20日、ニューヨーク連銀は買い戻し条件付きで国債などを担保に金融機関から資金を吸収する「リバースレポ」を試験的に実施していることを明かした。つまり、試験的な流動性の吸収を行っていることを認めたわけである。なぜ、試験的に流動性を吸収するのか?普通に考えれば、金融緩和の出口を真剣に模索しだしたということであろう。しかし、同連銀はこのような思惑を真っ向から否定し、「金融引き締め時期を示唆しているととるべきではない」との警告を発した。米ドルの買い戻しが優勢になりかけていた市場は、このコメントで再び米ドル売りが活発化して、米ドルは主要通貨に対して下値を模索することになった。
だが、「試験」を行ったこと自体、FRBが出口を具体的に探っていることを示すことに他ならないだろう。現在の米国の雇用状況などを考えれば金融政策の変更はかなり先の事のように思える。しかし、米国の株価は回復基調を強めている。また、本当に米国政府が「強いドル」を望んでいるのだとすれば、ドル相場の下落が金融政策の変更を促すことすら考えられる。19日付の米投資週刊誌バロンズは「FRBが『出口戦略』の議論をやめ、同戦略に着手する時期が来た」との記事を掲載した。米ドルが下値を探るほどにFRBの一挙手一投足が注目されることになりそうだ。
本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。







