこととなる。

EP:エクストリームプライス

買い持ちしている期間の最高値、または売り持ちしている期間の最安値。


使い方もいたってシンプルである。
SARが実際の価格より下に位置するときは買いポジションをとり、SARが実際の価格より上に位置するときは売りポジションをとる。

こう解説をしてもいちいち計算するのはとても面倒である。イワイFX&CFDの取引ツール「プロフェッショナル」では簡単に描画することが可能である。チャート画面上から「右クリック」⇒「インディケーターの追加」。「新規インディケーター」ウィンドウから「パラボリックSAR」を選択し、「適用」(ここで「AF」値の設定画面となるが一般的に使用する「AF」値である0.02と最大値0.2がデフォルトされている)⇒「OK」

パラボリック1.png 

パラボリック.png
※画像をクリックすると拡大します。


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