イワイFX&CFDは岩井証券のFXとCFDの取引サイト。テクニカル分析やファンダメンタル解説のレポートが満載。充実のサポートでFXやCFD取引がはじめての方も安心です。

有沢正一のマーケット・ナビ

有沢正一

日々激しく変化する内外の経済。しっかりと押さえておきたいポイントをアナリストの視点で解説します。

円が買われた新政権の門出

|

民主党の歴史的な大勝利、そして政権交代。事前に予想されていたとはいえ国民が大きな変化を選択した衆議院議員選挙。劇的な結果を受けたマーケットの始まりを市場関係者は多少の緊張感を持って見守ったであろう。取引開始から買いが膨らんだが、ものの1時間ももたずに息切れした株式市場に対して、為替相場では円買いが進み、日本市場の取引が終わった後、海外市場に場を移しても円が堅調な動きを保った。変化に対する期待が海外勢の円買いを促したと言う。「バラマキ型」との批判もある民主党の家計支援を起点とする内需刺激策は、財政悪化から国債増発を招き、円売り要因になるとの見方もあっただけに、やや意外感もある円高であった。このところリスク資金の動きを図るバロメーターにもなっている上海株式市場が大幅に下落していたこともあり、資金の逃避先として低金利の円が買われやすい地合いではあった。ただ、民主党政権誕生とともに進んだ今回の円高は、決して中長期的なトレンドを作るものではないだろう。本当に変化に期待した、新政権に対する評価であるならば、円を買うだけでなく、円資産である日本株や日本の債券などに買いが膨らむはずである。通貨としての円は買うが、日本の資産を仕込むわけではない、という海外勢の動きは、短期的にとりあえず円を買っているだけであり、トレンドを決するものではない。いきなり期待を織り込んで円高から始まっただけに、今後の政策運営で失望が生じれば円売りは出易くなる。国民の大きな期待を背負い、そして為替市場では短期筋の円買いというポジションを背負って民主党政権はスタートする。

本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

▲このページのトップへ

口座開設/資料請求