日本では円高、円高と大騒ぎしているが、おそらく米国では「為替相場はマーケットが決めているのだから仕方がない」ということになるのだろう。では一体、適正な為替水準というのはどうやったら導かれるのか?そこで、2国間の為替レートは、各国通貨による同一財の購買力比で決定されるという為替相場決定理論が「購買力平価説」であり、この発展形として英エコノミスト誌が提唱したのが「ビッグマック指数」だ。これは、マクドナルドが世界100ヵ国以上で、ほぼ同一の品質とサービスで提供しているビッグマックの価格を使って為替相場を算出しようとするものである。
8月22日の日経新聞によると、米国のビッグマックは3.73ドルで、日本では320円。このビッグマックの値段をもとに円ドル相場を計算すると(320÷3.73)で1ドル85円79銭になる。まずまず現在の為替相場は妥当な水準ということか。しかし、日本マクドナルドは期間限定でビッグマックを200円に値下げするという。となるとビッグマック指数に基づいた円ドル相場は(200÷3.73)、1ドル53円62銭となって、さらなる円高の進行を〝容認〟する数字になってしまう。まさか、「5年間で輸出を倍増する」というオバマ大統領の意を受けての為替介入ではないだろうが、マックさん、お願いだからビッグマックの値段だけは下げないでください!
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