来週、10月4~5日に開催される日銀の金融政策決定会合に対する関心が高まってきた。市場に潤沢な資金を供給する「量的緩和」を含む思い切った追加緩和策への期待が強くなっているからだ。
米FRBは既に「追加緩和の用意がある」と明言しており、追加緩和に関して米国に先を越されてしまったのでは、せっかくの介入効果を打ち消して再び円高圧力が強まるものと思われる。このところの動きを見ると日米の金利差と円ドル相場の相関性は非常に強く、4月には2.6%あった日米10年物金利の差が9月には1.5%を切る水準まで縮小し、それに合わせるように円高が進んだ形になっている。FRBが追加緩和に踏み切れば米国の長期金利は更なる低下が予想されるだけに、先手を打って日本の長期金利を下げておくことが円高防止に果たす役割は大きいだろう。
問題は、既に1%を切る水準まで低下している日本の長期金利に、あとどれぐらいの「下げシロ」が残っているかである。ただ、かといって何もしないわけにはいくまい。介入によって力任せに相場を動かすだけではなく、円安に向かい易い環境を整えるため、やれることはやっておく必要があるだろう。次は日銀が動く番ではないだろうか。
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