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椎名由紀夫の「FXの方程式」

椎名由紀夫

現役ファンドマネジャー、椎名由紀夫氏がタイムリーに提供する「プロの目から見た」相場見通し、ぜひ皆様の投資戦略のご参考としてお役立てください。

円キャリートレードの復活とATR

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イワイFX ウイークリーアウトルック2010年4月5日

 俗名で恐怖指数と呼ばれ、米株価(SP500)の変動率予想値として知られているVIX指数は、17近辺まで低下してきた。キャリートレードは金利をとることを目的とする以上、相場変動率の低下が必要条件となる。言い換えれば、円キャリー取引はボラティリティ(相場変動率)が上がらないことが前提条件の取引である。

VIX指数(日足)1年半にわたってボラティリティ(相場変動率)が低下中
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豪ドル/円(週足)14週ATR(赤)の低下と円安相場
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豪ドル/円(日足)14日ATR(赤)の低下と円安相場
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ドル/円(週足)14週ATR(赤)の低下と“レンジ相場”(金利差がないため)
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 国内に運用対象となる金融商品がすくない日本の投資家には、常に円売りのバイアスがかかっている。世界が出口戦略金利を模索するなか、出口のない日本の円が売られるというのも合理的である。円売りに反対する理由はない。しかし、一つ警鐘を鳴らしておくと、現在はボラティリティ(相場変動率)が下がりすぎである。

 最近では、筆者の運用ポートフォリオの半分はオプション取引(ボラティリティの売り)である。リーマンショック後は、現在まで1年半にわたってボラティリティ(相場変動率)が低下している。先月(2010年3月)はいろいろオプションのポジションを組んだが、少ししか儲からなかった。現在、ボラティリティを売っても妙味はない。オプション価格にプレミアムがないからだ。むしろ、この先は大局的に見てボラティリティの上昇に注意が必要な時間帯が到来することになろう。つまり、円キャリー取引もここからは慎重さが要求されると言うことだ。1年半もボラティリティが下がっているので、筆者は現在、ポジションを一部手仕舞い、短期的に現金の比率を上げている。

 アウトライト(投機)の取引では通貨であろうと株であろうと、相場が1σの外にあるうちは相場について行くことにしているが、円売りや株買いの相場はやや過熱ゾーンに入ってきており、今後ADXの低下には注意したい。

NYダウ(日足)
上段:ADX(赤)標準偏差ボラティリティ(青)
中段:ストキャスティック(NYダウのダブルループパターンは押し目買いの好機?)
下段:26日ボリンジャーバンド1σ
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日経平均株価(日足)
上段:ADX(赤)標準偏差ボラティリティ(青)
下段:26日ボリンジャーバンド1σ(緑)18日移動平均5%乖離(赤)
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ドル/円(日足) 円売り相場
上段:MACDのシグナル
中段:21日ボリンジャーバンド1σ
下段:ADX(赤)標準偏差ボラティリティ(青)
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ユーロ/ドル(日足) 現在、方向性は出ていない
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ドル/円(週足)一目均衡表の雲=抵抗帯
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〔今週の予想レンジ〕
 今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい。(データは2010年4月2日まで)

<チャートの見方>
上段:ADX方向性指数(緑) もちあい期間とトレンド期間の判定
   ATR相場変動幅(赤) 相場リスクの計測
   Dynamic Momentum Index(黄) 売られすぎ・買われすぎをみるオシレーター
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)

ドル/円 今週の予想レンジ
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ユーロ/ドル 今週の予想レンジ 
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ユーロ/円 今週の予想レンジ
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ポンド/円 今週の予想レンジ
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豪ドル/円 今週の予想レンジ
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