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お役立ちコラム

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2009年7月アーカイブ

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一般的に相場動向は経済合理性に基づいて形成されるといわれます。
そのため多くの投資家は各国の経済状況や政策、株式や商品市況の動向などを注視して売買を行います。しかし、相場は生き物と言われるように、経済合理性だけでは説明できない現象もあります。そして、相場の動向に関して合理的な説明ができない現象のことを「アノマリー(anomaly)」といいます。

例えば、為替のアノマリーとして代表的なものとして「12月には相場がそれまでと逆に動きやすく、1月にはまた大きく動く」というものがあります。このアノマリーには、12月は欧米企業の決算期でポジションを一旦クローズするケースが多く、クリスマス休暇明けから再び新しいポジションを持つことになるため、1月にかけて相場が動意づきやすいという背景があるようです。また、為替相場の格言で「金曜日にドルを売るな!」というものがありますが、これも一種のアノマリーと言えるでしょう。これは週末に売りポジションを持ち越したくない米国の為替ディーラーから買い戻しが入りドルが上昇しやすいということが背景のようですが、アノマリーどおりにならないことも少なくありません。株式市場にも様々なアノマリーがありますが、その中に「10月に株価は下げやすい」といものがあります。実は1929年に起きた「ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)」も1987年に起きた「ブラックマンデー」も共に10月に起こっています。

アノマリーの中には、比較的合理的な説明が伴うものやまったく説明が付かないものまで様々なものがあります。アノマリーをマーケットの経験則としてうまく活用すれば、無駄なリスクを回避し、利益を出す手掛かりとなる場合があるかもしれません。


本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

7月初めにリスク回避の円買いが進んだ外国為替市場に再び豪ドルやNZドル、南アフリカランドなどの資源国通貨を買い戻す動きが強まっているようです。各国の株式市場が持ち直してきことで、投資家がリスクを取りやすい環境となったことも資源国通貨に投資マネーが流れるひとつの要因と言えるでしょう。商品相場の上昇もまた資源国通貨上昇のひとつの要因です。そもそも豪ドルやNZドル、カナダドル、南アフリカランドなどは、一次産品への依存度が強く、商品価格の変動が経済状況に直ちに反映する国々と言われています。資源国通貨の価格変動は、商品相場に連動する動きを見せることも珍しくありません。

さて、資源国通貨の上昇が進むにつれ、これらの通貨を取引する投資家の間では、中国経済の動向に注目が集まっているようです。その大きな理由のひとつは、中国がエネルギー消費の多い新興国の代表格であるからです。もちろんインドやブラジルといったいわゆるBRICsと呼ばれる新興国の動向も無視することはできませんが、やはりその中でも大きな存在感を見せるのが中国です。中国はもちろんインドやブラジルなどの人口大国の経済成長に伴う工業化がますます進めば、有限資源であるエネルギー資源や鉱物資源の価格は上昇傾向を辿ると予想されており、今後を占う上でも新興国の代表格である中国経済の動向が商品価格や資源国通貨の価格を左右する指標のように見られている向きもあるようです。

もちろん反対に中国経済の低迷や先行き不安が広がると、資源国通貨の下落が起こる可能性もあるでしょう。特に日本では豪ドルの人気が高いため、資源国通貨全体の動向を注視する投資家は多いのではないでしょうか。中国の動向に注目してみると、資源国通貨の今後の展開を占うヒントが見つかるかもしれません。


本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

7月2日に発表された米非農業部門雇用者数の悪化を受けて、先週(7月第2週)からリスク回避の円買いが進んだ為替相場ですが、その中で注目を集めていたのが「原油価格の動向」と「投資家のリスク許容度」の関連性でした。投資家は必ずある程度のリスクを取り、その見返りにそれ相応のリターンを得ます。景気が良くなれば、投資家のリスク許容度は高くなり、債券などの安全資産から株式や商品などのリスク資産へ投資マネーをシフトしていきます。しかし、景気の先行き不透明感が強まると、投資家のリスク許容度は低下し、株式や商品市場から資金の引き上げが起こるようです。

例えば、先週のクロス円の下落を目の当たりにして「もうこれ以上は下がらないだろう」と考え、買い注文を入れるタイミングを探っていたのですが、「ここで無理にリスクを取って、買い注文を入れる必要もないな…」と思い直し、買い注文を入れることをやめた方も多いのではないでしょうか。この心境の変化は、明らかなリスク許容度の低下を表しています。しかし、投資家のリスク許容度の低下は目に見えるものではありません。そこで注目されたのが原油価格の動向との連動性です。

リスク資産の代表格とされている原油価格の動向は、投資家のリスク許容度を測る上での良い指標と言われています。実際に6月には70ドル台にまで相場を押し上げた原油価格は、先週には一時60ドル台を割り込む場面がありました。クロス円の下落や株式・商品価格の下落は安全資産へのマネーの還流を意味し、債券価格の上昇や円の買い戻しが起こりました。もちろん原油価格の動向が投資家のリスク許容度と完全に連動しているわけではありませんが、リスクマネーの動向を探るひとつの参考指標として活用すれば新たな発見があるかも知れません。


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FXや株式では、「休むも相場」という格言をよく耳にします。取引を休んでしまうと「利益を出せないじゃないか」、「トレンドに乗り遅れてしまう」といった声もありますが、冷静に考えてみて下さい。相場で勝ち続ける事は至難の技です。ならば、何故、利益を出している人(勝率の高い人)と損失を出している人(勝率の低い人)の差がこんなにも顕著に表れるのでしょうか?今回はその1つの要因となるトレードのタイミングを考えてみましょう。 

以前のコラムで「ポジポジ病」についてご紹介させていただきましたが、今回もトレードのタイミングを考える上で、「ポジポジ病」に再登場していただきましょう。ポジポジ病とは、常にポジションを持っていないと気がすまない人を揶揄した表現で、チャートや為替レートを見ているとポジションを持ちたくなり、余計なトレードを繰り返してしまうことをいいます。初心者やデイトレーダーにみられがちな症状です。もちろん、ポジションを持つということは利益が発生する可能性が高くなりますが、その反対に損失が発生する可能性も高くなります。明確な根拠のないまま、なんとなくエントリーしてトレードをするのと、ファンダメンタルズやテクニカルを駆使してトレードをするのでは勝率が違ってくるのは明白でしょう。

ただ、残念な事にファンダメンタルズやテクニカルが常に買いや売りのシグナルを出し続けているわけではありません。例えば、RSIのチャートを見ると買いシグナルが出ているのに、一目均衡表では雲が抵抗線となっている場合等。また、相場には揉み合いのトレンドもあります。こんな時に「ポジポジ病」に罹ってしまうと、明確な根拠のないままトレードを行い、勝率を下げてしまう可能性があります。もちろん、明確な根拠がある場合は別ですが…。

そんなときは、自分がトレードをしたいと思うトレンドになるまで、又は、ファンダメンタルズやテクニカルがシグナルを出すまで、相場を休んでしまうのも勝率を上げる1つの方法だと思います。ポジションを持たなければ負けない訳ですから。ただ、相場を休むと言っても、全くチャートやレートを確認しない訳ではありません。チャートやレートを確認しながら勝てるタイミングを見計らってエントリーする。こういった方法で勝率を上げるのも利益を出す方法の1つだと思います。

相場が逃げることはないので、勝率が上がらない場合は一息入れてみては如何でしょうか?


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先日、サッカーW杯の前哨戦ともいわれるコンフェデレーションズカップが南アフリカで開催され、ブラジルが大会2連覇を飾りました。来年に控えたサッカーW杯南アフリカ大会の影響もあり、現在、南アフリカに注目が集まっています。FX取引では、高金利通貨としてのイメージが強い南アフリカですが、一方では高い失業率や犯罪大国であることでも有名です。今回のお役立ちコラムではそんなに南アフリカにスポットを当ててみたいと思います。

駆け足で南アフリカの歴史を見ていくと、古くはヨーロッパ諸国の東方貿易の中継基地としてオランダの支配下にあった南アフリカですが、18世紀の終わり頃になると金やダイヤモンドの鉱脈を狙ってイギリスが入植し、19世紀にはイギリスの植民地となります。1910年に南アフリカ連邦(Union of South Africa)として独立しますが、白人労働者保護のための最初の人種差別法「鉱山・労働法」の制定以降、アパルトヘイト政策が本格的に進んでいきます。1994年にアパルトヘイト政策が撤廃されるまで黒人差別が横行し、1980年代後半には国際社会から激しい非難を浴びましたが、昨今では、資源価格の高騰を背景に急成長を期待される新興国のひとつとして注目を集めるまでになりました。

南アフリカは世界有数の資源国として広く知られています。世界一の金の産出国であり、またクロム・バナジウム・プラチナなどのレアメタル産出量も世界一を誇ります。ダイヤモンドなども有名で、南アフリカの総輸出額の約4分の1を、金をはじめとする貴金属類が占めています。このことから、南アフリカの通貨「ランド」は金価格の影響を強く受ける傾向にあります。政策金利は7.5%(09年6月時点)と取引通貨の中でも高金利通貨の代表格であり、スワップ金利を狙う投資家に人気がある通貨です。また、FXだけではなく南アフリカランド建て債券も高い人気があります。

南アフリカの政治・社会情勢はアフリカ諸国の中では比較的安定していますが、周辺諸国には政情が不安定な国が多く、周辺国で政情不安が起こった場合には、少なからず影響受けることになります。また、経済成長に伴う貧富の差の拡大や高い失業率が多数の犯罪を引き起こす要因となっていることも事実です。特に犯罪については、世界有数の犯罪多発国家であり、南アフリカでの殺人事件の発生率の日本の約50倍とも言われています。来年のサッカーW杯の開催に向けても、この治安問題は大きな課題となっており、南アフリカ政府も犯罪の抑制に躍起になっています。

雇用情勢の改善や犯罪の抑制は今後の大きな課題ですが、ここ数年南アフリカでは「ブラックダイヤモンド」と呼ばれる黒人中間層の拡大が目立っており、今後は彼らの所得水準向上が南アフリカ経済の成長を支える柱になるのではと期待されています。来年のサッカーW杯以降、経済成長が鈍化するのではとの見方もありますが、経済成長のポテンシャルを秘めた南アフリカは、アフリカの経済大国として、またBRICsに続くエマージングカントリーとして今後も目が離せません。


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