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FX オセアニア通貨急落の裏側で

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オセアニア通貨(オーストラリア(以下、豪)ドル/円、ニュージーランド(以下、NZ)ドル/円)が下落している。下落のきっかけとなったのは、2008年7月のNZの政策金利の引き下げと思われるが、その後発表となった、6月のNZ、豪住宅建設許可件数が低水準であったことや、ポラードNZ準備銀行総裁の発言、英テレグラフ誌で報じられた豪の金融危機などオセアニア経済に暗雲が立ち込め始めていることを裏付ける内容のものが目立ち始めている。

ところが、先日、某経済紙において、豪ドル/円の100円近辺における投資家の買い意欲が強いという記事を目にした。事実、くりっく365(外国為替証拠金取引の取引所)の建玉数量を2008年6月末と2008年7月末のデータで比較してみると、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、カナダドル(いずれも対円)において建玉数量が減少している一方、豪ドル、NZドルにおいては建玉数量が増加している。しかも、Longのポジションは2006年7月10日以降、豪ドルでは2008年7月31日、NZドルでは2008年7月30日が最高(全建玉に対するLongポジションの比率は各々、豪ドルは約95%、NZドルが約98.9%)となっている。(2008年7月末現在) 

このデータを見る限りレバレッジを利かせて、豪ドル、NZドルのLongポジションを抱えている投資家の苦戦は想像するに難しくない。
ただ、豪、NZの政策金利が1994年以降(1993年以前は未調査)、日本の政策金利を下回ったことがない点を考慮すると、今の円キャリー(豪ドル、NZドルのLongポジション)はあながち間違いであるとは言いがたいが、現状の為替相場を見る限り、複雑な心境である。

 

 

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