FX取引に関するレポートを読んでいると「「ロング(買い持ち)」のポジションが今年最大になった。」などというフレーズをよく目にすることがある。これが意味する所はつまり「買いポジションの保有者が圧倒的に多くなってきているので近々その巻き返し(反対売買・手仕舞い)に注意が必要な水準ですよ、強いては仕掛け的な動きからポジションの決済を余儀なくされる可能性があるから注意が必要な水準ですよ」ということだ。間単に言うならば、「買われ過ぎ(売られ過ぎ)」の警鐘を鳴らしていることを意味する。
さて、今週(3/23)に入ってから「豪ドルのポジションが3/19公表分で1/19を更新し今年最大の「ロング(買い持ち)」に拡大した。」というレポートを目にした。その買い越しは6.3万枚で経験則的には「買われ過ぎ」を意味するようだ。実際に1/19の豪ドルの「ロング」が6.2万枚に拡大していた際には、1月第2週から1月最終週(2月第1週)にかけて86円台前半から76円台前半まで一気に急落している。ここでは、「これからの豪ドルの行方を占うのではなく、どこで「ロング(買い持ち)/ショート(売り持ち)」を調べればいいのか」を説明していきたい。
通常、このような「ロング/ショート」のデータは、CFTC(米国商品先物取引委員会)が公表するIMM(International Monetary of Chicago Mercantile Exchange)の「NON-COMMERCIAL(投機筋)」のポジションのデータが引用される。このデータは毎週火曜日の取引終了時点の建玉を当該週の金曜日15:30(EST)にCFTCが公表することとなっており、この数字は「投機筋が保有しているポジションの縮図」とまで言われている貴重なデータである。しかしながら、この貴重なデータは皆様も簡単にインターネットを利用して確認することが可能だ。先の例にある「豪ドルの3/19 6.3万枚の買い持ち」は以下の手順で確認できる。
① 検索エンジンで「CFTC」を検索。
② 「U.S. Commodity Futures Trading Commission」のホームページを開く。
③ 左側メニューの「Market Reports」をクリック。
画像をクリックすると拡大します。
④ 「Commitments of Traders」をクリック。
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⑤ ページ中ほどの「Chicago Mercantile Exchange」欄の「Short Format(又はLong Format)」をクリック。
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⑥ 豪ドルに該当する「AUSTRALIAN DOLLER」の「NON-COMMERCIAL」を参照。
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このような手順となる。
今回、「豪ドル」での説明となったが「Short Format」クリック後のページには「豪ドル」以外の通貨を確認することができるので参考にしていただきたい。ただ、枚数の確定時点と発表時点にタイムラグがありマーケットが先に動いてしまうことがある事には注意も必要だ。また、当然なことではあるが、数値を目にした所で過去の数値とマーケットの動向も把握しておく必要があろうからこれに関するレポートはストックしておくとか、頭の片隅にデータをインプットしておくことが大切だ。
(関連コラム:2008/08/08 「FX オセアニア通貨急落の裏側で」)
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