前回のお役立ちコラムでは「単純移動平均線」を取り上げましたが、その中で過去の価格を基に作成する単純移動平均線は、常にマーケットを追いかける形になり、トレンドを表すのに遅れが生じるという点を指摘しました。この点を補う方法として「加重移動平均線」というものがよく使われるのですが、今回のお役立ちコラムでは、この「加重移動平均線」を解説したいと思います。
加重移動平均線の役目も基本的には単純移動平均線と同様に日々の不規則な変動を平準化しトレンドの方向性を掴むことにあります。単純移動平均線は価格データを単純に平均化するだけの移動平均線であるのに対し、「加重移動平均線」は直前の価格にウェイトを置いて計算する移動平均線です。直前の価格にウェイトを置くことによって、移動平均線が値動きに遅行しないようになっているのです。直前の価格へのウェイトの置き方は、例えば5日間の移動平均線の場合、5日目の価格を5倍、4日目の価格を4倍、・・・1日目の価格を1倍し、その合計を倍数の合計(上記例の場合は、5+4+3+2+1=15)で割ります。このときの価格は単純移動平均線と同様に終値が用いられるのが一般的です。
C=当日の価格、C1=1日前の価格、C2=2日前の価格、C3=3日前の価格、C4=4日前の価格
5日間の加重移動平均線={(5×C)+(4×C1)+(3×C2)+(2×C3)+(1×C4)}÷(5+4+3+2+1)
移動平均線を利用するにあたり重要なのは、計算期間の選択、何日(又は何分)の移動平均線を使うのかということです。自分の投資スタイルが短期か中期か長期かによっても変わってきますが、一般的には5日、25日、75日移動平均線をチャート上に描画し、短期移動平均線と長期移動平均線の位置関係などで売買するタイミングを計る方法がポピュラーです。他にも移動平均線と価格の乖離に着目して売買する方法などもあります。
加重移動平均線
※イワイFXプロフェッショナルで5日間の「加重移動平均線」を表示した画面イメージです。
取引ツール「イワイFXプロフェッショナル」にも加重平均線はありますので、
下記の方法で一度チャートに移動平均線を表示してみましょう。
①プロフェッショナル画面のチャート上で右クリック
②「インディケータの追加」から「加重移動平均線」を選択して「OK」をクリック
③「加重移動平均線」がチャート上に表示されます。
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