ご存知のように外国為替市場は世界中で取引が行われる巨大なマーケットです。巨大なマーケットには、個人投資家から著名な投資家や凄腕ファンドマネージャーまで様々な市場参加者が存在し、それぞれの思惑が交錯することで相場に大きな波を作り出します。リスクを覚悟の上で、主として短期的な売買行動により、リスク・ヘッジ無しで利益を獲得しようとするいわゆる「スペキュレーター」(投機家・投機筋)もそんな市場参加者の一人です。スペキュレーターに対しては、あまり良いイメージを持たない方も多いかも知れませんが、彼らは市場の流動性に厚みを持たせ、市場を活性化させるという面では不可欠の存在ともいえます。しかし、資金力のあるスペキュレーターはしばしば市場をかき回すこともあるようで、仕掛け的に相場に大きな波を作ることもあるようです。
「ストップハンティング」と呼ばれるものもそのひとつでしょう。ストップハンティングとは、資金力のあるスペキュレーターが、仕掛け的に他の市場参加者のストップロス・オーダー(損切りオーダー)を刈り取って、自分たちが利益を掴もうとする手法をいいます。マーケットが狭いレンジで推移している場合などは、レンジを外れたところにストップロス・オーダーが溜まりやすいといわれています。
スペキュレーターがチャートポイントなどでストップロス・オーダーが溜まっているポイントまで仕掛け的に売買を行うことによりレンジをブレークすると、そこに蓄積されていたストップロス・オーダーが次々に執行され相場が短期間で大きく変動します。これにより為替レートが一気に振り切れたところで反対売買を行い、為替レートが元に戻るのをうまく利用して利益を確保していきます。
ストップハンティングの判別は難しいですが、為替相場が比較的狭いレンジで推移している場合や、為替レートの水準がサポート・レジスタンスに近い場合では、ストップハンティングを疑って様子を見てから本流に乗ることも時には必要かも知れません。イワイFXが採用しているニュース配信「GI24」(グローバルインフォ株式会社)では、各通貨のサポート・レジスタンスとなるポイントを定期的に配信していますので、是非参考にしてみてください。
※「サポート」とは、為替レートが下落する動きを止める可能性の高い水準で、「レジスタンス」とは、為替レートが上昇する動きを止める可能性の高い水準を指します。相場の動きを見る際に、相場が反転するかそのまま進行するか大きく意識されるポイントになります。
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