26日の米国市場では、長期金利の指標である10年物国債の利回りは前週末比0.07%高い3.56%で取引を終えた。4日続けての金利上昇であり、一時は3.57%を付け、8月下旬以来約2ヵ月ぶりの水準まで上昇した。今週は中期国債の入札が続くため、需給悪化懸念から国債に対する売りが優勢となり金利が上昇したと言う。
しかし、長期金利上昇の背景にあるのは国債の需給悪化懸念だけではない。英フィナンシャル・タイムズ紙に続き、週末の米ウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBは米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明に関し、超低金利政策の長期化を示唆する文言の修正を検討し始めていると報じたのである。利上げが予想外に早まるとの思惑が長期金利の上昇を誘ったようで、このところの米長期金利上昇は日米の金利差拡大観測からドル買い・円売り要因になっている。日本の長期金利も上昇傾向にはあるものの、利上げが意識された米国ほどではない。
さて、11月3、4日(米時間)に開催されるFOMC。そのコメントの中で超低金利政策の長期化を示唆する文言「 for an extended period 」(日経新聞の訳は「当面」)がどのように変わるのか、あるいは変わらないのか、大いに注目されるところである。
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