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椎名由紀夫の「FXの方程式」

椎名由紀夫

現役ファンドマネジャー、椎名由紀夫氏がタイムリーに提供する「プロの目から見た」相場見通し、ぜひ皆様の投資戦略のご参考としてお役立てください。

2010年2月アーカイブ

イワイFXウイークリーアクトルック 2010年2月22日

 日本時間19日の午前6時半に米公定歩合の引き上げ(公定歩合を0.25ポイント引き上げ0.75%にした)があったが、この時間帯に発表されることは予想外のことだったので、不意打ちである。公定歩合の引き上げ自体は、金融機関救済のためのジャブジャブ政策で通常よりFFレート(政策金利)とのスプレッドを縮小していたのを、正常に戻しただけである。

 日本の公定歩合と違って、米国の公定歩合はいわゆる“ペナルティー金利”であり、マーケットで資金調達できない金融機関のラストリゾートとなっている金利である(金融機関のFRB窓口貸し出しへの依存度は、市場の流動性改善に伴い低下している。17日の窓口貸し出し残高は141億ドルと、約1年前の651億ドルを大きく下回っている=ブルームバーグ)。したがって、FFレート(政策金利)の引き上げのようなインパクトはないが、米国にしては発表された時間が予想外で、タイミング的にはサプライズと言えるだろう。

 FRBは声明で、「これらの変更はFRBの融資手段の一段の正常化を意図している」と表明し、「家計と企業にとって金融条件の引き締めにつながるとは予想されない。経済と金融政策の見通し変更を示唆するものではない」と述べているが、筆者の友人の金利のトレーダーやブローカー達は(ポジショントークのバイアスが強いものの)、「米国が本格的な出口戦略に着手した」と騒いでいる。

 米公定歩合引き上げ後、「これで米国も利上げか?」とマーケットは先走ったが、「年内利上げの確率高いとの市場観測は行き過ぎ」「現在の政策スタンス、来年も継続する可能性の方が高い」(ブラード・セントルイス連銀総裁)・「今回の公定歩合の引き上げ、金融政策の変更を意味するものではない」(デュークFRB理事)・「公定歩合の引き上げ、政策金利の変更が差し迫っているというシグナルではない」(ロックハート・アトランタ連銀総裁)など、早期の政策変更期待を否定する報道の連続で、現在は一過性の動きとなっている。

 先のバーナンキFRB議長の議会証言原稿で明らかになったのは、FRBが現在3兆ドルあるMMFを800億ドル程度減らしたいと思っていることだ。バーナンキFRB議長は将来的に市場から1兆ドル程度資金を吸収したいと考えているようである。現在、米国の金利市場では、金利上昇やボラティリティ(変動率)の上昇に賭けるポジションをとっているファンド勢が多い。これらの連中は(当局のコメントに関係なく)、公定歩合引き上げを出口政策に向けての第一歩であるとして、米債売り(金利上昇)とドル買いを仕掛けてくると思われる。

 2月18日には米長期金利が3.8012%に上昇したことで、ドル金利と連動性の高いドル/円相場は92円07銭まで上昇した。

米長期金利とドル/円
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 昨年12月から筆者が行ってきた2月までのドル/円の押し目買い戦略は、2010年はまずまず成功したと言えるだろう。

ドル/円(月足) 4Qの大幅円高と1Qのリバウンド
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 さて、問題はここからの動きがどうなるか?である。ユーロ/ドルが20ヶ月移動平均を割り込んで以来、筆者の主要取引通貨はユーロ/ドルとなっているが、日足の26日標準偏差ボラティリティと14日ADXはピークアウト(天井をつけた可能性がある)を示唆しており、ここからは日足ベースで大きなレンジでのボックス相場となる可能性がある。もちろん、目先は1.35を割り込んでユーロ売り優勢の状況だが、このままADXが下がっていくようであれば、リバウンドにも気をつける必要があろう。

ユーロ/ドル(日足)26日標準偏差ボラティリティと14日ADX(右)
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ユーロ/ドル(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σの飛び出し局面と14時間ADX
(ユーロ/ドルは現在、最もよく動く通貨なので、1時間足でもトレンドは発生しやすい)
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 ドル/円相場は、日足の26日標準偏差ボラティリティと14日ADXが調整中(方向性がない)で、2月17日までは昼行灯相場となっていた。1時間足でもランダムな相場となっており、ほとんどの順張り取引は失敗となっている。ただし、昨日から26日標準偏差ボラティリティと14日ADXに底打ちの可能性が出てきており、ここから円安トレンドが発生するかに注目したい。

ドル/円(日足)26日標準偏差ボラティリティと14日ADX(右)
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ドル/円(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σの飛び出し局面と14時間ADX
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 今週は過去最大となる総額1,260億ドル規模の米国債入札が予定されている。ここで米長期金利が上昇すれば、ドル買いトレンドは自己強化プロセスに入るだろう。先週、ドル/円相場は抵抗帯である13-21日移動平均バンドをブレイクしており、今後、1月8日高値93円77銭をトライする可能性はあるのではないだろうか?いずれにせよ、現在のドル相場の行方は、米国の金利動向が全てである。

ドル/円(日足)13-21日移動平均バンド
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〔今週の予想レンジ〕
 今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい(データは2010年2月19日まで)。今週のポイント:24・25日のバーナンキFRB議長議会証言、過去最大となる総額1260億ドル規模の米国債入札など金利を動かす材料に注目したい。

チャートの見方(サンプル・ドル/円)
上段:ADX方向性指数(緑) もちあい期間とトレンド期間の判定
   ATR相場変動幅(赤) 相場リスクの計測
   Dynamic Momentum Index(黄) 売られすぎ・買われすぎをみるオシレーター
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)
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ドル/円 今週の予想レンジ
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ユーロ/ドル 今週の予想レンジ
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ユーロ/円 今週の予想レンジ
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ポンド/円 今週の予想レンジ
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豪ドル/円 今週の予想レンジ
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イワイFXウイークリーアウトルック2010年2月15日

 先週のレポートでは標準偏差ボラティリティ、あるいはADXという単一のトレンド指標で相場のもちあい期間(レンジ、ボックス、往って来い、など様々な表現が用いられる)とトレンド期間の判別方法について解説し、それらを認識することによって相場に対して優位性をもてる(勝つ確率を上げられる)可能性があることに言及した。

豪ドル/円(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σと14時間ADX
ADXを使って相場のもちあい期間とトレンド期間を認識
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 この相場の認識方法は、筆者のあらゆるトレード技術の根幹にあたる部分で、読者のトレードにも有益なヒントになると信じている。

 先週の相場はユーロ(ギリシャをはじめとするPIGS諸国)を巡る情報の交錯や、バーナンキFRB議長の議会証言原稿をめぐって騒がしい1週間となった。「マーケットが現在、何に注目しているか?」というマーケットテーマとその変質には筆者は十分に気を配っているが、相場参入はボリンジャーバンド1σとADXおよび標準偏差ボラティリティをみて決定している。相場の認識方法は、月足・週足・日足・1時間足などのタイムフレームを問わず、全て同一の認識手法である。

 相場のもちあい期間とトレンド期間の判定に、筆者は標準偏差ボラティリティ(オプション取引に利用)をメインに使っているが、標準偏差ボラティリティの代わりにADXを使っても問題はない。筆者は売り・買いのアウトライト(投機的)取引ではADXのほうを好んで使っている。下のチャートはユーロ/ドル(日足)の26日標準偏差ボラティリティと14日ADXの推移である。トレンドの有無の認識においては、どちらも似ていると言えるだろう。

ユーロ/ドル(日足)
26日標準偏差ボラティリティ(上段)と14日ADX(中段)の推移
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 以下のチャートはユーロ/ドルおよびドル/円の日足・1時間足のADXの推移である。トレンドフォロ-(順張り)はADXの上昇期におけるボリンジャー1σの飛び出し局面が、相場に勝つ確率が高い期間である。一方、ADXの低下期は逆張りがワークする可能性が高くなる。

ユーロ/ドル(日足)21日ボリンジャーバンド1σと14日ADX
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ユーロ/ドル(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σと14時間ADX
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ドル/円(日足) 2月11日現在、標準偏差ボラティリティはピークアウトし、レンジ相場を示唆している
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ドル/円(日足)21日ボリンジャーバンド1σと14日ADX
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ドル/円(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σと14時間ADX
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 最近のシカゴ市場の話題についてふれておこう。バーナンキFRB議長の議会証言原稿で明らかになったのは、FRBが現在3兆ドルあるMMFを800億ドル程度減らしたいと思っていることだ。バーナンキFRB議長は将来的に市場から1兆ドル程度資金を吸収したいと考えているようだ。流動性を吸収するには短期金利(FFレート)を上げる必要があるが、FRBはまず準備預金吸収手段を試すようである。あまり株にはよい話ではない。筆者は米国の出口戦略は遅れると思っているが、米10年債だけでなく、今後は短期金利の動きにも注意が必要だろう。

 ファンドマネージャーに人気があるネッド・デービス・リサーチの予測は、「4-6(第2四半期)と7-9月(第3四半期)に株価が下落し、弱気相場入りする可能性すらあるが、その後再び上昇に転じる」(ブルームバーグ)となっている。筆者も年前半勝負と思っているが、どうだろうか?

 豪ドルは12月の雇用者数は5万2,700人増となり、過去3年余りで最大となった。円相場は金利連動なので、この通貨は基本的に押し目買いでよいだろう。キャリー通貨として日本で人気のある南ア・ランドは「財務省と南ア準備銀行はインフレターゲットの妥当性や有効性について精査している」(金利低下要因)との声明を先月発表している。2月17日にゴーダン南アフリカ財務相が、「インフレターゲット政策についての詳細」について述べる予定となっており、相場の変動には一応注意しておきたい。

〔今週の予想レンジ〕
 今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい(データは2010年2月12日まで)。今週のポイント:相場の主導権はユーロが握っている。上がるも下がるもユーロ次第の相場でドル/円は蚊帳の外。15日・16日のユーロ圏財務相会合に注目したい。

チャートの見方(サンプル・ドル/円)
上段:ADX方向性指数(緑) もちあい期間とトレンド期間の判定
   ATR相場変動幅(赤) 相場リスクの計測
   Dynamic Momentum Index(黄) 売られすぎ・買われすぎをみるオシレーター
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)
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ドル/円 今週の予想レンジ
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ユーロ/ドル 今週の予想レンジ
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ユーロ/円 今週の予想レンジ
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ポンド/円 今週の予想レンジ
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豪ドル/円 今週の予想レンジ
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イワイFXウイークリーアウトルック 2010年2月8日

 先週の相場はユーロを中心に大荒れの展開となった。さて、読者の皆さんは先週から今週にかけてのユーロの急落相場(トレンド)を的確に捉える(売る)ことが出来ただろうか?

 筆者は20ヶ月移動平均線を下抜いたことで、ユーロ相場に関しては売りで対処しているが、相場参入のポイントはボリンジャーバンドの1σ(シグマ=1STD)抜け(飛び出し局面)である。日足より短いタームフレーム(時間枠)では、この順張り取引手法を使っている。

 ボリンジャーバンドの1σ(シグマ=1STD)抜け手法を使う根拠は、標準偏差の確率モデルにある。標準偏差は現代相場理論の基礎であり、根幹をなすものだ。相場価格の分布が正規分布であるという前提では、相場が平均値から±1σの値をとるのは全体の68%である。筆者は残りの32%の部分をトレンド(方向性)が発生している期間とみなして、順張りを行っている。ボリンジャーバンドは、移動平均線に標準偏差(±1σ・2σ)をプロットしたものである。

正規分布と標準偏差
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(相場価格の分布が正規分布であるという前提には落とし穴があり、母集団のデータが少ないと相場は正規分布しない。ゴールデンチームと言われたヘッジファンド=ロングターム・キャピタルは、この落とし穴にはまり破綻した。現実の相場は異常値の連続なので、標準偏差モデルを過信するのは危険である)

 この優劣でパフォーマンスが決まるということである。標準偏差ボラティリティは、確率の勝負においては最もロジカルな指標であることは間違いない。相場の逆張り・順張り・オプション取引など、何にでも使える便利な指標である。筆者は、長年この指標でトレンドの有無を確認してきた。それはこれからも変わらないだろう。

【サンプル:ドル/円相場(日足)】標準偏差ボラティリティとトレンドの判定 
13日標準偏差ボラティリティ(青)・26日標準偏差ボラティリティ(黄)
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 この標準偏差ボラティリティと同じような動きをするのは、DMI(Directional Movement Index 方向性指数)というテクニカル指標のなかにあるADXである。筆者は、標準偏差ボラティリティでは【26】という固定のパラメータを使っているおり(補助ツールとして【13】も使う)、ADXは【14】か【9】のどちらかのパラメータを使うことが多い。

 以下は、先週の相場のボリンジャーバンド1σの飛び出し局面(青)とADXの推移である。日足でも1時間足でも、ボリンジャーバンド1σの飛び出しとADXの上昇が、相場の有利な取引局面を示唆してくれている。もちろん、何度も痛い目にあって損切りも行っているが、それは相場についていくコストである。

ユーロ/ドル(日足)21日ボリンジャーバンドと14日ADX
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ユーロ/ドル(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σと14時間ADX
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ユーロ/円(日足)21日ボリンジャーバンドと14日ADX
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ユーロ/円(1時間足)21時間ボリンジャーバンド1σと14時間ADX
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〔今週の予想レンジ〕
 今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい(データは2010年2月5日まで)。今週のポイント:相場は売られすぎの状況にあるが、先週から加速しているファンドのリスク資産売却の動きがとまるかどうかに注目したい。ユーロ/円相場は対円相場の指標銘柄となるだろう。

<チャートの見方(サンプル・ドル/円)>
上段:ADX方向性指数(緑)もちあい期間とトレンド期間の判定
   ATR相場変動幅(赤)相場リスクの計測
   Dynamic Momentum Index(黄)売られすぎ・買われすぎ指標
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)
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ドル/円 今週の予想レンジ
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ユーロ/ドル 今週の予想レンジ
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ユーロ/円 今週の予想レンジ
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ポンド/円 今週の予想レンジ

豪ドル/円 今週の予想レンジ
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イワイFXウイークリーアウトルック 2010年2月1日

 通貨(カレンシー)ファンドの注目通貨ペアは、ユーロ/ドルである。ユーロ/ドルは現在、ドル/円やドル/スイスに比べかなり売られすぎの状況にあり、最弱通貨となっている。1月に入ってファンド勢がユーロ/ドルに注目しているのは、相場の分岐点である「20ヶ月移動平均線」を月足ザラ場で割り込んできたからだ。1月29日の月足終値で20ヶ月移動平均線を割り込んだので、ユーロ/ドルの中期トレンドは売りに転換し4年サイクルのボトムを付けに行く可能性が大きくなった。

ユーロ/ドル(月足) 4年サイクルの周期底と20ヶ月移動平均線
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ユーロ/ドル(月足) 50ヶ月サイクルと支持線・抵抗線
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ドル/円(月足) 20ヶ月移動平均線
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 20ヶ月移動平均線は(ポンドを除く)ドルストレートの通貨ペアの売買で最も信頼性の高い順張り指標であり、ファンド勢の注目度も高い。ユーロ/ドルの20ヶ月移動平均割れという現象は、ファンドにとっては儲かろうが損をしようが、とりあえず「仕掛けのポイント」なのである。

〔今週の予想レンジ〕
 今週のドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円相場は、以下のチャートの「黄色の部分をコア・レンジ」とした上下の緑色の部分までの変動を予想している。黄色のコア・レンジをブレイクすると、緑色のレンジに相場の方向が移りやすい(データは2010年1月29日まで)。現在、オバマ米大統領の米金融規制案(ボルカー・ルール)がマーケット・テーマとなっているが、ボルカー大統領経済回復諮問委員会委員長が2日に講演を行う。今週は米予算教書・米雇用統計・米ISM・ECB理事会など材料が目白押しである。ボルカー講演に注意したい。

<チャートの見方(サンプル・豪ドル/円)>
上段:ADX方向性指数(緑)もちあい期間とトレンド期間の判定
   ATR相場変動幅(赤)相場リスクの計測
   Dynamic Momentum Index(黄)売られすぎ・買われすぎ指標
下段:ゾーントレード=逆張りゾーン(黄)・順張りゾーン(緑)
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ドル/円 今週の予想レンジ
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ユーロ/ドル 今週の予想レンジ
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ユーロ/円 今週の予想レンジ
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ポンド/円 今週の予想レンジ
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豪ドル/円 今週の予想レンジ
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