イワイFX ウイークリーアウトルック2010年3月23日
ドル/円相場はマーケットの蚊帳の外に置かれている。日銀の20兆円バブルで株は堅調になっているが、米国債のマーケットでは米国の出口戦略が遅れるとの観測が浮上しているため、米国債金利の動きが止まっている。米国の金利と連動するドル/円相場の動きが止まっているのは致し方ない。中央銀行が市場の催促に先駆けて、出口戦略(利上げ)を行ったことは一度もない。出口戦略はいつも遅れるのである。だから株はバブル相場になってしまう。
現在の外為市場はボラティリティ(変動率)の低下が顕著となっている。これは通貨オプション取引に絡んだガンマプレイ(上がったら売って下がったら買うというオペレーション)の応酬によって、相場がレンジ相場になっているからである。
イワイFXチャート ユーロ/ドル(日足)
14日ADXおよび26日標準偏差ボラティリティの低下とレンジ相場
シカゴのファンド筋の間では、「この先、4月2日の米雇用統計まではこんな相場が続くのではないか?」といった観測も出ている。材料不足の相場の中で、ギリシャ関連の報道だけは相変わらず活発だ。来週の木・金曜日の「EU首脳会議」に向けて、外為市場ではユーロがらみの相場が続くことになろう。
現在の外為市場はユーロ絡みで動いているので、ユーロ/ドル相場のトレンドが明確となっている。筆者の短期売買(1時間足)は、最近ユーロ/ドルの順張りのみである。ADXのトレンドがきれいで、比較的稼ぎやすい動きが続いている。
イワイFXチャート ユーロ/ドル(1時間足)
21時間ボリンジャーバンド1σの飛び出しと14時間ADXの上昇局面
ユーロ/ドルのトレンドの美しさは他の通貨ペアと比べてもダントツであろう。FXビギナーの方はドル/円や豪ドル/円に比べてなじみがないかもしれないが、要は慣れの問題である。ユーロ/ドルの売買にもぜひトライしていただきたい。
<マルチタイムフレームでみるユーロ/ドル相場>
イワイFXチャート ユーロ/ドル(月足)
21ヶ月ボリンジャーバンド1σの飛び出しと14ヶ月ADXの上昇局面
イワイFXチャート ユーロ/ドル(週足)
21週ボリンジャーバンド1σの飛び出しと14週ADXの上昇局面
ユーロ/ドル(日足)
21日ボリンジャーバンド1σの飛び出しと14日ADXの上昇局面
どのようなタイムフレーム(時間枠)であっても、「ボリンジャーバンド(21)1σブレイクアウト+ADX(14)」の売買手法が機能していることが、ユーロ/ドルのトレンドの美しさの証明である。
〔今週の予想レンジ〕
今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい(データは2010年3月19日まで)。
<チャートの見方>
上段:ADX方向性指数(緑) もちあい期間とトレンド期間の判定
ATR相場変動幅(赤) 相場リスクの計測
Dynamic Momentum Index(黄) 売られすぎ・買われすぎをみるオシレーター
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)
ドル/円 今週の予想レンジ 
ユーロ/ドル 今週の予想レンジ 
ユーロ/円 今週の予想レンジ 
ポンド/円 今週の予想レンジ
豪ドル/円 今週の予想レンジ








