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有沢正一のマーケット・ナビ

有沢正一

日々激しく変化する内外の経済。しっかりと押さえておきたいポイントをアナリストの視点で解説します。

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 米連邦準備委員会(FRB)が、1月25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)においてゼロ金利政策の長期化を表明し、その後、円高・ドル安の流れが強まった。そしてギリシャの債務減免を巡る交渉が難航していることで、さらに円高が進み、1月31日のニューヨーク市場において円は対ドルで76.14円と3ヵ月ぶりの高値を付けた。
 欧州債務不安に対するリスク意識の高まりが対ドルでも円買いを誘う形となった。昨年末あたりからは「リスク回避の円買い」よりも、むしろ「リスク回避のドル買い」の動きが目立っていたのだが、2011年10-12月期の米四半期GDPが市場予想を下回るなど米国景気回復の先行きにやや不透明感が出てきたことが、リスク回避資金の流れに影響を与えたようだ。目先、リスク回避の動きが強まるかどうかを左右するのはギリシャの債務減免交渉の行方だろうが、「リスク回避のドル買い」が再び勢いを取り戻すのかどうか、週末に発表される1月の雇用統計が大いに注目されることになる。ちなみに、非農業部門の雇用者増加数に関して、12月の実績は20万人だったが、1月は市場では15万人程度の増加を予想しているようだ。

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