FX取引には様々な注文方法があります。
一般的な注文方法として成行注文や指値注文がありますが、それ以外にも前回のお役立ちコラムで紹介した逆指値注文をはじめ、OCO注文や連続注文など注文方法は実に様々です。これは株式取引等とは違い、FX取引が24時間取引可能であるため、予期せぬ相場変動に対応して発達したものです。その中でもOCO注文はとても便利な注文方法として知られています。そこで今回のお役立ちコラムでは「OCO注文」を解説したと思います。
OCO注文とは、2つの注文(一方は指値注文、もう一方は逆指値注文とする)を同時に出して一方の注文が成立した場合に、他方の注文が自動的に取消される注文方法で、「One Cancels the Other order」の頭文字をとってOCO注文と呼ばれています。どちらか一方の注文が約定した時点で、他方の注文は自動的に取り消されるため、返済注文時には相場が予測と違う方向へ動いた場合の損失限定と、相場が思惑通りの方向へ動いた場合の利益確定の注文を同時発注することができるのです。
例えば1ドル=95円の時に10,000通貨の米ドル/円買いポジションを持っており、現在の為替レートは1ドル=96円 だとします。
価格はまだ上昇しそうですが、相場の急落によって売り時を逃してしまうのは避けたいところです。こんな時にはOCO注文を活用すれば便利です。97円の売り指値注文(利益確定)と94円の売り逆指値注文(損失限定)を同時に発注すれば、相場がどちらに動いても、予め設定した許容範囲内で対応できます。![]()
このように一度の発注で利益確定と損失限定ができるので、上手に利用すれば忙しい方でもリスクをコントロールしながら、効率的に売買することができます。COC注文は決済注文時に利用されることが一般的ですが、新規注文時にも利用できます。目先価格は下値を模索しそうですが、上値抵抗線(過去何度も上昇を止められ跳ね返されている水準)や、最高値を抜けたとたん、新たな上昇トレンドに入ることがあります。こんな時にもOCO注文を利用して、現在の価格よりも下値に買い指値(押し目で買い)、上値に買い逆指値(トレンドフォロー)を同時に発注すれば、相場がどちらに動いても取引機会を逃しません。
希望的観測で利益確定の指値注文だけを発注した結果、大きな損失を招いてしまったり、損失限定の逆指値注文だけを発注した結果、絶好の利益確定機会を逃してしまっては仕方ありません。だからこそOCO注文は是非抑えておきたい注文方法です。
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