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2010年4月アーカイブ

4月23日(金)付けの某経済新聞で「東京株式市場が休みのゴールデンウィーク(GW)が投資の好機になると期待する投資家がいる」との記事が掲載されていた。GW中の夜間にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経平均先物を取引することで、米国主要企業の決算発表への対応や国内先物の建玉のリスクヘッジを行うことができるというものだ。取引できる時間を調べてみると、日本時間20:00~翌6:15(夏時間は翌5:15)で、大証の先物取引と合せて1日の内最大で18時間25分も日経平均先物を取引することができる計算になる。GWで注目を集める夜間取引だが、CFD取引は日本の祝日に関わらずGW中も(土日を除く)、225先物やNYダウなど各国主要指標をカバーする取引が可能だ。

GW中には、米国主要企業の決算発表が予定されているが、決算発表の結果如何では、マーケットが大きく動く可能性が十分にある。CFD取引や夜間取引を利用していない投資家は、連休明けを待って取引を行うことになるのだが、連休明けのマーケットでは、既に連休中に出た材料を織り込んでおり収益機会は限られたものになる可能性が高い。しかし、連休中にCFD取引を利用すれば、欧米の相場動向を横目にリアルタイムに取引が行えるため、収益機会が広がるほか、CFD取引をヘッジ目的として活用することも可能だ。

例えば、日経225先物やミニ日経225先物の買建玉を保有しているケースで、連休中に米国で悪材料が出たとしよう。保有している買建玉に生じる評価損と同額以上の空売り利益が得られるように計算して、日本225先物CFDなどを空売りし、リスクヘッジをするという方法などが有効だ。ここでGW期間中の日本225先物CFDの取引可能時間を確認しておくと、下記表のとおりとなる。

GWは投資の好機?.png
※表をクリックすると拡大します。

また、CFD取引では日本225先物CFD以外にも世界の主要国の株価指数を取引することが可能だ。例えばGW中に中国では製造業の景況感を示す指数の発表が予定されているが、CFD取引を利用して香港ハンセン指数や中国H株指数を原資とするCFDに投資すれば、リアルタイムに中国の主要指数に投資をすることができる。中国の主要指数の結果如何では、中国の景気動向に影響を受けやすい豪州の株価指数に投資するという選択肢もあるだろう。商品市況が活況な場合には、金や原油を取引することもできる。

CFD取引を利用することで、GWが絶好の投資機会となるかもしれない。


本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

先週の当コラムにおいて、豪ドルのポジションをCFTC(米国商品先物取引委員会: U.S. Commodity Futures Trading Commission)のホームページから確認する方法を紹介したが、タイミングが悪いことに今週(4月第2週)から当該ホームページがリニューアルをしてしまったようだ。確認方法は基本的には同じだが、前回のコラムの修正の意味を含めて、今回はCFD編としてWTIの原油のポジションを確認していきたい。


本日(2010/04/07)付け、日経新聞の記事で「CFTC米国商品先物取引委員会)がまとめているニューヨーク原油先物の建玉が足元で約11万7000枚の買い越しになった」という記事を読んだ。買い越し幅が日を追って拡大し投機マネーが原油市場に流れ込んでいるというのだ。ただ、「一般的にはネット・ロング(買い持ち)が10万枚を超えてくると「買われ過ぎ」を意味するという」のが経験則であるらしいので注意が必要だ。それでは、このポジションは一体、どこで確認ができるのか?


確認方法は以下の通りだ。
① 検索エンジンで「CFTC」を検索。
② 「U.S. Commodity Futures Trading Commission」のホームページを開く。
③ 上部タブメニューのうち「MARKET REPORTS」にマウスを合わせプルダウンメニューから「 Commitments of Traders」をクリックする。


原油CFTC1.png

※画像をクリックすると拡大します。

④ 遷移したページの中ほど下のWTI原油先物に該当する「CRUDE OIL, LIGHT SWEET - NEW YORK MERCANTILE EXCHANGE」を参照。ここでは2010/03/30現在でのWTIの買い越しポジションが、117154枚(279945【LONG】-162791【SHORT】)であることが確認できた。


原油CFTC3.png     

※画像をクリックすると拡大します。


さて、余談となるかもしれないが、原油に絡んでは、WTIのポジションが「買われ過ぎ」を示唆する一方で、一般的に原油と逆相関といわれている米ドルのポジションも「買われ過ぎ」と言われる10万枚をこえる11万9000枚(CFTCのデータより加ドル、スイスフラン、英ポンド、日本円、ユーロをベースにLongからShortを差引いたデータ:Long159674枚<Short279183枚⇒対米ドル外貨売り越し⇒米ドル買い越し)までに膨らんでいるので原油価格の先行きには注目をしていきたいところである。


最後に、ここまで先週のコラム(豪ドルのポジション確認)を含めてFX(通貨)及びCFD(原油)のポジションの確認方法を解説してきたが、その確認手順の違いは上記の④以降である。●FX(通貨):④のところで「Chicago Mercantile Exchange」欄の「Short Format(又はLong Format)」をクリック。
●CFD(原油):④のところで「New York Mercantile Exchange」欄の「Short Format(又はLong Format)」をクリック。



 原油CFTC2.png

※画像をクリックすると拡大します。



各ページでは様々な商品のポジションが参照できるので活用いただきたい。



 

本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

FX取引に関するレポートを読んでいると「「ロング(買い持ち)」のポジションが今年最大になった。」などというフレーズをよく目にすることがある。これが意味する所はつまり「買いポジションの保有者が圧倒的に多くなってきているので近々その巻き返し(反対売買・手仕舞い)に注意が必要な水準ですよ、強いては仕掛け的な動きからポジションの決済を余儀なくされる可能性があるから注意が必要な水準ですよ」ということだ。間単に言うならば、「買われ過ぎ(売られ過ぎ)」の警鐘を鳴らしていることを意味する。

さて、今週(3/23)に入ってから「豪ドルのポジションが3/19公表分で1/19を更新し今年最大の「ロング(買い持ち)」に拡大した。」というレポートを目にした。その買い越しは6.3万枚で経験則的には「買われ過ぎ」を意味するようだ。実際に1/19の豪ドルの「ロング」が6.2万枚に拡大していた際には、1月第2週から1月最終週(2月第1週)にかけて86円台前半から76円台前半まで一気に急落している。ここでは、「これからの豪ドルの行方を占うのではなく、どこで「ロング(買い持ち)/ショート(売り持ち)」を調べればいいのか」を説明していきたい。

通常、このような「ロング/ショート」のデータは、CFTC米国商品先物取引委員会)が公表するIMMInternational Monetary of Chicago Mercantile Exchange)の「NON-COMMERCIAL(投機筋)」のポジションのデータが引用される。このデータは毎週火曜日の取引終了時点の建玉を当該週の金曜日1530EST)にCFTCが公表することとなっており、この数字は「投機筋が保有しているポジションの縮図」とまで言われている貴重なデータである。しかしながら、この貴重なデータは皆様も簡単にインターネットを利用して確認することが可能だ。先の例にある「豪ドルの3/19 6.3万枚の買い持ち」は以下の手順で確認できる。


   検索エンジンで「CFTC」を検索。
    U.S. Commodity Futures Trading Commission」のホームページを開く。
    左側メニューの「Market Reports」をクリック。
  CFTC1.png 
 画像をクリックすると拡大します。

  Commitments of Traders」をクリック。

  CFTC2.png

 画像をクリックすると拡大します。


    ページ中ほどの「Chicago Mercantile Exchange」欄の「Short Format(又はLong Format)」をクリック。

  CFTC3.png

 画像をクリックすると拡大します。


    豪ドルに該当する「AUSTRALIAN DOLLER」の「NON-COMMERCIAL」を参照。

  CFTC4.png

 画像をクリックすると拡大します。


このような手順となる。
今回、「豪ドル」での説明となったが「Short Format」クリック後のページには「豪ドル」以外の通貨を確認することができるので参考にしていただきたい。ただ、枚数の確定時点と発表時点にタイムラグがありマーケットが先に動いてしまうことがある事には注意も必要だ。また、当然なことではあるが、数値を目にした所で過去の数値とマーケットの動向も把握しておく必要があろうからこれに関するレポートはストックしておくとか、頭の片隅にデータをインプットしておくことが大切だ。


(関連コラム:2008/08/08 FX オセアニア通貨急落の裏側で」


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