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FX 原油価格とリスク許容度

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7月2日に発表された米非農業部門雇用者数の悪化を受けて、先週(7月第2週)からリスク回避の円買いが進んだ為替相場ですが、その中で注目を集めていたのが「原油価格の動向」と「投資家のリスク許容度」の関連性でした。投資家は必ずある程度のリスクを取り、その見返りにそれ相応のリターンを得ます。景気が良くなれば、投資家のリスク許容度は高くなり、債券などの安全資産から株式や商品などのリスク資産へ投資マネーをシフトしていきます。しかし、景気の先行き不透明感が強まると、投資家のリスク許容度は低下し、株式や商品市場から資金の引き上げが起こるようです。

例えば、先週のクロス円の下落を目の当たりにして「もうこれ以上は下がらないだろう」と考え、買い注文を入れるタイミングを探っていたのですが、「ここで無理にリスクを取って、買い注文を入れる必要もないな…」と思い直し、買い注文を入れることをやめた方も多いのではないでしょうか。この心境の変化は、明らかなリスク許容度の低下を表しています。しかし、投資家のリスク許容度の低下は目に見えるものではありません。そこで注目されたのが原油価格の動向との連動性です。

リスク資産の代表格とされている原油価格の動向は、投資家のリスク許容度を測る上での良い指標と言われています。実際に6月には70ドル台にまで相場を押し上げた原油価格は、先週には一時60ドル台を割り込む場面がありました。クロス円の下落や株式・商品価格の下落は安全資産へのマネーの還流を意味し、債券価格の上昇や円の買い戻しが起こりました。もちろん原油価格の動向が投資家のリスク許容度と完全に連動しているわけではありませんが、リスクマネーの動向を探るひとつの参考指標として活用すれば新たな発見があるかも知れません。


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