政府・日銀は30日に、円高・株安の連鎖に歯止めをかけるための具体策を相次いで打ち出し、いわゆる「財政と金融が協調した政策対応」を演出したが、政策催促を続けてきた市場を満足させることはできず、その効果は一日ともたなかった。要するに「トゥースモール、トゥーレイト(too small, too late:小さすぎるし、遅すぎる)」ということなのだろう。円が対ドルで85円を突破してからおよそ20日後、しかも市場が十分に予想できた範囲の対策では、その批判も止むを得ない。「先取り的に追加緩和を決めた」との日銀総裁のコメントには首を傾げたくなる。
早速、次の一手が催促されることになるだろうが、週末に発表される米国8月雇用統計の結果次第では、来週6-7日に開催される日銀の金融政策決定会合が大きな注目を集めることになるだろう。「先に決定した追加緩和策の効果を見極めたい…」などというのんきなコメントが許されないような局面になっているかもしれない。
本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。







