イワイFXウイークリーアウトルック 2010年4月26日
先週の相場はEU統計局が2009年のギリシャ財政赤字を12.7%から13.6%に上方修正し、ムーディーズがギリシャを格下げしたことでギリシャ国債の金利が急騰するなど、ギリシャへの催促相場となっていたが、週末にババンドレウ・ギリシャ首相が正式にEU(欧州連合)とIMF(国際通貨基金)に支援策の発動を要請すると、ギリシャ問題解決への道筋が見えてきた安心感を背景にユーロを買い戻す動きが強まった。
支援実行にはユーロ圏の他の15ヶ国の承認が必要であり、84億ユーロを負担する見込みのドイツが地方選挙(5月9日)を控えるなか、総楽観とはならないが、ギリシャの信用不安の後退でとりあえずリスク選好相場となりそうだ。
ユーロ/ドル(月足) 20ヶ月移動平均線
ドル相場はCNBCの「FOMCメンバーの少なくとも6人がモーゲージ担保証券(MBS)などの資産を近く売却することを支持している」との報道(4月23日)を受けてFRBの出口戦略への期待が高まっており、筆者は今年も米長期金利が6月にむけて一段高するものとみている。過去の相場ではFRBが実際に利上げを行うとドルは急落することが多いが、利上げ前の米金利高はドル買いで対処したい。
米10年国債金利(日足)
今年も6月に向けて金利高の傾向か・・
さて、4月12日のレポート「ドル/円相場20ヶ月移動平均線の攻防」が煮詰まってきている。ドル/円相場の大きな抵抗である一目均衡表週足の<雲>を相場は上抜いてきており、4月26日現在、94円08銭の20ヶ月移動平均線を4月<月足終値>で上に抜ければ、ドル/円相場は米金利のアノマリーである6月ピークに向けて一段高となるのではないだろうか。
ドル/円(週足)一目均衡表 抵抗である<雲>をブレイク
ドル/円(月足)20ヶ月移動平均線 4月26日現在、94円08銭
注目されたG20(20ヶ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)の声明において、人民元に関する言及がみられなかったことも円安をサポートしているが、今週は火曜から2日間開催されるFOMCが注目される。「長期間」という文言の変更や資産売却開始などの出口戦略に注目したい。
〔今週の予想レンジ〕
今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい。(データは2010年4月23日まで)
<チャートの見方>
上段:ADX方向性指数(緑) もちあい期間とトレンド期間の判定
ATR相場変動幅(赤) 相場リスクの計測
Dynamic Momentum Index(黄) 売られすぎ・買われすぎをみるオシレーター
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)
ドル/円 今週の予想レンジ
ユーロ/ドル 今週の予想レンジ
ユーロ/円 今週の予想レンジ
ポンド/円 今週の予想レンジ
豪ドル/円 今週の予想レンジ
































