中国人民銀行(中央銀行)が人民元相場の弾力化を打ち出してから初めての取引となった21日の上海外国為替市場で、元が対ドルで1ドル=6.7976元まで上昇した。2005年7月の元相場切り上げ後の最高値を更新、先週末終値からの上昇率は0.42%に達した。
中国当局による人民元の切り上げ容認というビッグニュース、マーケットの反応はどうだったかというと、円相場は軟調、ユーロはしっかり、日本やアジアの株式市場は上伸し、原油や金など商品市況も上昇した。短期間では消化するのが難しいと思われる材料だが、とりあえずマーケットは好意的に受け止めた。もちろん、今後は様々な「副作用」も見られるであろう。しかし、人民元相場の弾力化という材料そのものよりも、それを好意的に受け止めたという世界中のマーケットのムードの変化に注目しておきたい。ギリシャ・ショック以降はリスク回避の動きが支配的だったが、リスク選好の動きが目立ち始めたのではないだろうか。対円で5月以降の下げの半値戻しの水準に近づいてきた豪ドルなど、資源国・高金利通貨の反発トレンドが本格化してくるようにも思われる。
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